unerry(ウネリー)[5034]IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。公募組は初値利益が得られると想定されますが、株価設定が高いため上値追いには注意が必要のようです。


個人投資家主体の売買になり短期的にはPERを無視した売買が期待できるかもしれません。


unerry(ウネリー)[5034]IPOの評価


項目株数データ
想定価格1,170円
仮条件7月11日
公開価格7月20日
公募株数140,000株
売出株数327,600株
公開株数(合計)467,600株
オーバーアロットメント70,100株
幹事団SMBC日興証券(主幹事)
SBI証券
みずほ証券
いちよし証券
楽天証券
岩井コスモ証券
松井証券
極東証券
マネックス証券
丸三証券
委託見込SBIネオトレード証券
DMM.com証券


同社はリアル行動データプラットフォームの「Beacon Bank®」を運営している企業になり、「分析・可視化サービス」「行動変容サービス」「One to Oneサービス」を行っています。


主に小売業のDXやスマートシティー領域でリアル行動ビッグデータを活用したサービスを展開しています。


また、AI(人工知能)を利用したリアル行動ビッグデータの解析を行い、SNSや動画などによる広告サービスを提供しています。この他、小売業や商業施設の運営者向けに、オリジナルアプリの開発やシステムソリューションなどの支援を行います。


位置情報を利用したサービスを行うことで、アフターコロナの追風を受ける可能性があるようです。


新型コロナウイルス感染症による行動制限解除がしばらくは続く見通しとなり上場タイミングは悪くなさそうです。ただ同社の業績が黒字化したばかりなので要警戒のようです。


事業規模も小さく今期ようやく黒字化予想が出ている状況なので業績不安が残ります。グロース株は上場後に勢いをなくし業績悪化となるケースも多いですからね。


上場規模は想定発行価格算出で約6.3億円の軽量級のため公開価格割れはなさそうです。時価総額は約41.3億円になります。


unerry(ウネリー)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。ファーストインプレッションは利益が出ると考えています。


業績不安は残りますがIPOが少ない時期に上場するため個人投資家の資金が集まりやすいと思います。逆に、機関投資家が参加する上場規模ではないため機関投資家には期待しないほうがよさそうです。


最新の初値予想は下記のようになっています!


大手初値予想1,500円~2,500円
※注目度B


ベンチャーキャピタル出資があり公開価格の1.5倍以上でロックアップが解除されます。想定発行価格から計算すると1,755円です。


想定発行価格が1,170円なので差引58,500円くらいの利益期待ができそうです。公募組の売渋りが起きると初値2倍~2.3倍くらいは期待ができると思います。


同日上場のHOUSEI(ホウセイ)よりは人気が見込めそうです。想定ベースだとunerry(ウネリー)のほうが吸収金額が低いため盛り上がりそうです。


ただ短期的な資金が向かうだけだと思うのでセカンダリーには注意が必要だと思います。既に想定ベースで株価設定が高いと指摘があります。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

unerry(ウネリー)の上場データと初値予想を考察


unerry(ウネリー)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事はSMBC日興証券が単独で務めます。


幹事名割当株数引受割合
SMBC日興証券421,200株90.08%
SBI証券18,700株4.00%
みずほ証券11,600株2.48%
いちよし証券2,300株0.49%
楽天証券2,300株0.49%
岩井コスモ証券2,300株0.49%
松井証券2,300株0.49%
極東証券2,300株0.49%
マネックス証券2,300株0.49%
丸三証券2,300株0.49%


当選を狙うのであればSMBC日興証券狙いになります。6月のIPOでは奇跡的に3銘柄連続で当選を頂いたため今回も期待したいと思います。


落選しても公開株数が多いとは言えないため仕方がありません。そんな気持ちで1年間申込続ければ気が楽だと思います。IPOに当選しないとモチベーションも下がりますが、続けることができた人だけが利益を得られる投資です。


根気がいる投資だけでリスクは低いと考えています。非常に面倒な作業を行い利益を得られる投資なんですよね。頑張りましょう。


SMBC日興証券のIPO当選実績は下記記事で確認できます。10年以上申込み続けています!!




unerry(ウネリー)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。


IPOでは人気事業なのでブックビルディングには全力で参加する予定です。株価設定が高くても吸収金額が低いため魅力があります。


unerry(ウネリー)[5034]IPOの業績予想
※unerry公式サイト引用


業績を確認すると2022年6月期の単独予想を確認することができました。それによれば売上13.64億円となり前期7.83億円から1.74倍、経常利益0.7億円となり前期-1.62億円から黒字化となります。


四半期利益は0.7億円となり前期-1.62億円から黒字化予想となっています。


2023年6月期の業績予想が発表されないと買い向かうにはリスクがあるように感じます。業績だけ確認するとしょぼさを感じます。上場による手取金の使途は人件費やシステム開発、外注費に充てられます。


上場後に業績を伸ばすことができるのか上場承認時の業績だけで判断するのは難しそうです。EPS22.52からPERは51.95倍になります。


既存上場のなかではアイリッジ(3917)が参考になるようです。株価750円でPER17.56倍なので比較するとunerry(ウネリー)は評価され過ぎなのかもしれません。


ただ初値買いで特攻するセカンダリー組の資金流入がある程度続いている観測が出ており、今回も公開価格は超えてくると考えられています。上場規模が小さいですからね。


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主な貸付先は上場企業を対象としているため投資リスクは低いと考えられます。優待付きファンド設定もあり魅力があります。詳しくは下記記事を参考にして頂けたらと思います。


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