トヨクモ(4058)IPOの初値予想と幹事割当などを今回も評価していきたいと思います。上場前の抽選参加スタンスや業績予想などについても調べています。
しばらく前に上場したティアンドエス(4055)もいちよし証券主幹事でした。公開価格2,800円の株が上場から1ヶ月もせず10倍以上の株価を付けています。今回のトヨクモは法人向けクラウドサービス事業を行っていることからIPOで注目されるはずです。
ティアンドエスは上場時に当選したネット組が即売しないとこんなにも株価が上昇するのか?と思う案件でした。今回は株数が少し多めとなっています。
項目 | 株数データ |
想定価格 | 1,800円 |
仮条件 | 1,800円~2,000円 |
公開価格 | 9月11日 |
公募株数 | 300,000株 |
売出株数 | 200,000株 |
公開株数(合計) | 500,000株 |
オーバーアロットメント | 50,000株 |
幹事団 | いちよし証券(主幹事) 大和証券 SMBC日興証券 岩井コスモ証券 SBI証券 極東証券 東洋証券 マネックス証券 |
委託見込 | SBIネオトレード証券 |
元々、サイボウズ(4776)が100%親会社になり、現在のサイボウズ保有株は発行株式の11.63%と少ないようです。MBOを行ったため親子関係が解消しています。
事業は「安否確認サービス」と「kintone連携サービス」を行っています。
安否確認サービスとは、災害時に従業員等の安否確認を携帯電話やスマートフォン、パソコンで行うクラウドサービスです。緊急時に簡単に情報共有できるように設計したシンプルなクラウドサービスになります。
利用期間に応じて料金が発生するビジネスモデルで有償契約数の増加により、継続的に収益が積み上がるストック型ビジネスになります。
公式サイトによれば、直近の新型コロナウイルスへの対策のため、導入を検討する顧客が増えているそうです。2020年4月22日に自社クラウドサービスの有償契約5,000契約突破となっています。
また、2020年7月16日にkintoneに連携するフォームブリッジの契約数1,000社突破ともプレスリリースに出ています。kintoneはサイボウズが提供している売上管理や顧客管理などのアプリケーション作成ができるクラウドサービスです。
業績や顧客数が増加傾向にあるためコロナ禍環境でも業績を伸ばしてくると考えられます!
IPO的には当選しにくいため申し込めるところから申込んでおきましょう。多くの方が極東証券と東洋証券以外の証券会社から申込を行ってくると思います。
SBIネオトレード証券さんとタイアップが始まりました。SBIネオトレード証券といえば前受け金不要でIPO抽選が行われることで知られていると思いますが、今回は1回取引をすると現金2,000円をプレゼントさせて頂くことに決定しました …
トヨクモ(4058)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!
大手初値予想の数値を調べてみました。非常に参考になる数値なので、投資家のブックビルディングスタンスにも影響を与えると考えています。最新の初値予想は下記のようになっています。1銘柄IPOに当選すれば大きな利益を得ることができそうです!
修正値7,000円~9,000円
※注目度B、修正値は仮条件後の数値
上場日の9月24日は同日上場となる銘柄が3社もあります。どれも初値が上場1日目につかない可能性があるため、初値が実際にいくらになるのか「いつもよりわかりにくい」と考えています。
IPOなら何でも買われる状況にあるため、トヨクモのような優良IPOに当選できれば美味しい思いができるでしょう。
Twitterでも情報発信しているのでよかったら参考にしてください。Twitterは投資材料の宝庫だと思います。
他の投資家の投資スタンスを確認するのにも役に立つと思います!
トヨクモ(4058)IPOの幹事割当と割当割合を調べました
トヨクモの幹事割当と割当割合を調べました。主幹事はいちよし証券になります。いちよし証券はIPO抽選ルールが変更になっているため当選しにくくなったと思います。幹事名 | 配分単位 | 引受割合 |
いちよし証券(主幹事) | 375,000株 | 75.00% |
大和証券 | 35,000株 | 7.00% |
SMBC日興証券 | 30,000株 | 6.00% |
岩井コスモ証券 | 15,000株 | 3.00% |
SBI証券 | 15,000株 | 3.00% |
極東証券 | 10,000株 | 2.00% |
東洋証券 | 10,000株 | 2.00% |
マネックス証券 | 10,000株 | 2.00% |
いちよし証券の店頭口座で配分を受ける方が羨ましい状況です。ネットよりも対面顧客へ配分するほうが証券会社としては利益が出るはずです。
知合いの方も対面で頂いていました。その代わり別の金融商品を勧められるはずですけどね。
マネックス証券が単元株配分になるため100人の当選者が出そうです。SBI証券だとIPOチャレンジポイント当選を狙う方も出てきそうです。
SBI証券は主幹事引受けが多くなっているため投資家の判断もわかれそうです。IPOチャレンジポイントを今回の上場ラッシュで使いたい方もいるでしょう。
SBI証券(旧イー・トレード証券)のIPO抽選ルールと当選画像を掲載しています。過去記事を利用しているため少し見にくくなっており申し訳ありません。追記するような形になっています。最近はポイントを使わなくても当選することが …
トヨクモ(4058)IPOの業績予想と抽選参加スタンス
トヨクモの最新業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。人気が見込まれているためブックビルディングに積極参加でよさそうです。業績を確認すると2020年12月の単独業績予想が出ていました。売上は10.36億円となり前期7.61億円から36.1%増と絶好調です。経常利益は1.84億円で前期9,800万円から87.8%増、四半期利益は1.2億円で前期7,200万円から66.7%増を見込んでいます。
もしかすると業績上方修正の可能性もあると思います。PERは想定発行価格1,800円算出で71.23倍、PBR9.19倍になります。業績が好調となっていますが割高感があるように思います。
サイボウズ(4776)の株価3,180円でPERが145.87倍、PBRが32.73倍となっています。それを考えると上値はありそうですね。IPOというイベントで業績度外視の売買が繰り広げられる可能性も十分ありそうです。
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