ノバレーゼ(9160)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。再上場案件でスタンダード市場、そして荷もたれ感ある上場規模とVCイグジット案件なので不人気要素が揃います。
さらにブライダル系のIPOは人気が見込めません。株式市場は高値を維持しているため公開価格を下回らなければIPO成功でしょう。
項目 | 株数データ |
想定価格 | 570円 |
仮条件 | 6月14日 |
売出価格 | 6月21日 |
公募株数 | 0株 |
売出株数 | 10,881,500株 |
公開株数(合計) | 10,881,500株 |
オーバーアロットメント | 1,632,200株 |
幹事団 | 野村證券(主幹事) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SMBC日興証券 大和証券 みずほ証券 楽天証券 松井証券 SBI証券 |
委託見込 | LINE証券 大和コネクト証券 DMM.com証券 |
同社は結婚式場の運営やレストラン運営などを行います。2022年12月期の売上はブライダル事業96.3%、レストラン特化型事業3.7%になります。
2016年11月に上場廃止となり、不採算店舗改善や新規出店などを行い業績を伸ばします。ただその後は新型コロナウイルス感染症により業績を大きく落としてしまいます。
赤字は2020年12月期だけでその後はV字回復となっています。この辺りは経営力の高さが伺えます。
想定発行価格570円を基にした吸収金額は約71.3億円、時価総額は約142.5億円です。
事前評価が低いため主幹事の腕のみせどころだと思います。野村證券案件と考えれば営業力で何とかなるのでは?とも感じます。初値で買い向かう投資家は誰でしょうね。
親引けがMAX実施されても13.15億円です。差し引いても市場から58.1億円程度の資金を集めないといけません!
1単元あたりの株単価が低いため投機的な資金を呼び込むこともできそうですが不安が先行する銘柄だと思います。公募組の多くはIPOに不参加かもしれません。
ノバレーゼ(9160)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!
大手初値予想の数値を調べてみました。予想レンジが狭く公開価格割れの懸念もありそうです。最新の初値予想は下記のようになっています!
※注目度A
ネット組は株単価が低いため売却手数料を考えると損失となる可能性もありそうです。
機関投資家リサーチで反応が悪ければ売出株数の削減を行ってくるかもしれません。VCとしてはより多くの株式を売却したいところでしょう。
同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。
ノバレーゼ(9160)の上場データと初値予想を考察!再上場のVC案件
ノバレーゼ(9160)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました
幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事は野村證券が単独で務めます。幹事名 | 割当株数 | 引受割合 |
野村證券(主幹事) | 9,793,400株 | 90.00% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 272,100株 | 2.50% |
SMBC日興証券 | 185,000株 | 1.70% |
大和証券 | 152,300株 | 1.40% |
みずほ証券 | 152,300株 | 1.40% |
楽天証券 | 108,800株 | 1.00% |
松井証券 | 108,800株 | 1.00% |
SBI証券 | 108,800株 | 1.00% |
当選を狙うのであればどの証券会社から申込んでも当選確率が高いと思います。
野村證券はもちろんですが、三菱UFJモルガン・スタンレー証券やSMBC日興証券でも当選確率が高いでしょう。ペナルティーなどもありますからね。
楽天証券やSBI証券だと口座開設者が多いため容易に当選できないと思います。
特にSBI証券はIPOチャレンジポイントを狙った申し込みが多いですからね。
また、ノバレーゼの上場日は2023年6月30日になり3社同日上場となっています。ジーデップ・アドバンス(5885)とクラダシ(5884)が同日に上場します。
ノバレーゼはしっかりとした利益を計上しているため業績の評価はできると思います。ただ不人気事業でVC売出し株なので敬遠されるでしょう。
利益がでても大きくは見込めないと考えています。
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ノバレーゼ(9160)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ
最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。現時点で人気は高まっていないようです。2023年は一見人気がないIPOに資金が向かうことも多いため気にかけておきたいと思います。
※ノバレーゼ公式サイト引用
業績を確認すると2023年12月期の連結予想を確認することができました。それによれば売上201.14億円となり前期172.22億円から16.79%増、経常利益27.77億円となり前期24.85億円から11.75%増となります。
四半期利益は18.60億円となり前期16.56億円から12.32%増を予想しています。直近の業績は増収増益となっています。
想定発行価格570円を基にした指標はEPS74.43からPER7.66倍、BPS363.85からPBR1.57倍になります。
将来的には株価が上昇する可能性は十分あると思いますが、初値形成時はあまり人気が見込めないと思います。決算の問題はありますが7月上場なら行けたかもしれませんね。
この状況で仮条件が引上げられると公募組はより悩みそうです!
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