Chordia Therapeutics[コーディアセラピューティクス]IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。大手予想は堅調な展開期待となっています。


しかし赤字創薬ベンチャー企業への風当たりは強いと考えられるため、公開価格を超えることができれば大成功でしょう。


Chordia Therapeutics(190A)IPOの評価


項目株数データ
想定価格153円
※前回承認時は150円
仮条件5月28日
公開価格6月06日
公募株数9,100,000株
売出株数0株
公開株数(合計)9,100,000株
オーバーアロットメント1,365,000株
幹事団SBI証券(主幹事)
野村證券
みずほ証券
あかつき証券
岩井コスモ証券
岡三証券
極東証券
東洋証券
広田証券
松井証券
丸三証券
水戸証券
楽天証券
委託見込SBIネオトレード証券
岡三オンライン
DMM.com証券


上場中止からの再承認案件になり主幹事が野村證券からSBI証券に変更されています。前回は2023年9月15日上場予定でした。


野村證券では厳しいがSBI証券なら「何とかなりそうな感じなのか?」と思ってしまいます。


前回承認時は最大約28.8億円の吸収でしたが今回は最大約16.0億円まで絞られています。またロックアップ解除条項を外してきているため本気だと伝わります。


初値パフォーマンスよりも上場させることに注力しているように思います。時価総額は想定ベースで約100.3億円になる予定です。


前回承認時は黒字予想でしたが今回は赤字予想に逆戻りしています。しかも22.8億円の赤字予想なので業績は期待できません。


低位株ということで短期資金流入期待のIPOでしょう。人気がなければあっさり割れる可能性もありそうです。


Chordia Therapeutics(190A)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。公開価格割れも視野に入れながら1単元あたり数千円程度儲かる予想が出ています。


最新の初値予想は下記のようになっています!


大手初値予想150円~200円
※注目度B


赤字バイオ企業なので本来であればスルーでよさそうです。


ただ2024年はバイオ株にも資金が入っています。Veritas In Silico(130A)やコージンバイオ(177A)には資金が入りました。今回は大赤字なので投資家の動向が気になります。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

「IPO承認」Chordia Therapeutics(190A)の上場データと初値予想を考察!


Chordia Therapeutics(190A)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事はSBI証券が単独で引き受けます。


幹事名割当株数引受割合
SBI証券(主幹事)7,735,000株85.00%
野村證券455,000株5.00%
みずほ証券455,000株5.00%
あかつき証券45,500株0.50%
岩井コスモ証券45,500株0.50%
岡三証券45,500株0.50%
極東証券45,500株0.50%
東洋証券45,500株0.50%
広田証券45,500株0.50%
松井証券45,500株0.50%
丸三証券45,500株0.50%
水戸証券45,500株0.50%
楽天証券45,500株0.50%


SBI証券から申込めば当選確率は高いと思います。


IPOチャレンジポイント狙いの申込者は多いはずなのでブックビルディングは旺盛かもしれません。


株単価が低いため店頭証券での取引はお勧めできません。1単元配分だと公開価格を超えても手数料負けとなるケースもありそうです。店頭取引で1単元配分は殆どないでしょうけどね。


SBI証券だと売買手数料が無料なので他の証券会社よりも良いかもしれません。その他にも売買手数料を無料にできる証券会社も幹事入りしています。


松井証券や楽天証券だとIPO株の売却手数料が無料になります。松井証券は約定代金に上限があるため気を付けてください。


Chordia Therapeutics(190A)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。同社公式にも業績予想が2024年5月10日付で掲載されています。


業績について詳しく書かれているため気になる方は確認しておきましょう。


新しい抗がん薬研究開発を世界に先駆けて行っているそうなので研究開発費用が掛かるようです。投資家はどう見るでしょうね。


Chordia Therapeutics(190A)IPOの業績予想
※Chordia Therapeutics公式サイト引用


業績を確認すると2024年8月期の単独予想を確認することができました。それによれば事業収益が0円となっています。前期は25億円でした。


経常利益は-22.78億円となり前期2.25億円から赤字転落、四半期利益は-22.80億円となり前期2.23億円から完全赤字となります。


想定発行価格153円から指標を計算するとEPS-40.40からPERは計算不可、BPS52.87からPBR2.89倍になります。


類似企業で時価総額が100億円を超える企業は少ないため株価設定が妥当なのかやや疑問もあります。前回承認時よりも想定発行価格が3円高くなっています。


kimukimu

主幹事や企業側は時価総額100億円にこだわっているのかな?と思うところもあります。再承認案件は意外と初値が良いパターンもありますがバイオ株は気を付けたほうがよさそうです。

IPOには当選しやすそうですけどね!



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