インテグラル(5842)IPOの上場直前の初値予想と東京証券取引所から発表された気配運用を調べました。海外販売が増やされ日本販売が不調だったのか?と感じています。
想定仮条件範囲が2,800円~3,400円、そして実際の仮条件は2,300円~2,400円と超下振れとなっていました。公開価格は上限2,400円に決定しています。
※インテグラル公式ページ引用
東京証券取引所から発表された気配運用は下記のようになります。
項 目 | 気配運用の内容 |
板中心値段 | 2,400円(公募・売出価格) |
上限値段 | 5,520円(更新値幅120円、更新時間10分) |
下限値段 | 1,800円(通常の更新値幅、更新時間3分) |
注文受付価格の範囲 | 600円以上、9,600円以下 |
同社の専門はプライベートエクイティ・ファンド(PEファンド)になります。厳密にはベンチャーキャピタルと異なり投資レベルがより高いとされている企業です。
また、大手によればVCを除く未公開株投資会社の上場は国内初となるようです。
売出株よりも公募株が多くIPOとしても悩む銘柄だったと思います。上場ゴールのように感じますが実際はどうなの?と思えるIPOでした。
ただ公募組には人気がなくファンド絡みのIPOには手を出しにくかったようです。2023年12月期の業績予想も開示されない中で個人的にも投資を控えていました。
上場による吸収金額は約207.0億円、時価総額は約823.2億円に決定しています。引受価格は2,232円になります!
日本経済新聞によれば上場後に配当を予定していると観測されています。どうなるのかはわかりませんがすぐに実施されることはない気がしています。
上場内容や業績などについては下記記事でまとめています。
「IPO承認」インテグラル(5842)の上場データと初値予想を考察!人気なしか
「プレ初値予想」インテグラル(5842)のIPO評価!意見が分かれる
インテグラル(5842)の上場直前の初値予想はこうなる!
インテグラルの上場直前の初値予想について調べてみました。大手予想では苦戦すると考えられているようです。ライズ(9168)も苦戦すると考えられていましたが、結局は公開価格同値で初値が付いています。
大手の上場直前の初値予想は2,232円となっています。シンジケートカバーによる成立みたいですね。
開示された業績を確認する限り上場タイミングはバッチリだと思います。ただ機関投資家の評価は同社が想定したよりもかなり低かったようです。
IFRSを採用しているため認識のズレ?があったのかもしれません。
某紙では個別株と比較が出ており、ある条件で同社の株価を比較するとかなり低いと出ていました。もちろん2,000円を下回ります。
今回はPEファンドを主体とした事業を展開するためインテグラルも自己株価の算出を行っていたと考えられますが、市場からは受け入れられなかったようですね。
ただそこまで考えていてもおかしくないと思います。横のつながりもあるはずです。公開価格2,400円でもしてやったりと考えている可能性はあると思います!
複数の企業を上場、又は売却しているため実力はあると思います。どの辺りの株価で推移するのか個人的にも興味のある銘柄なのでしばらく監視しておきたいと考えています。
IPO時は人気がない判断のようですね。
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