ライスカレー(195A)がグロース市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。人気がありそうなIPOなので積極的に抽選に参加したいと思います


主幹事はみずほ証券が務め公開株数706,100株、オーバーアロットメント105,900株です。上場規模は想定発行価格1,420円から計算すると約11.5億円になります。


ライスカレー(195A)IPOが上場承認
※ライスカレー公式サイト引用


ライスカレーグループはSNSを中心に収集したコミュニティデータを通じ、多様化するコミュニティごとの趣味嗜好やニーズを分析し、商品・サービスの開発やマーケティング活動に活用している企業です。


SNSデータの活用ということでIPOで人気が見込めそうです。ただしベンチャーキャピタル出資が多い懸念材料があります。


この手のIPOだと初値2倍越えが期待できるはずなんですが、地合いが悪いため2倍は厳しいかもしれません。代表の大久保遼氏はゴールドマン・サックス証券出身なので上手くやりそうな気がしています。


新型コロナウイルス感染拡大以降の個人のネット接続時間が長くなったとデータが出ているそうなので、Z世代やミレニアル世代をターゲットとしている企業には魅力あるサービスかもしれません。


ライスカレー(195A)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日6月19日
市場グロース市場
業種サービス業
事業内容自社のSNSデータ分析ツールを駆使した企業のマーケティング支援および自社のブランド販売事業
ブックビルディング6月03日~6月07日
想定価格1,420円
仮条件1,240円~1,420円
公開価格1,420円
初値結果1,560円(公開価格1.10倍)
企業情報https://ricecurry.co.jp/
監査人太陽有限責任監査法人
手取金の使途
  • 人材採用費及び人件費
  • 広告宣伝費
  • 事業投資資金


項目株数データ
公募株数229,500株
売出株数476,600株
公開株数(合計)706,100株
オーバーアロットメント105,900株
上場時発行済み株数2,968,590株
※公募分を含む
想定ベースの時価総額約42.2億円
幹事団みずほ証券(主幹事)
野村證券
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
松井証券
極東証券
東海東京証券
委託見込SBIネオトレード証券
DMM.com証券


ライスカレー(195A)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格1,420円を基に吸収金額を算出すると約10.0億円となり、オーバーアロットメントを含めると約11.5億円規模の上場となります。


同社グループはライスカレーと連結子会社1社(株式会社RiLi)により構成され、インターネットコミュニティ領域において事業を展開しています。


インターネットコミュニティ領域は個人の滞在時間が大幅な増加傾向にあります。


これを同社は大きなトレンドを踏まえ、消費者が今後より一層インターネットコミュニティ領域の中での消費行動を拡大していくと考えています。


ライスカレーIPOの業績
※有価証券届出書引用


自社開発したコミュニティデータマネジメントツール群であるデータクラウドを基盤として、企業向けにサービスを提供するエンタープライズ領域と一般消費者向けにブランドやサービスを提供するコンシューマ領域を展開しています。


特徴としてはデータクラウド「CCXcloud」シリーズによって蓄積・分析された、SNSをはじめとするコミュニティに関連する資産を持っていることです。


「CCXcloud」はSNSをはじめとしたコミュニティから取得できるマーケティングデータやユーザーのインサイト、EC等の購買データなど多様なコミュニティデータの蓄積・分析が可能だそうです。


ライスカレーの事業構成図
※有価証券届出書引用


同社グループは自社コミュニティとしてさまざまなテーマ、年齢層に向けたメディアコミュニティやクリエイターコミュニティを運営しており累計400万人を超えるコミュニティ規模となっています。


「CCXcloud」に蓄積したコミュニティデータをもとに、一般消費者向けにさまざまなコミュニティブランドをはじめとした各種サービスを展開しています。


また、「CCXcloud」に蓄積されたコミュニティデータから生み出されたマーケティングソリューションを顧客に提供する、コミュニティマーケティング関連サービスを展開しています。


ライスカレーの販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


ライスカレー(195A)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2016年4月01日、東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号渋谷マークシティウエスト20階に本社を構えます。


代表取締役は大久保遼氏(1989年4月23日生まれ)、株式保有率は42.13%(1,367,730株)です。ゴールドマン・サックス証券出身となっています。※新株予約権を含む


従業員数81人で臨時雇用者30人、平均年齢31.8歳、平均勤続年数3.32年、平均年間給与4,576,000円です。連結従業員数は88人で臨時雇用者は38人です。


セグメントはコミュニティデータプラットフォーム事業の単一セグメントになります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
大久保 遼1,367,730株42.13%
GMOベンチャー通信スタートアップ支援株式会社144,720株4.46%
川上 慶士100,000株3.08%
株式会社丸井グループ94,000株2.90%×
みずほ成長支援第3号投資事業有限責任組合90,110株2.78%
森岡 祐平90,000株2.77%
GMOメイクショップ株式会社87,260株2.69%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2024年12月15日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


ベンチャーキャピタル保有株には90日間(2024年9月16日まで)のロックアップ付与、ロックアップ解除倍率は発行価格(売出価格)の1.5倍以上となっています。


上場前の第三者割当等による新株予約権の割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。


親引けはありません。


ライスカレー(195A)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件が1,240円~1,420円に決定し上場による吸収金額は最大で約11.5億円、時価総額は約42.2億円になります。


大手予想では堅調な初値が期待できるそうです。ステルスマーケティング規制には対応済みとなっておりSNS領域で力を発揮しているようです。


ただ既に新味がなく公開価格20%程度の上昇なら良いのでは?と観測さています。学びエイド(184A)に資金が入らなかったことが要因みたいですね。


大手初値予想2,000円~2,500円
修正値1,550円~1,800円
最終予想1,800円

※注目度B


業績を確認すると2025年3月期の連結予想を確認することができました。売上28.41億円となり前期比19.67%増、経常利益3.19億円となり前期比258.43%増となります。


四半期利益は2.69億円となり前期比146.79%増を予想しています。


公開価格が1,420円決定の場合の指標はEPS92.32からPER15.38倍、BPS404.18からPBR3.51倍になります。配当や株主優待の設定は現時点でありません。


SNSマーケティングは市場規模拡大が続いていますが上場企業の業績がまちまちなので適正なPERがわかりにくいようです。参考になりそうなのはトレンダーズ(6069)のようです。


吸収金額的には問題なさそうですがVC出資分には公開価格1.5倍以上でロックアップが外れるため警戒されているようです。この規模で初値2倍に届かない環境が寂しく思います。


公募組は利益が狙えるようなので積極的にIPO抽選には参加したいと思います!


幹事名割当株数引受割合
みずほ証券(主幹事)628,700株89.04%
野村證券49,400株7.00%
SBI証券7,000株0.99%
楽天証券7,000株0.99%
マネックス証券3,500株0.50%
松井証券3,500株0.50%
極東証券3,500株0.50%
東海東京証券3,500株0.50%


上場規模が小さく需給不安はなさそうです。今期黒字化となる予想が出ていますが業績不安が若干ありそうです。


IPOにおいて不安はないため積極的にIPO抽選に参加しておいてよさそうです。今年8期目のスピード上場と言えそうです!


ただベンチャーキャピタル出資が多い懸念があります。とりあえず初値は公開価格1.5倍程度を狙う展開でしょうか。みずほ証券案件なので当選確率は低そうです。


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類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
トレンダーズ(6069)PER11.83倍PBR1.77倍
アジャイルメディア・ネットワーク(6573)PER-倍PBR21.68倍
Birdman(7063)PER-倍PBR14.93倍
※2024年6月03日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2017年8月01日~2027年8月01日90,000株264円
2021年10月10日~2029年10月09日95,600株459円
2023年4月30日~2031年4月28日179,000株688円
2023年8月04日~2032年2月03日57,000株1,109円
2024年2月05日~2032年2月01日40,000株1,109円
2025年4月01日~2033年3月30日46,000株2,128円


ストックオプション(新株予約権)は461,600株が上場時に行使期限を迎えます。


発行済株式総数2,739,090株に対する新株予約権の割合は18.53%に相当します。新株予約権による潜在株式数は507,600株です。


ライスカレー(195A)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

ライスカレーのIPOは来期業績が伸長すれば面白そうです。


コミュニティブランド展開やソーシャルメディアを用いた事業拡大が期待できる新規領域の見極めも今後行い収益化を狙うそうです。


ライスカレー(195A)IPOのまとめ
※ライスカレー公式サイト引用


データクラウドの「CCXcloud」を基盤とし、企業から一般消費者までSNS上の消費活動・情報発信に関する横断的なデータを蓄積しています。


データから導かれる多様なインサイトを軸に事業領域における相互シナジーを発揮した事業成長を実現し競合優位性を構築しているそうです。


コンシューマ領域を展開する「BtoC EC市場」は拡大し続けているそうなので業績期待は大きそうです。


コロナ禍の巣ごもり需要でEC市場規模の一時的な底上げもありましたが、その後も対象市場は伸び続けているそうです!


kimukimu

中長期戦略ではSNSを中心とした市場の成長を牽引し、コミュニティ消費時代のキープレイヤーとしての圧倒的なポジションの確立を目指しているそうです。

最近個人的に思うことですが目論見に書かれている表現が強めになっている気がします。それだけ自信があるということ?



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今月末までは適用されるためよかったらお早めにお申し込みください。詳しい内容は公式サイト又は下記記事にまとめています。


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