ビザスクとウイルテックIPOの初値予想と幹事配分などを今回も評価していきたいと思います。両銘柄とも少し心配になるようなことがささやかれています。


需給への心配もあり上場してみるまで気が抜けない状況が続きそうです。まずはビザスクIPOから考察してみたいと思います。


ビザスク幹事配分と評価


項目株数データ
想定価格2,100円
仮条件2月19日
公開価格2月28日
公募株数500,000株
売出株数2,343,200株
公開株数(合計)2,843,200株
オーバーアロットメント426,400株
幹事団みずほ証券(主幹事)
大和証券
SMBC日興証券
野村證券
東海東京証券
SBI証券
マネックス証券 ←完全平等抽選
委託見込SBIネオトレード証券 ←特典あり


実は新規性あるIPOのようです。完全に競合する上場企業は見当たらないようなので投資妙味があります。しかしベンチャーキャピタル出資が多く何とも言い難い感じですね。


例年であれば買い上がるかもしれませんが、世界的にコロナウィルス警戒により迷走している中で買われるのか心配しています。


IPO投資だけでなく日本経済も危ぶまれる中で投資を行っていて大丈夫なのか?と思う気持ちもあります。流れに任せるしかありませんが、ある程度積極的にIPOに参加しておきたいと考えています。3月上場前半戦はまだ楽観視できそうです。


2020年2月の単体業績予想は営業収益9.6億円となり前期比56.4%増、経常利益0.5億円で前期比87.5%増と驚異的な伸び率となっています。ただし利益額が低く評価するには材料不足かもしれません。2018年2月期まで赤字だったことを考慮すると評価対象でしょう。


もっと詳しく知りたい
ビザスクの詳細情報を知りたい方は下記記事にまとめているので参考にしてください。仮条件発表後には追記する形で最新の初値予想も記載しています。
ビザスクIPO上場承認と初値予想!収益期待で全力申込なのか?


初値予想2,000円~2,500円!


幹事名配分単位引受割合
みずほ証券(主幹事)1,732,400株60.93%
大和証券429,900株15.12%
SMBC日興証券307,700株10.82%
野村證券145,000株5.10%
東海東京証券145,000株5.10%
SBI証券41,600株1.46%
マネックス証券41,600株1.46%


実は公開価格割れとになるかもしれない?とハラハラしています。利益が低いことでまた赤字になるのではないかという懸念があります。


PERを算出してみるとEPS6.90なので約304.35倍になります。PERでの評価は難しそうです。さらにらBPS12.99からPBRを算出すると約161.66倍になります。既存株主であるベンチャーキャピタルがウハウハ状態なのでは?と考えられます。


欧州及びアジアを中心とする海外市場へも販売を予定しているため、海外からの人気が高いのかも気になります。売出株中心のIPOになるため悩みますね。


ベンチャーキャピタルには発行価格の1.5倍でロックアップが解除されます。BtoB情報プラットフォーム市場は拡大を続けているため将来的な期待はあるものの現段階では欲張り過ぎなのではないかと感じます。


ただこのレベルのIPOを取りに行かないと簡単に当選は出来ないため最後の最後まで悩むことになりそうです。




ウイルテックIPOの初値予想と幹事配分を調べた結果

ウイルテックは仮条件を下げてきました。主幹事はSMBC日興証券が引受けています。東証2部上場で吸収額が多く事業にも魅力が薄いためビザスクとは違う意味で心配です。


ただ3月前半のIPOなので投資家の買い意欲が増加するような材料が出れば公開価格割れはないと思います。現在のところ公開価格前後の初値になる気がしています。


ウイルテックIPOの初値予想と幹事配分


項目株数データ
想定価格1,280円
仮条件1,100円~1,200円
公開価格2月27日
公募株数888,500株
売出株数900,000株
公開株数(合計)1,788,500株
オーバーアロットメント268,100株
幹事団SMBC日興証券(主幹事) ←IPO必須
SBI証券
野村證券
大和証券
みずほ証券
岩井コスモ証券
委託見込SBIネオトレード証券
DMM.com証券


類似企業では日総工産(6569)やアウトソーシング(2427)あたりが参考になると思いますが、株価は下げていますよね。日本経済が低迷するようなことがあれば人材派遣や請負を行っている企業は早々に業績悪化になることが考えられます。


メーカに比べてそのスピードも速く路頭に迷う方も出てくるかもしれません。何とか世界でコロナウィルスに立ち向かってほしいと思います。感染力も異常ですよね。


2020年3月期の連結業績予想は売上250億円で前期比9.2%増、経常利益11.4億円で前期比21.7%増の増収増益になります。四半期利益も前期比16.8%増の7.6億円を予定しています。業績に問題は見られないようです。


PERは8.31倍、PBRは15.9倍になります。指標は妥当もしくは割安水準だと考えられます。新奇性は感じられませんが通常であれば初値1.1倍~1.2倍程度は狙えると思います。


気になる配当利回りは3.66%になるため公開価格割れはないと個人的に考えています。配当は44円を予定し3月末権利なので上場月に配当権利が発生します。このパターンはイケると思いますけどね。


もっと詳しく知りたい
ウイルテックの詳細情報を知りたい方は下記記事にまとめているので参考にしてください。仮条件発表後には追記する形で最新の初値予想も記載しています。
ウイルテックIPO上場承認と初値予想!地味系企業でも利益見込み高め


初値予想1,500円~1,800円!


幹事名配分単位引受割合
SMBC日興証券(主幹事)1,556,000株87.00%
SBI証券71,500株4.00%
野村證券53,600株3.00%
大和証券35,800株2.00%
みずほ証券35,800株2.00%
岩井コスモ証券35,800株2.00%


株数が多く平幹事でも当選することができそうです。しかも地合いが悪いため積極的に抽選に参加すれば複数株獲得できそうです。


主幹事のSMBC日興証券からだとかなりの確率で当選できるかも?しれません。新規口座開設の方はステージがブロンズになるため当選期待が高くなります。


当選して嬉しいのかは別ですけどね。ただ配当利回りから考えると公開価格割れはない気がしています。2019年末の買い意欲があれば20%くらい上昇して初値が付いてもおかしくありません。


コロナウィルス蔓延でこの先どうなるのかわからないことが投資家も悩みですよね。同社は障がい者支援事業も行っているため印象は良いです。地合い頼みとなっていることは誰にも予想がしずらいため悩みます。


大手初値予想は公開価格を超えてくるようですからビザスクIPOよりは積極的に申し込んでもよいのかもしれません。配当狙いで買う投資家もいるでしょう!


難しい環境が続いていますがIPOに当選するチャンスでもあります!悩みますね~




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