ヴィスコ・テクノロジーズ(6698)IPOが新規上場承認されました。みずほ証券が主幹事を手掛け株数も少ないIPOです。しかし、1枚当たりの単価が大きいため積極的に申し込みをしてよいのか悩みそうです。業種が地味ですし、業績もなんとなくインパクトに欠けます。
業種:電気機器
市場:JASDAQスタンダード
公開予定:12月13日
BB期間:11月27日~12月01日
【事業内容】
当社は、筐体型画像処理検査装置を開発、製造及び販売しております。画像処理検査装置は、様々なモノづくりの現場において、検査対象物の傷、汚れ、異物などの外観上の欠陥を検出する目的で多く利用されており、FA(ファクトリーオートメーション)向け画像処理システムとも呼ばれております。日本国内の製造業の現場では、画像処理検査装置が普及しつつありますが、未だに人手に頼った目視検査を実施している製造現場もあります。また、中国、東南アジア、南米などの新興国の製造業の現場では、日本国内の製造現場と較べて目視検査を主とした製造現場が多数あり、人件費の抑制や製品品質の安定化に向けて画像処理検査装置の導入が進みつつあります。
まとめると⇒ 画像処理検査装置の製造・販売
【資金使途】
手取概算額366,924千円に、「1 新規発行株式」の(注)4.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限132,145千円を合わせた手取概算額合計上限499,069千円については、自社製品のソフトウェア開発のための人的費用として349,069千円(平成30年3月期に30,000千円、平成31年3月期に90,000千円、平成32年3月期に90,000千円、平成33年3月期に90,000千円、平成34年3月期に49,069千円)及び開発のためのハードウェア購入費用として150,000千円(平成31年3月期に50,000千円、平成32年3月期に50,000千円、平成33年3月期に50,000千円)を充当する予定であります。
100株単位
公募株数 85,000株
売出株数 113,800株
合計株数 198,800株(1988枚) ←かなり少ないです!
想定価格 4,820円 ⇒ 48.2万円!
仮条件 11月22日に決定予定
公開価格 12月04日
【幹事団】
みずほ証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
岡三証券
いちよし証券
SBI証券
岩井コスモ証券
ヴィスコ・テクノロジーズ(6698)上場評判とIPO分析
オーバーアロットメントによる売出し29,800株
想定発行価格4,820円を基に吸収金額を算出すると約9.6億円、オーバーアロットメントを含めると約11億円となります。
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ヴィスコ・テクノロジーズ及び連結子会社3社(必速勘貿易(上海)有限公司(中国)、ViSCO Technologies(Thailand)Co.,Ltd.(タイ)、及びViSCO Technologies USA, Inc.(米国))の合計4社で構成されています。
画像処理検査装置の製造にあたり、検査装置を構成するモジュールの製造を部品製造会社に委託し、又はモジュールを部品製造会社から購入した上で、製品の組立て、並びにオペレーティングシステム及び画像処理ソフトウエアの筐体へのセットアップを組立会社に委託して、画像処理検査装置を完成させるファブレスメーカーです。
同社、連結子会社及び国内外の代理店が、国内外の顧客に対して製品を販売しています。
ヴィスコ・テクノロジーズ(6698)従業員と株主の状況
会社設立は2003年8月26日、本社は東京都港区海岸一丁目になります。
社長は足立秀之氏(52歳)、株式保有率は31.87%です。
従業員数は69人で平均年齢40歳と8ヶ月、平均勤続年数5年7ヶ月、平均年間給与約635万円です(臨時雇用者数7人)
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ヴィスコ・テクノロジーズ(6698)のロックアップ状況と私見
【ロックアップの状況】
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である足立秀之、売出人である滝沢義信、池田欣吾、鈴木保良、株式会社有沢製作所、三菱UFJキャピタル3号投資事業有限責任組合、東正志、東宏美、GOLDEN ASIA FUND L.P.、ニッセイ・キャピタル5号投資事業有限責任組合、DBJキャピタル投資事業有限責任組合、イノベーション・エンジン三号投資事業有限責任組合、株式会社フィデアキャピタル並びに当社株主である澤村知是、株式会社アバールデータ、北川敦仁、有馬良太、秋田高志、足立みゆき、足立拓駿及び足立唯菜は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む。)後90日目の平成30年3月12日までの期間(以下「ロックアップ期間」という。)中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと及びその売却価格が「第1 募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、東京証券取引所における初値が形成された後に主幹事会社を通して行う東京証券取引所での売却等は除く。)等は行わない旨合意しております。
ロックアップ期間は90日間(平成30年3月12日)、ロックアップ解除倍率は1.5倍となります。
12月13日が上場日となっていますが、結局同日上場が4社となりました。
SGホールディングスと被る銘柄は少ないと思ったら、後からどんどん出てきました。
12月前半にしれくれればよかったんですが、ヴィスコ・テクノロジーズは悩みますね。
テックポイント・インク (6697)のように地味でも初値が高くなるパターンだと良いですがどうでしょう。
VC保有割合もそこそこありますが、ロックアップが掛かっているため、初値だけは期待できるのかも?難しくなってきましたが、こんな時こそ儲かるチャンスかな~
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