アクシスコンサルティング(9344)のIPOがグロース市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。業績が拡大傾向にあり上場後も増収増益に期待できそうです。


主幹事は野村證券が務め公開株数1,050,000株、オーバーアロットメント157,500株です。上場規模は想定発行価格1,650円から計算すると約19.9億円になります。


アクシスコンサルティング(9344)IPOが上場承認
※アクシスコンサルティング公式サイト引用


ハイエンド人材領域の人材紹介とスキルシェアの提供を行う企業になります。


2030年には約45万人のIT人材が不足する試算が出ており、同社の得意とするハイエンド人材紹介も追い風が吹いているようです。


収益方法はリカーリングビジネスを推進していることでストック型と言えそうです。トップライン成長となっており、スキルシェアのサービス開発や機能改善を進め事業会社のサービス利用を促進したいとあります。


日本経済もコロナ禍により変化が起きているため同社のようなビジネスも面白そうです。ただ競合が多く存在しサービスの差別化が収益に直結すると思います。


ハイエンド人材領域に特化していることで独自のポジションを築いているそうです。あとは企業規模拡大や提携先が増加することに期待したいと思います。IPO時にはそれなりに人気だと思います!


アクシスコンサルティング(9344)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日3月28日
市場グロース市場
業種サービス業
事業内容ハイエンド人材領域における人材紹介及びスキルシェアの複合サービスを提供するヒューマンキャピタル事業
ブックビルディング3月09日~3月15日
想定価格1,650円
仮条件1,800円~1,950円
公開価格1,950円
初値結果3,030円(公開価格1.55倍)
企業情報https://axc-g.co.jp/
監査人應和監査法人
手取金の使途
  • 採用費及び人件費
  • 広告宣伝費
  • システム費


項目株数データ
公募株数600,000株
売出株数450,000株
公開株数(合計)1,050,000株
オーバーアロットメント157,500株
上場時発行済み株数4,620,000株
※公募分を含む
想定ベースの時価総額約76.2億円
幹事団野村證券(主幹事)
みずほ証券
SMBC日興証券
SBI証券
岡三証券
東海東京証券
岩井コスモ証券
委託見込LINE証券
岡三オンライン


アクシスコンサルティング(9344)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格1,650円を基に吸収金額を算出すると約17.3億円となり、オーバーアロットメントを含めると約19.9億円規模の上場となります。


同社グループはアクシスコンサルティングと連結子会社1社(株式会社ケンブリッジ・リサーチ研究所)で構成されています。


ハイエンド人材領域における人材紹介及びスキルシェアの各サービスを展開し、人材紹介として正社員採用サービスを行い、スキルシェアとしてフリーコンサルサービスとスポットコンサルサービスを提供しています。


ハイエンド人材とは、コンサルタントなどの企業や社会の課題解決、価値創造を推進する高いレベルの専門性と能力を持った人材のことを言います。


アクシスコンサルティング(9344)の業績
※有価証券届出書引用


人材紹介の正社員採用サービスでは、コンサルティングファーム向けのコンサルタント正社員採用サービスを提供しています。


特にコンサルティングファームにおけるマネージャー以上の採用支援に強みを持っているそうです。


連結子会社のケンブリッジ・リサーチ研究所は事業会社向けの正社員採用サービスを提供し、経営層やデジタル・DX領域等のハイエンド人材に加え、親会社との連携により事業会社へのコンサルタント経験者の採用支援にも強みを持っそうです。


アクシスコンサルティング(9344)の事業系統図
※有価証券届出書引用


スキルシェアのフリーコンサルサービス「フリーコンサルBiz」は、独立してフリーランスとなったコンサルタントによる、企業のニーズに合わせた課題解決プロジェクトを提供するサービスです。


同社グループの人材データベースには戦略やDX領域で実績のあるコンサルティングファーム出身のフリーコンサルタントが登録されており、企業はフリーコンサルタントを活用することで機動的なプロジェクト推進が可能になるそうです。


クシスコンサルティングIPOの販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


同社事業の特徴はリカーリングビジネスになり、発注企業が直面する課題と人材側が求めるキャリアニーズに応じて、正社員採用やフリーコンサルの各サービスを適切なタイミングで柔軟に提供し継続的にサービスを活用できるビジネスモデルになるそうです。


創業から約20年にわたりコンサルティング業界を中心として企業の価値創造や経営課題の解決に尽力してきたそうです。


ハイエンド人材との中長期的な関係を構築する「機能・仕組み」はマーケティングオートメーションツールの活用を行い、定期的に人材とコミュニケーション図っているそうです。


マーケティングオートメーションツールを用いたデータを分析や人材に対して適時に効果的なキャリアプランの提案も行うそうです。


また、フリーコンサルBizは高単価フリーランス案件が多いとのことです。


アクシスコンサルティング(9344)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2002年4月18日、東京都千代田区麹町4-8麹町クリスタルシティに本社を構えます。社長は山尾幸弘氏(1962年6月12日生まれ)、株式保有率は41.01%(1,773,000株)です。


従業員数82人で臨時雇用者17人、平均年齢34.2歳、平均勤続年数2.9年、平均年間給与8,066,000円です。連結従業員数は99人で臨時雇用者は19人です。


セグメントはヒューマンキャピタル事業の単一セグメントになります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
株式会社創1,917,000株44.35%
山尾 幸弘1,773,000株41.01%
吉越 利成120,000株2.78%
伊藤 文隆85,200株1.97%
アクシスコンサルティング従業員持株会75,000株1.73%
荒木田 誠73,140株1.69%
所 芳正69,120株1.60%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には90日間(2023年6月25日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


この他、アクシスコンサルティング従業員持株会は180日間(2023年9月23日まで)のロックアップ付与、そして解除倍率設定なしとなっています。


上場前の第三者割当等による新株予約権の割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。


親引けはアクシスコンサルティング従業員持株会が取得金額3,000万円を上限に実施される予定となっています。


アクシスコンサルティング(9344)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


想定発行価格1,650円から仮条件が大幅に引き上げられ1,800円~1,950円に決定しています。吸収金額は最大で約23.5億円、時価総額約90.1億円にまで拡大します。


仮条件の引き上げに加え人気業態となっていることでまとまった利益が狙えるようです。


ただ割安感がなくなり公開価格の1.5倍程度くらいまでしか狙えないとの観測があります。3社同日上場となっているため資金分散も考えられます。翌日も3社同日上場になります!


大手初値予想2,000円~2,800円
修正値2,500円~3,000円
再修正2,500円~2,800円
直前予想2,750円

※注目度B、再修正は3月20日に追記


業績を確認すると2023年6月期の連結予想を確認することができました。売上40.62億円となり前期比15.63%増、経常利益5.76億円となり前期比16.84%増となります。


四半期利益は3.91億円となり前期比20.68%増を予想しています。


公開価格が1,950円決定の場合の指標はEPS93.66からPER20.82倍、BPS466.33からPBR4.18倍になります。配当や株主優待の設定は現時点でありません。


ファンドからの出資もなく業績も好調に推移しているため公開規模が大きくても需給不安はなさそうです。


コンサル系人材サービスを行う企業はIPOでも人気があり、同社はDX領域の需要拡大によるビジネスコンサルで成長しています。


しかし同業種の増収率からすると劣るようです。そのため公開価格1.5倍程度で落ち着くだろうと考えられています。ここ2年~3年人気が高まっている事業だと思います。


公募組は積極的に抽選に参加しておきましょう。野村證券主幹事なのでネット組には辛い状況だと思います。


幹事名割当株数引受割合
野村證券(主幹事)966,000株92.00%
みずほ証券21,000株2.00%
SMBC日興証券21,000株2.00%
SBI証券10,500株1.00%
岡三証券10,500株1.00%
東海東京証券10,500株1.00%
岩井コスモ証券10,500株1.00%


新興市場への上場にしては事業規模が大きく、しっかりとした利益が出ていることで機関投資家からの需要が見込めそうです。野村證券主幹事で公開株数が100万株を超えるため当選を狙いたいと思います。


幹事構成が店頭系ばかりなので初値売却も少ないと思います。意外高に期待の銘柄かもしれません!深く考えずに申込すればよいと考えています。


野村證券とみずほ証券は資金不要でIPO抽選に参加できるため申込み忘れだけには注意しておきましょう。


岡三オンラインも前受け金不要なのでできれば申込みしておくとよいと思います。必要であればタイアップ特典の3,500円をいただいてください。


100万円まで取引手数料が無料なので魅力があると思います。詳しくは下記記事でまとめています!




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1万円から投資できる不動産投資型クラウドファンディングになります。利回りが高いファンド組成も出るため面白みがあります。利回り10%も過去に登場しています!




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
ビザスク(4490)PER-倍PBR4.82倍
Branding Engineer(7352)PER115.31倍PBR26.69倍
INTLOOP(9556)PER46.94倍PBR12.18倍
※2023年3月09日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2022年5月22日~2030年5月21日281,850株100円
2023年1月20日~2031年1月19日10,920株217円
2023年5月21日~2031年5月20日2,040株217円
2023年12月16日~2031年12月15日5,280株417円
2024年5月26日~2032年5月25日2,940株700円


ストックオプション(新株予約権)は292,770株が上場時に行使期限を迎えます。


発行済株式総数及び潜在株式の合計4,322,820株に対する新株予約権の割合は7.0%に相当します。新株予約権による潜在株式数は302,820株で算出しています。


アクシスコンサルティング(9344)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

アクシスコンサルティングのIPOは利益が見込めると思います。


連日の上場になるためパフォーマンスの低下は仕方がないと思いますが、小じっかりのイメージがあります。


アクシスコンサルティング(9344)IPOのまとめ
※アクシスコンサルティング公式サイト引用


ロックアップ率も高くベンチャーキャピタル出資もないため需給不安はないと思います。


2009年9月に親会社からMBO方式で独立し子会社化や吸収合併を行っています。今期が22期目になり17期に1.45億円の赤字を計上し、その後は黒字を維持しています。


前期21期は連結で3.24億円の黒字となりしっかりとした利益を計上しています。機関投資家が好みそうな感じですよね?ということで全力で当選を狙いたいと思います。


上場による資金使途も人件費で利用されるため、優秀な人材確保ができれば将来的な業績の伸長にも貢献しそうです。会社の経営基本方針にも「人的資本の最大化・最適化・再配置」と表記されていますからね。


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