伸和ホールディングス(7118)がアンビシャスに新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。地方上場の飲食事業なので勿体ないIPOです。


主幹事はアイザワ証券が務め公開株数170,000株、オーバーアロットメントはありません。上場規模は想定発行価格1,650円から計算すると約2.8億円になります。


伸和ホールディングスIPOが上場承認
※伸和ホールディングス公式サイト引用


業績規模は問題なく地方上場ということが勿体ないです。


ただ北海道を中心とした店舗形態なので自然と地場証券に上場する流れになりますよね。


飲食業は企業間の競争が激しいため調べてみると、オリジナル商品の「生つくね」等の北海道食材や丁寧な接客サービスにこだわり他社と差別化しているそうです。


生つくねが有名のようです。また居酒屋と店舗形式の総菜販売がメインになります!


伸和ホールディングス(7118)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日10月21日
市場札幌証券取引所アンビシャス
※既上場市場はTOKYO PRO Market
業種小売業
事業内容飲食事業として「炭火居酒屋炎」、物販事業としてお持ち帰り専門店「美唄焼鳥・惣菜炎」の展開、冷凍加工食品の卸売
ブックビルディング10月02日~10月08日
想定価格1,650円
仮条件1,400円~1,650円
公開価格1,650円
初値結果1,530円(騰落率-7.27%)
企業情報https://shinwa-holdings.co.jp/
監査人有限責任監査法人トーマツ
手取金の使途新店出店のための設備投資資金に充当予定


項目株数データ
公募株数50,000株
売出株数120,000株
公開株数(合計)170,000株
オーバーアロットメント0株
上場時発行済み株数1,350,000株
想定ベースの時価総額約22.3億円
幹事団アイザワ証券(主幹事)
SBI証券
北洋証券
東海東京証券
マネックス証券
岡三証券
あかつき証券
東洋証券
委託見込SBIネオトレード証券
岡三オンライン


伸和ホールディングス(7118)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格1,650円を基に吸収金額を算出すると約2.8億円となります。オーバーアロットメントはありません。


同社グループは伸和ホールディングスと連結子会社(株式会社エイチビーフーズ)の計2社で構成されています。


北海道を中心とした飲食事業及び物販事業、全国の商社等を対象とした卸売事業を展開しています。エイチビーフーズは飲食事業における酒類の仕入拠点となっています。


伸和ホールディングスの業績
※有価証券届出書引用


飲食事業としては、居酒屋業態の「炭火居酒屋 炎」、焼肉専門業態の「ホルモン一頭買い 牛乃家」、バル業態の「洋食バル 函館五島軒」と「生ソーセージバル レッカー」、


フードコート業態の「ヒンナヒンナキッチン 炎」の5ブランドを直営方式で店舗展開しています。


伸和ホールディングスのサービス
※有価証券届出書引用


物販事業としては、惣菜販売業態の「美唄焼鳥・惣菜 炎」、お持ち帰りとイートインの併合業態の「カレーハウス レッツゴーカレー」の2ブランドを直営方式で店舗展開しています。


卸売事業としては、冷凍加工食品の企画・製造・卸売販売を行っています。


伸和ホールディングスの販売実績
※有価証券届出書引用


伸和ホールディングス(7118)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2006年8月17日、北海道札幌市西区二十四軒二条三丁目2番36号に本社を構えます。社長は佐々木稔之氏(1972年7月24日生まれ52歳)※2024年9月12日調べ


従業員数94人で臨時雇用者1,354人、平均年齢39.2歳、平均勤続年数5.2年、平均年間給与4,303,000円です。連結従業員数も同様です。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
株式会社STT599,900株46.15%
佐々木 稔之350,000株26.92%
佐々木 智範350,000株26.92%
合同会社Soffice100株0.01%
※株主上位4名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2025年4月18日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


親引けはありません。


伸和ホールディングス(7118)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。


最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


【独自初値予想】
  • 第一弾1,500円~1,800円
  • 第二弾1,380円~1,600円
※アンビシャスは資金が入りにくいので注意が必要


仮条件が1,400円~1,650円に決定し上場による吸収金額は最大で約2.8億円、時価総額は約22.3億円になります。


人気業態でも地方上場だと資金流入が厳しいと判断されています。また幹事構成が問題だとの指摘もあるようです。さらにシンジケートカバーがないため売りが売りを呼ぶ展開もあり得るようです。


業績も頭打ち感があり、出店も道内では限られてきそうです。すすきのでドミナント出店していても限界があると思います。


直近上場の地方銘柄の連続公開価格割れにより地方市場に投資する物好きも少ないと観測されています。かなり厳しそうな印象を受けます。


大手初値予想1,600円~1,900円
修正値1,400円~1,650円
最終予想1,450円

※注目度C、幹事引受価額1,518円


業績を確認すると2025年3月の連結予想を確認することができました。売上60.48億円となり前期比3.01%増、経常利益1.99億円となり前期比4.33%減となります。


四半期利益は1.41億円となり前期比0.71%増を予想しています。


公開価格が1,650円決定の場合の指標はEPS106.89からPER15.44倍、BPS536.13からPBR3.08倍になります。配当は1株当たり32円なので配当利回り1.94%になります。


いずれ株主優待が新設される可能性はありそうですが公募組にはあまり関係がないため売り圧力が高そうです。


kimukimu

某紙では業績に勢いが見られないため成熟企業と見ているようです。現時点でインカムゲインは微々たるものなので積極的な買いは難しいようです。



ちなみに某紙では売り気配濃厚だと観測されています!


大幅に割れた場合は買い支えがないため「誰が買うの?」と心配もありますよね。公開規模は小さめですけど割れる予想がでています。


幹事名割当株数引受割合
アイザワ証券(主幹事)136,800株80.47%
SBI証券7,700株4.53%
北洋証券6,800株4.00%
東海東京証券6,800株4.00%
マネックス証券3,400株2.00%
岡三証券3,400株2.00%
あかつき証券3,400株2.00%
東洋証券1,700株1.00%


アイザワ証券に口座があれば当選しやすそうです。伸和ホールディングスはコロナ禍を経て業績が回復しているようです。


グロース市場なら期待できますがアンビシャスというのが残念です。しかも主幹事慣れしていないアイザワ証券です。


現時点で株主優待がないため今後に期待しましょう。幹事構成から当選は難しそうです。


kimukimu

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類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
光フードサービス(138A)PER18.28倍PBR2.99倍
チムニー(3178)PER22.49倍PBR4.89倍
コロワイド(7616)PER88.17倍PBR4.96倍
※2024年10月02日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2024年3月30日~2032年3月29日23,500株150円
2024年3月30日~2032年3月29日20,510株124円


ストックオプション(新株予約権)は44,010株が上場時に行使期限を迎えます。


発行済株式総数1,300,000株に対する新株予約権の割合は3.39%に相当します。新株予約権による潜在株式数は44,010株です。


伸和ホールディングス(7118)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

北海道のすすきのが近くだと店舗がたくさんあるようです。ドミナント出店を進めているそうです。


IPOとしての魅力はあまりありません。私なんて熊本県に住んでいるため店舗に行くことすらできません。


伸和ホールディングスIPOのまとめ
※伸和ホールディングス公式サイト引用


主幹事がアイザワ証券なので気になる方は店頭配分が期待できると思います。欲しければですけどね。


コロナ禍では苦しんだようですが現在は持ち直しています。自己資本比率20%を財務上の指標としているそうです。


参入障壁は低いと思いますが現時点で上手くいっているようなので上場後も業績に期待できそうです。株主優待期待はありますが地方上場なのでどうでしょうね。


kimukimu

株価を気にするというよりも上場の冠を得たいだけだと感じます。TOKYO PRO Marketからの昇格になります!



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