キャスター(9331)のIPOがグロース市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。今期黒字予想のダウンラウンド案件です。


主幹事は大和証券が務め公開株数350,000株、オーバーアロットメント52,500株です。上場規模は想定発行価格650円から計算すると約2.6億円になります。


とりあえず上場させて収穫期を待つIPOなのかも?


キャスター(9331)IPOが上場承認
※キャスター公式サイト引用


何を考えて上場させるのか難解なIPOだと思います。全て公募株による上場で売出株はありません。


なぜならベンチャーキャピタルの出資額がバカ高いからです。このまま上場すれば91%引きになるようです。新株予約権も高く色々と考えさせられるIPOだと思います。


VCにはロックアップが掛かり180日間は売却できません。解除設定がないのは出資額が公開価格1.5倍や2倍どころではないからでしょう。


また今期はギリギリ黒字となるようです。謎のIPOです!


キャスター(9331)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日10月04日
市場グロース市場
業種サービス業
事業内容リモートアシスタントをはじめとした人材事業運営
ブックビルディング9月19日~9月25日
想定価格650円
仮条件720円~760円
公開価格760円
初値結果2,319円(公開価格3.05倍)
企業情報https://caster.co.jp/
監査人EY新日本有限責任監査法人
手取金の使途
  • 広告宣伝費
  • 販売促進費


項目株数データ
公募株数350,000株
売出株数0株
公開株数(合計)350,000株
オーバーアロットメント52,500株
上場時発行済み株数1,907,960株
※公募分を含む
想定ベースの時価総額約12.4億円
幹事団大和証券(主幹事)
みずほ証券
SBI証券
岩井コスモ証券
極東証券
松井証券
マネックス証券
委託見込大和コネクト証券
DMM.com証券


キャスター(9331)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格650円を基に吸収金額を算出すると約2.3億円となり、オーバーアロットメントを含めると約2.6億円規模の上場となります。


同社は2014年創業から人材不足な企業から仕事を受け、その仕事を各地に所在するリモートワーカーが代行して実施する「CASTER BIZ」サービスを主に運営しています。


同社自身においても、創業以降フルリモートワークによる組織体制の構築を実践し、今日まで順調に規模拡大を続けています。


現在は「WaaS事業」と「その他事業」の2事業を展開し、国内のみならず海外にも範囲を広げリモートワークを推進しています。


キャスター(9331)の業績
※有価証券届出書引用


WaaS事業では、社内におけるリモートワークによるノウハウの蓄積とリモートワークとリモートワーカーの活用により、固定的な人員の配置をしなくても各地に所在するリモートワーカーがその場にいるかのような御用聞きのサービス提供を実現するに至ったそうです。


現在では、人的リソースの不足に悩む中小企業とリモートワーカーを繋ぐプラットフォームの役割を果たしています。


顧客企業の希望に応じて適切なスキルをもつリソースを独自システムを用いて効率的に自動マッチングし、必要な時間だけ提供する新形態のサービスを「Workforce as a Service」として定義しています。


具体的には、オフィスワークのリソースを月額約13万円~の小ロットな月額設定で顧客企業にサービス提供を行っています。


従来の大規模なBPOやクラウドソーシング、人材紹介や派遣とは異なり、IT関係の受託開発やシステム保守などを行う企業の事業のような小ロットで継続的な事業を展開しているそうです。


キャスター(9331)IPOのセグメント
※有価証券届出書引用


WaaS事業では「CASTER BIZシリーズ」「My Assistant」を主に展開しています。


「CASTER BIZシリーズ」は秘書、経理、人事、採用、カスタマーサポート、マーケティングなどバックオフィス業務代行を中心としたサービスです。


顧客企業と同社が時間単位で契約し、顧客企業から受注した仕事を全国に所在するリモートアシスタントが代行して役務提供を行っています。


「My Assistant」は、既存サービスの「CASTER BIZ アシスタント」の最低契約時間である30時間/月を20時間/月まで短くした小ロットサービスになります。


主な依頼業務は軽微なルーティン業務や文字起こし情報調査等となっています。


キャスター(9331)IPOの販売実績
※有価証券届出書引用


その他事業では、「在宅派遣」「Reworker」を展開しているほか事業開発機能が属しています。


「在宅派遣」「Reworker」においては、ワーカーの直接のマネジメントを希望する顧客企業に向けて、各地に所在するリモートワーカーを派遣・紹介し、時間的・地理的制約を取り払った人材の広い選択肢を提供していることが特徴です。


リモートワークを希望する求職者に対しても、リモート勤務可能な求人に限定をして提案することで、求職者のライフスタイルにあった多様な働き方の実現に貢献しているそうです。


また、事業開発機能においては、あらゆる仕事のリモート化の実現を目的とし、新規事業の企画立案・実行のほか、M&Aの調査・実行による売上の拡大及び対応可能な業種・職種の多角化を推進しています。


キャスター(9331)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2014年9月26日、宮崎県西都市鹿野田11365番地1に本社を構えます。代表取締役は中川祥太氏(1986年6月04日生まれ)、株式保有率は3.54%(60,000株)です。※株式会社ブルーマンデイ所有分は除く


中川祥太氏は自営業を行っていましたが、その後オプトに入社しイー・ガーディアンに再就職、そしてキャスター創業となっています。


従業員数353人で臨時雇用者488人、平均年齢37.5歳、平均勤続年数3.5年、平均年間給与3,971,000円です。


セグメント別従業員数はWaaS事業299人(臨時270人)、その他事業23人(臨時217人)、全社共通31人(臨時1人)となっています。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
インキュベイトファンド2号投資事業有限責任組合371,600株21.92%
株式会社ブルーマンデイ340,000株20.05%
WiL Fund Ⅱ, L.P.190,000株11.21%
大和ベンチャー1号投資事業有限責任組合158,120株9.33%
STRIVE Ⅲ投資事業有限責任組合103,080株6.08%
中川 祥太60,000株3.54%
IF Growth Opportunity Fund I, L.P.56,320株3.32%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2024年3月31日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。ベンチャーキャピタル(VC)も対象です。


また、新株予約権を保有する大半の方に対しロックアップ期間中の売却が基本的にできません。主幹事会社の事前の書面による同意が必要になります。


上場前の第三者割当等による新株予約権の割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。


親引けはありません。


キャスター(9331)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件が720円~760円に決定し吸収金額は最大約3.1億円、時価総額は約14.5億円になります。想定発行価格から最大16.92%の上振れとなっています。


kimukimu

大幅なダウンラウンド案件のため公開価格割れはないと考えられています!



ベンチャーキャピタル出資を多数確認できますが、ロックアップ解除倍率の条項がないため初値形成時に売り圧力は少ないと考えられます。


競合はランサーズ(4484)が近いと観測されているようです。クラウドソーシング企業は黒字を維持できず赤字になることも多く投資先としては難しいと思います。


上場時は投機的な資金が流入し買い先行で始まり、初値3倍程度は視野に入ると考えています。ただクラウドソーシングは以前ほど人気がないと考えています。某紙もそのように考えているようですね。


大手初値予想1,500円~2,600円
修正値2,000円~2,500円
再修正1,750円~2,000円
最終予想2,000円

※注目度B、再修正は公開価格決定後の評価


業績を確認すると2023年8月期の単独予想を確認することができました。売上41.76億円となり前期比25.10%増、経常利益0.19億円となり前期-1.16億円からの黒字転換となっています。


四半期利益は0.03億円となり前期-1.45億円から黒字化の予想が出ています。


公開価格が760円決定の場合の指標はEPS2.10からPER361.90倍、BPS650.41からPBR1.17倍になります。配当や株主優待の設定は現時点でありません。


クラウドソーシング業態のため宮崎県の田舎でも問題ないのかもしれませんが、東京本社の企業と比べた場合は見劣りがあるかもしれません。


仮条件が上振れしても割安感があるため公開価格割れはないと思います。ロックアップが外れる180日後からVCがポツポツ同社株を売却する可能性はあります。


ただ出資した金額(株価)が高いためVCがどう動くのかわかりません。来期業績が黒字ならば上値を狙えますが赤字転落だと悲惨でしょうね。


IPOが当選したら短期で売り抜けたい銘柄だと考えています!!


幹事名割当株数引受割合
大和証券(主幹事)327,400株93.54%
みずほ証券7,000株2.00%
SBI証券7,000株2.00%
岩井コスモ証券3,500株1.00%
極東証券1,700株0.49%
松井証券1,700株0.49%
マネックス証券1,700株0.49%


VC出資が多いのに公募しか行わないIPOとなっています。しかもロックアップ解除設定はありません。


オファリングレシオは21%程度なので小さめだと思います。そもそも上場する意味があるのか?将来VCが売り抜けるために利用されると考えられますが、承認時のデータでは好感が持てます。


業績は増収傾向にあり赤字額も減っているようです。そろそろ黒字が見えてきそうですね。一応、今期300万円の黒字予想です。


公開株数が少ないため当選確率は低そうですが、当選できれば利益期待があると思います!


大和証券からの申込みを中心に行い大和コネクト証券からの申込みも行っておきましょう。ネット口座で頑張っている方は平幹事よりも当選しやすいかもしれません。


大和コネクト証券のIPOルールは下記記事にまとめています。




AGクラウドファンディングの口座開設で2,000円分の特典が貰えるキャンペーンが延長となりました。※タイアップ特典込み


最⼤10万円分のVプリカが貰えるキャンペーンもそのまま延長されています。タイミングを逃した方は短期ファンドに申込むことで大きなリターンを得られそうです。


詳しい内容は下記記事もしくは公式サイトでご確認ください。




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
クラウドワークス(3900)PER27.89倍PBR4.15倍
ランサーズ(4484)PER106.8倍PBR4.40倍
ギークス(7060)PER20.69倍PBR1.73倍
※2023年9月15日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2021年6月01日~2029年5月31日59,640株1,875円
2022年5月28日~2030年5月27日23,200株1,925円
2022年11月28日~2030年11月27日1,200株2,450円
2024年7月27日~2032年7月26日15,240株3,750円
2024年9月01日~2032年7月26日800株3,750円
2024年12月27日~2032年7月26日2,000株3,750円
2025年7月06日~2033年7月05日23,920株1,650円
2025年7月06日~2033年7月05日11,560株1,650円


ストックオプション(新株予約権)は84,040株が上場時に行使期限を迎えます。


発行済株式総数1,557,960株に対する新株予約権の割合は8.83%に相当します。新株予約権による潜在株式数は137,560株です。


キャスター(9331)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

キャスターのIPOは申込したいと思います。当選すれば利益見込みが強いと考えています!


ただ違和感があるIPOなのでもう少しリサーチしたいと思います。仮条件が大幅に上がるのか?しかし想定ベースでPER300倍超えなんですよね。


キャスター(9331)IPOのまとめ
※キャスター公式サイト引用


幹事配分は大和証券が93.54%を引受けることになっています。平幹事からの当選は難しそうですね。


VC等の出資企業が多くあるため事業としての魅力があったと思います。コロナ禍でリモートワークは注目を集めました。


時代の流れで同社のような企業があっても良いと思いますが、類似企業は意外にあると考えています。


kimukimu

キャスターではリモートワークの利点を活かし、最大限の費用排除を行うことが可能となっています。この結果、販売ロットの小ロット化を実現し、資金事情によりBPO利用が難しかった中小企業や個人事業主などを中心にサービス導入が広がっているそうです。



2023年5月末時点でサービス導入企業数累計は約4,100社となっています!


ただしばらく前の有料レポートにリモートワークの旬は過ぎたと載っていました。大幅なダウンラウンドは公募組に安心感を与え意外と初値に貢献してくれます。


今回はどうでしょうか?不思議な銘柄なので面白みもありそうです。ただIPOの当選確率が高いとは言えないようです。


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詳しくは下記記事にまとめています。


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