Earth Technology Group(アーステクノロジーグループ)[9333]のIPOがグロース市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。またファンド出口案件で残念です!
主幹事は野村證券が務め公開株数3,040,400株、オーバーアロットメント456,000株です。上場規模は想定発行価格1,960円から計算すると約68.5億円になります。
※Earth Technology Group公式サイト引用
販売は欧州及びアジアを中心とする海外市場でも行われます。また、Sunrise Capital(サンライズキャピタル)が儲かるIPOなので公募組は躊躇すると思います。
事業はシステムインテグレーションが主力なのでIPOでは基本的に人気です。ただファンド案件というだけで不人気なのでは?と思う投資家が多い状況だと思います。
同社はバイリンガルエンジニアに特化し、採用力や教育体制の強化などのサービス提供体制強化に継続的に努め、英語対応可能なIT人材によるサービス提供を行います。
人気化しそうな要素はありますが悩ましい案件だと思います!
2023年9月20日に上場中止(延期)が発表されました。中止の理由は以下のようになります。
最近の株式市場の動向等諸般の事情を総合的に勘案し、募集株式発行並びに株式売出しの中止を取締役会において決議したそうです。サンライズキャピタルの大型出口案件なので厳しかったということでしょう。
Earth Technology Group[9333]IPOの上場基本データと引受幹事について調べました
項目 | 上場基本データ |
上場日 | 上場中止 |
市場 | グロース市場 |
業種 | サービス業 |
事業内容 | バイリンガルエンジニアによるIT総合サービス及びクラウドシステムのトータルソリューションサービスを行う事業会社の経営支援を行う純粋持株会社 |
ブックビルディング | 9月21日~9月26日 |
想定価格 | 1,960円 |
仮条件 | 9月20日 |
公開価格 | 9月27日 |
初値結果 | 未 |
企業情報 | https://www.tech-earth.co.jp/ |
監査人 | 三優監査法人 |
手取金の使途 | 借入金の返済に充当する予定 |
項目 | 株数データ |
公募株数 | 50,000株 |
売出株数 | 2,990,400株 |
公開株数(合計) | 3,040,400株 |
オーバーアロットメント | 456,000株 |
上場時発行済み株数 | 4,643,995株 ※公募分を含む |
想定ベースの時価総額 | 約91.0億円 |
幹事団 | 野村證券(主幹事) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 岩井コスモ証券 SMBC日興証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 |
委託見込 | auカブコム証券 SBIネオトレード証券 |
Earth Technology Group[9333]の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました
想定発行価格1,960円を基に吸収金額を算出すると約59.6億円となり、オーバーアロットメントを含めると約68.5億円規模の上場となります。同社は「IT×英語」をキーワードとしてバイリンガルのエンジニアに特化し、主にITインフラストラクチャに係るIT総合サービスを提供するシステムインテグレーション事業(SI事業)を営むEarth Technology株式会社、
クラウドシステムを活用したITソリューションを提供するクラウドインテグレーション事業(CI事業)を営むCloudin株式会社を事業子会社とする企業グループの経営管理を行う持株会社になります。
2013年1月に設立したEarth Technology株式会社がベースとなります。グループ企業は同社を含め3社となります。
バイリンガルエンジニアとはスピーキングを重視した同社独自の英語力の基準において、英語面接等によって判断した語学力が一定の水準を超え、日本語及び英語による対応が可能なエンジニアを指すそうです。
※有価証券届出書引用
SI事業はEarth Technology株式会社において、主に基幹系ITシステム・インフラストラクチャ・ネットワークの各種ソリューションサービス及びシステム保守・運用等の技術領域において、バイリンガルエンジニアによるIT総合サービスを派遣契約、準委任契約及び請負契約により提供しています。
毎年数千人の応募者の中から英語力を有する人材を採用し、IT技術の教育・研修を行うことで、日英バイリンガルのITエンジニアによる各種IT技術支援を行っていることが特徴だそうです。
バイリンガルエンジニアはTOEICの点数や留学経験、英語面接などにより英語力を採用時から確認し、入社時から高い英語力を保持し、入社後の研修等により様々なITに係る資格を保有しているそうです。
基幹系ITシステム・インフラストラクチャ・ネットワークを中心に、SaaS、PaaS、IaaS等のクラウドソリューション、サイバーセキュリティ、5G、IoT、WEB2.0といった様々な分野に対応可能となっています。
プロジェクトマネジメントやITコンサル、システムの設計構築からオペレーション、サポートまで幅広く日本語及び英語によりサービスを提供しているそうです。
※有価証券届出書引用
CI事業はCloudin株式会社において、Salesforceをはじめとしたクラウドシステムに係る企画・設計・構築、インテグレーション及び保守・運用等並びにコンサルティングサービスなどを提供しています。
すべてのエンジニアがSalesforceの資格を保有し、Salesforceの様々な製品及びその他のIT技術について日々研鑽を重ねることで、様々な事業領域において企画から保守や業務効率化まで一貫したITソリューションの提供を行っています。
また、エンジニアの英語力も高くグローバル企業等に対して英語によるサービス提供を行っています。
Salesforce(セールスフォース)と言えばIPOで人気が高い材料になります。しかし現時点でCI事業の収益力が低く投資材料にはならない気がしています。
※有価証券届出書引用
Earth Technology Group[9333]の株主状況とロックアップについて調べました
会社設立は2020年4月20日、東京都豊島区南池袋一丁目19番6号に本社を構えます。社長は能代達也氏(1985年11月11日生まれ)、株式保有率は4.51%(218,750株)です。※保有株は新株予約権従業員数17人で臨時雇用者0人、平均年齢32.9歳、平均勤続年数3.8年、平均年間給与3,979,000円です。連結従業員数は596人で臨時雇用者は0人です。
連結のセグメント別従業員数はSI事業570人、CI事業9人、全社共通17人となっています。
氏名又は名称 | 所有株式数(株) | 所有株式数割合(%) | ロック |
Sunrise Capital III, L.P. | 2,200,415株 | 45.41% | ○ |
Sunrise Capital III(JPY), L.P. | 1,197,910株 | 24.72% | ○ |
Sunrise Capital III(Non-US), L.P. | 976,920株 | 20.16% | ○ |
谷川 昭雄 | 218,750株 | 4.51% | ○ |
能代 達也 | 218,750株 | 4.51% | △ |
松永 好司 | 32,795株 | 0.68% | △ |
上位株主には90日間(2024年1月03日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。
親引けはありません。
Earth Technology Group[9333]IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました
大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。
幹事名 | 割当株数 | 引受割合 |
野村證券(主幹事) | -株 | -% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | -株 | -% |
岩井コスモ証券 | -株 | -% |
SMBC日興証券 | -株 | -% |
SBI証券 | -株 | -% |
楽天証券 | -株 | -% |
マネックス証券 | -株 | -% |
Sunrise Capital(サンライズキャピタル)のイグジット案件となっています。業績は好調のようです!
10月のIPOは例年だとあまり多くないはずなんですがどんどん出てきます。しかも不人気と思われるIPOが多いようです。本案件はファンド出口案件なので詳しく精査する必要があります。
とりあえず様子見で人気が見込めるようであれば抽選に参加しようと考えています。
公募株はイメージアップのために少し行っておこう?という考えでしょうか。このようなケースは度々見受けられます。
楽天証券ホールディングスの上場も年内にあると考えています。2023年下半期のIPOは面白くない銘柄が多いようですね!!
と言うことで短期投資でも利益期待があるロボアドに興味はありませんか?ETF投資になり相場が上昇すると利益期待があるように思います。
ご紹介するロボアドはROBOPROになります。ロボアドのなかでは一番人気なのでは?と思います。
基本は中長期投資なんですけど短期投資でも利益期待があるとされています。円安相場なので多くの方が含み益を抱えていそうですね。もちろん私も含み益が出ています。
詳しい内容は下記記事でご紹介しています。サービス開示時に100万円投資していたら現時点で158万円くらいになるようです。凄いリターン率となっています!
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1ヶ月に1回くらいしか投資状況を確認せず放置しています!
THEOグリーン(テオグリーン)について評判と評価目線で内容をまとめてみました。ESG投資に興味がある方は必見となっています。英語表記だと「THEO GREEN」になります。これまでTHEO(テオ)やTHEO+docomo …
類似企業のPERやPBRを調べました
類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。類似企業 | PER | PBR |
– | PER-倍 | PBR-倍 |
– | PER-倍 | PBR-倍 |
– | PER-倍 | PBR-倍 |
ストックオプションの株数や発行価格を調べました
ストックオプション行使期間 | 株式の数 | 発行価格 |
2020年8月01日~2030年7月31日 | 251,545株 | 292円 |
ストックオプション(新株予約権)は251,545株が上場時に行使期限を迎えます。
発行済株式総数4,593,995株に対する新株予約権の割合は5.48%に相当します。新株予約権による潜在株式数は251,545株です。
Earth Technology Group[9333]IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ
Earth Technology Group(アーステクノロジーグループ)のIPOはファンド案件なので不参加でも良いと考えています。詳しく精査する必要はあると思いますが気が進みません。業績水準は悪くありませんがイグジット感が強いと思います。
※Earth Technology Group公式サイト引用
事業内容は良いと思うので大手予想を確認後に割安であればIPO抽選に参加したいと思います。
野村證券が主幹事なのは安心感があります。しかし、手取金の使途が借入金の返済当てられるのもイメージダウンですね。
目論見では金融機関からの借入金を有するものの十分な手許資金の流動性を確保しているとあります。
まあ、全力で申込むことはないと思うので気楽に参加する程度で終わると思います。競合は多く存在しますが同社の業績は伸びているため将来性はありそうです。
たまにファンド案件が出る分には良いのですが、ファンド案件が続いているため公募組も警戒していると思います。また機関投資家も慎重になっていると観測されているようなんですよね。
仮条件発表後のこの記事で詳しい内容をまとめたいと思います!
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