バリュークリエーション(9238)のIPOがグロース市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。小粒上場のため初値売却で利益が狙えると考えています。


主幹事はSBI証券が務め公開株数303,000株、オーバーアロットメント45,400株です。上場規模は想定発行価格1,790円から計算すると約6.2億円になります。


バリュークリエーション(9238)IPOが上場承認
※バリュークリエーション公式サイト引用


公開株数が少ないため需給ひっ迫となりそうです。


事業は運用型広告を中心としているためIPOではそれなりに人気が見込めそうです。ただ新奇性はないため上場後は競合と似たような株価で推移すると思います。


また、取引継続率が高くクライアントとの継続的な関係構築は上手くいっているようです。


2020年7月にサービスを開始した解体の窓口というサービスは逆オークションになるため面白みがあります。


IPO的にはDX関連と言うことで人気でしょう!


バリュークリエーション(9238)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日11月22日
市場グロース市場
業種サービス業
事業内容マーケティングDX事業、不動産DX事業(住宅解体のマッチングプラットフォームの運営)
ブックビルディング11月07日~11月13日
想定価格1,790円
仮条件1,610円~1,790円
公開価格1,790円
初値結果3,090円(公開価格1.73倍)
企業情報https://value-creation.jp/
監査人ESネクスト有限責任監査法人
手取金の使途
  • 設備資金
  • 借入金返済
  • 採用費及び人件費


項目株数データ
公募株数105,000株
売出株数198,000株
公開株数(合計)303,000株
オーバーアロットメント45,400株
上場時発行済み株数1,105,000株
※公募分を含む
想定ベースの時価総額約19.8億円
幹事団SBI証券(主幹事)
大和証券
マネックス証券
楽天証券
あかつき証券
岩井コスモ証券
極東証券
東洋証券
松井証券
丸三証券
水戸証券
むさし証券
委託見込SBIネオトレード証券
大和コネクト証券
DMM.com証券


バリュークリエーション(9238)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格1,790円を基に吸収金額を算出すると約5.4億円となり、オーバーアロットメントを含めると約6.2億円規模の上場となります。


同社はマーケティングDX事業で個社別の集客に関する課題を解消、また業界の集客課題の特定を行い、解消のための集客ノウハウを蓄積させています。


マーケティングで培ったノウハウや課題意識を活かし不動産DX事業において解体の窓口を運営しています。


具体的には、顧客のWeb領域における課題を総合的に解決する「マーケティングDX事業」と不動産領域における課題を総合的に解決する「不動産DX事業」を営みます。


バリュークリエーション(9238)の業績
※有価証券届出書引用


マーケティングDX事業では、運用型広告を中心とするプロモーション手法を通じ、顧客のWebサイトへの集客を適切に行うための課題抽出を行います。


戦略立案から広告の運用までを一貫して実施し広告の出稿量に比例した報酬を得ています。


主に検索連動型広告やディスプレイ広告、インフィード広告等の運用型広告になるそうです。


顧客のマーケティング戦略に応じて複数種類の広告手法・プラットフォームを柔軟に組み合わせ、プロモーションを設計・運用しているそうです。


バリュークリエーション(9238)IPOの事業概要
※有価証券届出書引用


2008年の創業から現在まで業界や業種特有の課題を識別、情報を蓄積することでサービス品質を高めているそうです。


その結果、顧客との良好なリレーションを構築することができ取引継続率は約97%を保持しているそうです。これは凄い数値ですね。


ターゲット領域は、規模は大き目でDX化に遅れていて、これからDX化に取り組む業界やセクターであるレガシー業界をマーケティング支援の対象としているそうです。


既存の商習慣や伝統などによりDXに取り組むことが遅くなった市場として支援可能領域が大きいそうです。


バリュークリエーション(9238)の販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


不動産DX事業では、DXで解体業界に新たな価値を届けるべく「解体の窓口」を運営しています。


解体の窓口という自社メディアは、業者との直接のやりとりが不要、見積もり比較から解体後の土地の売却まですべてオンライン完結できるサイトとなっています。


所有する物件を解体したいと考えているユーザーとユーザーを探している解体業者をマッチングさせ、物件情報と写真をもとに全国の約1,500社の解体業者の中から解体費用の見積もり入札が届く「逆オークション」を採用しています。


2023年9月時点でマッチング希望者数が20,000人を突破し、サービス開始から順調に推移しています。


バリュークリエーション(9238)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2008年4月01日、東京都渋谷区恵比寿1-21-10えびすアシスト4階に本社を構えます。社長は新谷晃人氏(1982年10月04日生まれ)、株式保有率は22.47%(255,400株)です。※資産管理会社保有分を除く


従業員数44人で臨時雇用者48人、平均年齢31.5歳、平均勤続年数3.9年、平均年間給与5,714,117円です。


セグメント別従業員数はマーケティングDX事業33人(臨時36人)、不動産DX事業6人(臨時12人)、全社共通5人(臨時0人)となっています。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
合同会社ひまわり650,000株57.18%
新谷 晃人255,400株22.47%
大坂谷 優介34,180株3.01%
株式会社エアトリ22,800株2.01%
乗冨 健矢21,640株1.90%
和田 晃一18,980株1.67%
田中 佑弥17,720株1.56%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2024年5月19日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


また、ベンチャーキャピタル出資や同社株を売却しそうな株主が確認できます。エアトリやベクトルはそのうち売ってくると思います。


親引けはありません。


バリュークリエーション(9238)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件が1,610円~1,790円に決定し上場による吸収金額は最大で約6.2億円、時価総額は約19.8億円になります。仮条件は想定発行価格が上限となっています。


ネット広告代理店という位置づけになり新味はありませんが、上場規模が小さいことで投資妙味がありそうです。


2023年11月は上場数が少ないため同社がターゲットになれば面白いかもしれません。VC出資等は確認できますが上場時に売却は基本的にできません。


ただ現時点では公開価格1.5倍あたりが初値目処になる予想が出ています。イケイケ市場なら初値持越しもあり得そうですが地合いが悪いようです。


大手初値予想3,000円~4,000円
修正値2,700円~3,000円
最終予想3,000円

※注目度B


業績を確認すると2024年2月期の単独予想を確認することができました。売上30.27億円となり前期比7.23%増、経常利益1.48億円となり前期比22.31%増となります。


四半期利益は0.95億円となり前期比10.47%増を予想しています。


公開価格が1,790円決定の場合の指標はEPS91.87からPER19.48倍、BPS371.22からPBR4.82倍になります。配当金は12円予定なので配当利回り0.67%になります。


株価設定は妥当だと考えられているようです。


同社は取引継続率が高く上場後の事業展開によっては業績期待が持てそうです。従業員数は今期14人増となっているため来期以降に期待といった状況でしょう。


kimukimu

結局、IPO的には人気業種で上場規模が小さいことから投機的な資金を呼び込むことができれば初値高騰となりそうです。



公開株数が少なく面白そうな銘柄ですけどIPOチャレンジポイントをつぎ込むには今一つかもしれません。


幹事名割当株数引受割合
SBI証券(主幹事)267,300株88.22%
大和証券18,100株5.97%
マネックス証券2,400株0.79%
楽天証券2,400株0.79%
あかつき証券1,600株0.53%
岩井コスモ証券1,600株0.53%
極東証券1,600株0.53%
東洋証券1,600株0.53%
松井証券1,600株0.53%
丸三証券1,600株0.53%
水戸証券1,600株0.53%
むさし証券1,600株0.53%


IPO向きの事業で上場規模が小さいため初値売却益が見込めると思います。


業績水準はまだ低いようですが増収傾向にあります。マーケティングDX事業が主力となっています。


売出人は同社代表1人のため問題なさそうです。


kimukimu

とにかくIPOに当選できれば利益が出そうなので忘れずに申込を行っておきたいと思います!



また、12月は連年通りであれば上場数が20社以上になるはずです。自分で初値予想などを確認したい方は株式新聞を利用してみては如何でしょうか?


DMM.com証券の口座を開設すれば情報を無料購読することができます。本来は1年間で税込52,800円となりますが無料で見る方法があります。


詳しい内容は下記記事で説明しています。ちょっとした裏技をご紹介しています。




バリュークリエーションのIPOチャレンジポイントのボーダーラインを予想してみました

今回もIPOチャレンジポイントのボーダーラインを予想してみたいと思います。


SBI証券のIPOチャレンジポイントのボーダーライン調べ


SBI証券が直近に主幹事を引受けた銘柄がことごとく公開価格割れとなっています。


そもそも人気が低かったり微妙な銘柄だったため仕方がないところもありますが酷い状況だと思います。


バリュークリエーションに関してはDX関連と考えると初値2倍程度は期待できそうです。株価設定が割安であればさらに人気が見込めるかもしれません。


SBI証券主幹事の場合は割高設定の場合が多いため、先に上場するジャパンM&Aソリューション(9236)と笑美面(9237)のセカンダリーに大きく影響を受けそうです。


kimukimu

IPOチャレンジポイントのボーダーラインは630ポイントあたりでしょうか。公開株数が少ないためボーダーラインが上がると考えています。



また、SBIネオトレード証券でもIPOの取扱いが今回も行われると思います。口座開設後に一度も入金しなくてもIPO抽選に参加できます。


口座開設費用などは無料なので積極的な方は申込んでおきましょう。当選者は毎回いますからね。


IPOルールについては下記記事でまとめています。




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
デジタルホールディングス(2389)PER83.65倍PBR0.64倍
セプテーニ・ホールディングス(4293)PER23.58倍PBR1.36倍
AViC(9554)PER21.00倍PBR4.64倍
※2023年11月07日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2024年2月26日~2032年2月25日136,840株196円


ストックオプション(新株予約権)で行使期限を迎える株はありません。


発行済株式総数1,000,000株に対する新株予約権の割合は13.68%に相当します。新株予約権による潜在株式数は136,840株です。


バリュークリエーション(9238)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

バリュークリエーションのIPOは個人投資家を中心に人気があると思います。


地合いが多少悪化しても公開価格を超えてくると思います。そのため全力でIPO抽選に参加したいと考えています!


バリュークリエーション(9238)IPOのまとめ
※バリュークリエーション公式サイト引用


現時点でインターネット広告市場は拡大しているため業績拡大となる可能性が高そうです。あとは人材次第のところもありそうです。


不動産DX事業はサービス開始から順調となっていますが、景気の後退や大幅な金利の上昇、住宅税制の変化など今後関係がありそうです。


競合が多い分野だと思いますが上場できる実力があるのは間違いなさそうです。2023年10月1日から始まったステマ行為規制などは少し気になります。


また、目論見にマーケティングDX事業の取引先で2023年2月期全体の売上高の10.6%、売上総利益の33.8%をジー・プランが占めているのは気になる材料です。


kimukimu

上場時はあまり意識されないと思いますが売掛金が多いみたいです。



と言うことでSBI証券が主幹事の小粒案件なので今回は利益見込みが高そうです!


AGクラウドファンディングの口座開設で2,000円分の特典を貰うことができます。※タイアップ特典付き


投資を行う必要はありませんが、投資をすると最大10万円分のVプリカを貰うことができます。


詳しい内容は公式サイト又は下記記事でご確認をお願いします。既存キャンペーンの締め切りが近いので興味がある方は早めに参加されたほうがよさそうです!


上場企業のCREAL(クリアル)で「当サイト経由の特典」が付きました

新規登録を行うとAmazonギフトカード1,000円分プレゼント、さらに初回投資に応じて最大5万円分貰えます。劣後出資とマスターリース契約、さらに信託銀行活用の分別管理は業界随一!

CREAL(クリアル)

1万円から投資でき「ほったらかし」で資産運用できます。賃料収入をもとに配当、想定利回り4.0%~5.5%で償還実績は元本割れ0件。最強スペック企業なので下記記事でまとめました。