クリングルファーマ(4884)が上場を行うため最終初値予想を調べました。そして東京証券取引所から発表される気配運用についても調べています。


ファンペップ(4881)が公開価格割れしなかったため突撃する投資家も出てくるでしょう。しかもファンペップよりも上場規模が小さいため意外高になる可能性が高いと思います。


クリングルファーマ(4884)最終初値予想
※クリングルファーマ公式ページ引用


東京証券取引所から発表された気配運用は以下のようになります。


項 目気配運用の内容
板中心値段1,000円(公募・売出価格)
上限値段2,300円(更新値幅50円、更新時間10分)
下限値段750円(通常の更新値幅、更新時間3分)
注文受付価格の範囲250円以上、4,000円以下


大阪大学発バイオベンチャー企業になり、肝細胞増殖因子タンパク質を用いた難治性疾患の治療薬の研究開発を行います。ファンペップも大阪大学発バイオベンチャーになります。


創薬バイオベンチャーとしては珍しく、研究成果や結果を製薬企業に開発・製造販売を委ねるのではなく、自社で開発を続けています。開発後には医薬品の製造販売承認を得る方針だそうです。


パイプラインは脊髄損傷急性期向けでフェーズ2を終了しフェーズ3実施中となっています。その他、声帯瘢痕がフェーズ3計画中、ALSがフェーズ2実施中と複数の対象疾患で開発が進んでいます。詳しい内容は下記記事でまとめています。

【上場】クリングルファーマ(4884)IPOの初値予想


2020年12月のIPOは当たりでしたね。株数が多いIPOも複数社ありIPOバブル状態だったと思います。読者の方もガンガン当選していたのを横目で羨ましく見ていました。


12月後半になると買い疲れがでると予想されていましたが全くその気配はありませんでした。ファンペップの初値も異例です。仮条件下限に決定するほどの不人気でしたが、初値は公開価格を10%上回りました。SBI証券恐るべしです!


kimukimu

ちなみにファンペップは公開価格650円、初値は65円高の715円でした!終値は721円と公開価格を超えて終了しています。



クリングルファーマは上場規模が6.7億円になり、ファンペップの3分の1程度しかありません。そこだけ見ても初値高騰になる気がします。週末をはさみはしますが買い気配で始まるでしょう。


クリングルファーマの最終初値予想は1,500円となっています。




同社の公開価格は仮条件の上限決定です。この時点でファンペップとは大きな差があると思います。バイオ株が赤字決算を発表しバイオ株が急落すると関係ないかのような値動きです。


投機的な売買が続いているように感じますが、リスクを取った投資家ほど利益が出る傾向にあるようです。


ついでに書いておきますが、ロックアップは90日間でロックアップ解除倍率は1.5倍になります。206万株以上が解除の対象となっているため1,500円の初値予想は妥当値なのかもしれません。


そこから買い上がるのか楽しみにしておきたいと思います!


またファンペップ以外の同日上場日だった東和ハイシステム(4172)はストップ安、SANEI(6230)は初値が高すぎたのか引けにかけて売られ続けています。公募組は初値売却で利益を確実にGETしているようです。


来週29日は最後のIPOでオンデック(7360)が上場を控えています。初値何倍になるのか見ものです。


新タイアップが始まりました。岡三オンラインで3,500円貰えることになっています。IPOでは前受け金不要で取引ができるためIPOに興味があれば利用価値があると思います。


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