ナルミヤ・インターナショナル(9275)の初値予想暫定記事になります。SMBC日興証券が主幹事を行う東証2部上場案件になります。公開株数5,466,900株、OA523,300株となり、ファンド売出し株になるためIPOでは超不人気だと思われます。無理をして抽選に参加しなくてもよいと思いますが、しばらく保有するスタンスであれば初値で公開価格割れをしてもいずれプラスになる可能性が十分にあるように思います。


東証2部上場だと指数組み入れも期待できません。しかし、配当利回りが高く株主優待もいずれ期待が出来そうなので長期保有であればそれなりにリターン期待もできそうです。最短で1年後に東証1部指定を狙う展開だと個人的に思います。


ナルミヤ・インターナショナル(9275)IPO初値予想暫定


項目株数データ
想定価格1,770円
仮条件8月21日
公開価格8月29日
公募株数282,500株
売出株数5,184,400株
公開株数(合計)5,466,900株
オーバーアロットメント523,300株
上場時発行済み株数9,906,830株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約175.35億円
幹事団SMBC日興証券(主幹事) ←IPOするなら必須
大和証券
野村證券
みずほ証券
東海東京証券
SBI証券 ←ポイントを貯めよう


初値予想1,770円~1,970円


2018年2月単独予想では売上298億円、経常利益16.35億円を見込んでいるようです。前期は連結実績で売上269.5億円、経常利益12.8億円となります。想定発行価格1,770円を基にPERを算出すると約9.19倍、PBRは約4.23倍となります。


配当は年間79円となり、配当利回り4.46%とかなり高い水準になります。未実施分は30.85円になることから8月末配当を意識した買いも入る可能性があります。また、配当性向は30%程度になるようです。業績は天候に左右されるため、過ごしやすい環境であれば秋口からさらなる業績期待もできそうです。


ナルミヤ・インターナショナルIPOの詳細情報は下記記事にまとめているのでよかったら参考にしてください。

⇒ ナルミヤ・インターナショナル(9275)IPO新規上場と初値予想


第1四半期を過ぎた段階では好調な売り上げが継続しているそうで、百貨店やショッピングセンターを中心に好調だったよです。5月だけは平年以下の気温となり、前年と比較して休日が1日少なかったなどの影響で売上は伸び悩んだそうです。同社はECサイトも手掛けていますが、今後の戦略では外国人観光客を狙ったインバウンド向けプロポーションにも力を入れていくようです。


ファンド売出し案件になるため、株主が入れ替わると評価されそうですが、初値は公開価格前後になる予想が出ているようです。2018年の東証2部上場を振り返ると、信和(3447)が一番近いと思います。ファンド売出し案件で約179.2億円の上場、配当3.3%で株数も多かった案件です。


業種や知名度に違いがあるため信和のようなパターンにはならないと思いますが、どうでしょうか。昨年上場をしたCasa(7196)のような展開もあり得ますが、大手予想の想定レンジは上向くような感じです。リスクを取りたくない方は不参加でよさそうな銘柄となっています。


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