トライト(9164)IPOの上場直前の初値予想と東京証券取引所から発表された気配運用を調べました。ナレルグループ(9163)が公開価格割れとなり同社はより厳しい状況だと感じます。
ファンド出口案件で仮条件の大幅な下振れ、オファリングレシオが高く配当金も出ません。財務状況も悪いようですからね。
※トライト公式ページ引用
東京証券取引所から発表された気配運用は下記のようになります。
項 目 | 気配運用の内容 |
板中心値段 | 1,200円(公募・売出価格) |
上限値段 | 2,760円(更新値幅60円、更新時間10分) |
下限値段 | 900円(通常の更新値幅、更新時間3分) |
注文受付価格の範囲 | 300円以上、4,800円以下 |
同社は医療福祉分野を主力とした人材サービスを行う企業です。
業績規模が大きく業績の伸びも良いと観測されています。しかし株価設定が割高と評価を受けあまり人気がありません。
公開価格も仮条件の上限に決定していないため某紙では売り気配濃厚との観測も出ていました。
ベンチマークとなった銘柄はエス・エム・エス(2175)だと言われていましたが、PER的な評価は得られなかったようです。
ホロスホールディングスの上場延期、そしてナレルグループ(9163)の公開価格割れとファンド出口案件は嫌われているようですね。
トライトの場合は不人気材料が揃っているためある意味注目されそうです。
上場規模は約552.0億円、時価総額は約1,200.0億円に決定しています。上場内容や業績などについては下記記事でまとめています。
「IPO承認」トライト(9164)の上場データと初値予想を考察!
トライト(9164)の上場直前の初値予想はこうなる!
トライトの上場直前の初値予想について調べてみました。大手の上場直前の初値予想は1,134円となっています。
公開価格決定時に国内販売が減らされ海外販売が増やされています。海外半分比率は50%に決定しています。
一見大丈夫そうなIPOかも?と思う時もありましたが個人的にはほぼ抽選に参加していませんでした。
初値予想の数値はシンジケートカバーで成立する予想となっています。完全に公開価格割れ予想ですね!公開価格は1,200円です。
ただ事前評価が低かったため「短期筋の売り圧力は高くないかも?」と観測されているようです。売が売りを呼ぶ展開だと厳しそうです。
また、買収効果による成長のため今後も成長できるのか不透明なところもあるようです。この辺りは不確実性が高いためさらに分析が必要だと思います。
同社が上場した後のファンド出口案件はGENDA、クオルテック、JRCと続きます。
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