阿波製紙(3896)IPO考察記事です。


業種:パルプ・紙
市場:東証2部
公開予定:10/23
BB期間:10/04-10/11


【事業内容】
特殊紙及び機能材料の製造及び販売

【資金使途】
手取概算額689,000千円については、「1.新規株式発行」の(注)5に記載の第三者割当増資の手取金概算額の上限138,264千円と合わせ、全額を平成25年3月期の設備資金に充当する予定であります。
設備資金の内訳は、本社本館追加工事及び研究棟の改修工事として104,900千円、徳島工場の量産化対応設備及び研究開発用試験機の導入、井戸設備の更新費として320,000千円、その他各工場の既存設備の更新、改修及び生産合理化のための設備投資費用として402,364千円を充当する予定


100株単位
公募株数 1,900,000
売出株数   600,000
合計枚数 2,500,000(25000枚)


想定価格 370円 ⇒ 3.7万円必要
仮条件  330円~370円


大和証券(主幹事)
野村證券
みずほ証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
SMBC日興証券
香川証券


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阿波製紙(3896)の公募価格は上限の370円に決定しました。
これを元にPERを算出するとEPS47.20で7.8倍程度になります。
公募株数2,875,000株とOA375,000株を考えるとシャブシャブなので
当選を狙いに行けばすぐ取れそうですね(合計3,250,000株)


阿波製紙の事業特徴としては、自動車関連業界で、エンジン用濾材やクラッチ板用
摩擦材といった自動車の動力部分に欠かすことの出来ない製品を長年にわたり
生産・販売している会社です。
その他には水処理関連業界で、海水淡水化や超純水製造といった高度な水処理に欠かす
事の出来ない分離膜の支持体の生産・販売を行っています。


【株式の引き受け】
大和証券株式会社 1,400,000
野村證券株式会社 125,000
みずほ証券株式会社 125,000
三菱UFJMS証券株式会社 125,000
SMBC日興証券株式会社 62,500
香川証券株式会社 62,500


【連結会計】
売上高15,767百万円(前年同期比261百万円減、1.6%減)
営業利益336百万円(同633百万円減、65.3%減)
経常利益298百万円(同512百万円減、63.2%減)
当期純利益40百万円(同299百万円減、88.0%減)


阿波製紙(3896)IPO
※トレーダーズ・ウエブ参照


株式状況ではベンチャーキャピタル持分は少なくてロックアップも設定
されており問題はないでしょう。
ストックオプションも未行使残はなし。
ここだけ見ると凄くいいのですが、公募分がたくさんあるので公募組の
動きと買いたい人の動きです。
ぱっと見は、公募組みの爆弾が負ってくると思うので、株価が落ち着いて
から購入した方が無難ですよね(欲しい人は)
私は不参加です。


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