ロココ(5868)がスタンダード市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。利益がしっかり出ている企業なので初値期待のIPOだと思います。


主幹事は野村證券が務め公開株数1,350,000株、オーバーアロットメント202,500株です。上場規模は想定発行価格710円から計算すると約11.0億円になります。


ロココ(5868)IPOが上場承認
※ロココ公式サイト引用


ITアウトソーシングを中心に事業展開し、システム開発や導入支援まで行う企業です。


IPO的には人気の企業なので公開価格を超えてくると思います。スタンダード市場への上場となっていますが直近の利益の伸びが凄いです。


ITを用いた多様なサービスを導入し、上場後は新たな領域における新サービスを生み出したいとあります。AI等の先端技術を用いた創造的なソリューションを開発するようです。


人材の課題はあるようですが従業員数が多く企業規模も大きい企業となっています。


IT系ビジネスで野村證券主幹事の小粒案件なので全力申込みで良さそうですね!


ロココ(5868)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日12月20日
市場スタンダード市場
業種サービス業
事業内容ITアウトソーシング・BPOサービス及びシステム開発・保守・導入支援等
ブックビルディング12月04日~12月08日
想定価格710円
仮条件900円~940円
公開価格1,128円
※仮条件上限を20%上回る価格に決定
初値結果1,100円(騰落率-2.48%)
企業情報https://www.rococo.co.jp/
監査人PwC京都監査法人
手取金の使途
  • 人材雇用・研修教育費
  • 海外進出のための現地市場調査費
  • 銀行からの借入金返済


項目株数データ
公募株数900,000株
売出株数450,000株
公開株数(合計)1,350,000株
オーバーアロットメント202,500株
上場時発行済み株数3,500,000株
※公募分を含む
想定ベースの時価総額約24.9億円
幹事団野村證券(主幹事)
みずほ証券
岩井コスモ証券
岡三証券
SBI証券
楽天証券
松井証券
委託見込岡三オンライン
DMM.com証券


ロココ(5868)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格710円を基に吸収金額を算出すると約9.6億円となり、オーバーアロットメントを含めると約11.0億円規模の上場となります。


同社グループの事業は、アウトソーシングサービスを行うITO&BPO事業、システム開発・保守・導入支援を行うクラウドソリューション事業、海外法人としてオフショア拠点にて開発・保守業務を行う海外事業の3つに区分されます。


更にITO&BPO事業及びクラウドソリューション事業はそれぞれ複数の事業で構成されています。


ITO&BPO事業では、IT人材の常駐によるアウトソースを主とする「ITサービスマネジメント事業」、ITに限らず様々な業務に対応したコールセンター・BPOサービスを行う「カスタマーコミュニケーション事業」、


エンターテインメント顧客へライブチケットの配席管理等を行う「イベントサービス事業」の3つのアウトソーシングサービスを行います。


ロココ(5868)の業績
※有価証券届出書引用


クラウドソリューション事業では、米国ServiceNow社が提供するプラットフォームシステムの導入支援・運用保守の日本展開を行っている「ServiceNow事業」、


自社製品の勤怠管理システムRocoTime(ロコタイム)の開発・販売を行っている「HRソリューション事業」、


システムの受託開発・保守及び米国Microsoft社が提供する(Microsoft Dynamics365/Power Platform)の導入支援・運用保守を行う「システムソリューション事業」、


自社製品の顔認証システムAUTH(オース)シリーズ及び入退場ゲートシステムの開発・販売・保守を行っている「ソリューション事業」の4つのサービスを行っています。


ロココ(5868)IPOの事業内容
※有価証券届出書引用


主力事業はITサービスマネジメント事業になり関東圏、関西圏を中心に製造業、卸売業、小売業、金融機関等、様々な業種において利用されています。


PC-LCM(PCの調達から廃棄までのライフサイクルの管理)、ヘルプデスク、キッティングサービス、インフラ・ネットワーク構築、エンジニア常駐など幅広いサービスを提供しています。


複雑化、高度化する顧客ニーズに応えるため、アウトソースする人材の正社員比率は80%を超える高い水準を維持しているそうです。


また、顧客との契約は長期継続が基本で最近2事業年度の年間顧客解約率は5%未満だそうです。


ロココ(5868)IPOの販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


海外事業では中国・寧波及びフィリピン・セブをオフショア開発の拠点として、システム開発を一部委託することにより、コスト面とスピード面での優位性を高めています。


寧波楽科科信息技術有限公司の開発エンジニアは100%正社員を採用し、日本と中国の語学及びITスキルを兼ね備えたシステムエンジニアを配置しいます。


ロココ(5868)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は1994年6月07日、大阪府大阪市中央区西心斎橋二丁目1番5号日本生命御堂筋八幡町ビル3階に本社を構えます。


社長は長谷川一彦氏(1951年12月23日生まれ)、株式保有率は68.88%(1,940,000株)です。※資産管理会社保有分を含む


従業員数554人で臨時雇用者48人、平均年齢37.5歳、平均勤続年数7.3年、平均年間給与4,949,000円です。連結従業員数は637人で臨時雇用者は51人です。


連結のセグメント別従業員数はITO&BPO事業388人(臨時44人)、クラウドソリューション事業118人(臨時0人)、その他83人(臨時3人)、全社共通48人(臨時4人)となっています。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
株式会社イッシン1,300,000株46.16%
長谷川 一彦640,000株22.72%
長谷川 裕美100,000株3.55%
吉原 美智代98,400株3.49%
加藤 芳男50,000株1.78%
西本 憲二42,400株1.51%
河村 博文38,400株1.36%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には90日間のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


この他、ロココ社員持株会は上場日から180日間は普通株式の売却等を行わない合意がなされています。また、上場前の第三者割当等による新株予約権の割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。


親引けはロココ社員持株会が70,000株を上限として要請する予定となっています。


ロココ(5868)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件が900円~940円に決定し吸収金額が最大で約14.6億円、時価総額は約32.9億円になります。大幅な仮条件上振れとなっています!


減益リスクが高いと考えられていたため予想外の上振れのようです。


そもそも想定発行価格がディスカウントし過ぎだということで上振れでも問題ないようですね。主幹事が野村證券で仮条件上振れなのでポジティブに考える投資家が多いはずです。


某紙によればジャニーズ関連売上の低迷により、しばらく業績低迷が続くようです。改善策は模索中のようですね。


大手初値予想1,000円前後
修正値1,300円~1,500円
最終予想1,300円

※注目度B、公開価格が上振れしましたが予想値の修正値はありません!


業績を確認すると2023年12月期の連結予想を確認することができました。売上72.03億円となり前期比3.95%増、経常利益4.67億円となり前期比33.09%減となります。


四半期利益は3.11億円となり前期比31.35%減を予想しています。


公開価格が940円決定の場合の指標はEPS118.33からPER7.94倍、BPS616.23からPBR1.53倍になります。配当や株主優待の設定は現時点でありません。


利益から考えると上場規模が大きいとは言えないので公開価格割れはなさそうです。


アウトソーシングサービスを主力としていますが、クラウド関連が好調ということで類似企業比較だとやや高めのPERでも許容できそうです。


仮条件上振れでも類似企業比較では割安水準にあります。


kimukimu

公募組は利益を見込めそうなので積極的にIPO抽選に参加しておいてよさそうです!



幹事名割当株数引受割合
野村證券(主幹事)1,226,000株90.81%
みずほ証券52,000株3.85%
岩井コスモ証券21,000株1.56%
岡三証券21,000株1.56%
SBI証券10,000株0.74%
楽天証券10,000株0.74%
松井証券10,000株0.74%


スタンダード銘柄となりますが個人的には全力で申込み予定です。株単価が安いため多くの方が同じようなスタンスだと思います。


当選確率を高くしたいのであれば主幹事からの申込みをお勧めします。店頭で申込むような銘柄ではなさそうです。複数株配分期待があるレベルの方は積極的に店頭を利用しておきましょう。


私には無関係なのでネット口座で申込んでおきます!


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110億円のファンド組成ができる企業は他にないのでは?そもそも投資家の資金がそんなに集まりませんからね。マジこの会社凄いです。


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投資する必要はありませんが投資もご検討ください。不動産担保ローンファンドは高利回りなので投資チャンスだと思います!




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
Ubicomホールディングス(3937)PER21.12倍PBR4.64倍
Sun Asterisk(4053)PER25.82倍PBR4.25倍
ヒューマンクリエイションホールディングス(7361)PER8.88倍PBR3.80倍
※2023年12月04日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2021年1月18日~2029年1月16日86,300株75円
2024年11月17日~2034年11月16日130,000株1,050円


ストックオプション(新株予約権)は86,300株が上場時に行使期限を迎えます。


発行済株式総数2,600,000株に対する新株予約権の割合は8.32%に相当します。新株予約権による潜在株式数は216,300株です。


ロココ(5868)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

ロココのIPOは特に問題ないと思います。


ベンチャーキャピタルの資本も入っていないみたいなのでセカンダリー期待もあると思います。地合いが良ければ面白そうですね。


ロココ(5868)IPOのまとめ
※ロココ公式サイト引用


上場ラッシュ中のIPOと考えると勿体ない気がします。今期業績が落ち込まない限り人気でしょう!


同社グループは、顧客と直に長期の信頼関係を構築していることでノウハウを蓄え、付加価値の高い提案を行えることを強みにしています。


年間顧客解約率が5%未満となっていることも安心材料です。また、M&Aを利用して事業規模拡大を行っている企業なのでこの辺りはやや注意が必要です。


公募組は他の銘柄に申込むついでにロココのIPOにも申込んでおけば良いと思います。利益が見込める銘柄は全て申込んでおきましょう。当たればラッキーですからね!


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