要興業(6566)IPOが新規上場承認されました。地味業種ですが、東京23区をターゲットとしている事業です。東証2部ですが、意外に底堅い人気があるのではないかと考えています。主幹事は野村證券となっており、なんとなくいける気がします。初値プラス5%~10%か?


要興業(6566)IPO新規上場承認


業種:サービス業
市場:東証2部
公開予定:12月25日
BB期間:12月07日~12月13日


【事業内容】
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社要興業)及び連結子会社1社(株式会社ヨドセイ)により構成されており、東京23区を中心にして、産業廃棄物に分類されるビン、缶、ペットボトル、粗大ごみ等や、一般廃棄物に分類される可燃ごみ等の収集運搬・処分、リサイクル(資源物の売却)を中核とした事業を行っております。

まとめると⇒ 一般・産業廃棄物の収集運搬・中間処理、リサイクル事業



【資金使途】
手取概算額1,286,500千円については、「1 新規発行株式」の(注)4.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限434,731千円と合わせて、設備資金として1,075,000千円、投融資資金として202,000千円、借入金の返済資金として363,000千円を充当する予定



100株単位
公募株数 2,000,000株
売出株数 2,476,300株
合計株数 4,476,300株(447,630株)   ←当選できそうです!


想定価格 700円 ⇒ 7万円必要!
仮条件  12月06日に決定予定
公開価格 12月14日に決定予定


【幹事団】
野村證券(主幹事)
三菱UFJモルガンスタンレー証券   auカブコム証券
みずほ証券
SMBC日興証券
SBI証券



要興業(6566)上場評判とIPO分析


オーバーアロットメントによる売出し671,400株
想定発行価格700円を基に吸収金額を算出すると約31.3億円、オーバーアロットメントを含めると約36億円になります。
要興業ホームページ⇒ https://www.kaname-k.co.jp/


要興業(6566)上場評判とIPO分析 
↑クリックで拡大します      ⇒ SBI証券のIPO概要詳細


要興業(6566)初値予想


東京23区を中心にして、産業廃棄物に分類されるビン、缶、ペットボトル、粗大ごみ等や、一般廃棄物に分類される可燃ごみ等の収集運搬・処分、リサイクル(資源物の売却)を中核とした事業を行っている企業です。
地方の私からすれば都会の産廃は凄いと思うため応援したい企業です。
先日上場承認が行われた、ミダック(6564)IPOと事業が被ります。


収集運搬・処分事業では、主に東京23区内の事業所における事業活動に伴い発生する産業廃棄物と事業系一般廃棄物の収集運搬・処分を行っています。
可燃ごみ、段ボール、古紙等の一般廃棄物、及びビン、缶、ペットボトル、粗大ごみ等の産業廃棄物等、事業所から日常排出される廃棄物のほぼ全ての品目について収集運搬の許可を有しており、それらの廃棄物を、400台を数える当社グループ保有車両で、約400名のドライバー(うち、約300名が正社員)により運搬しているそうです。


リサイクル事業では、リサイクルセンターに運び込まれた廃棄物である古紙、ビン、缶、ペットボトル、粗大ごみ等の選別、破砕、圧縮、梱包等の処理を行い資源化し、再資源化品や有価物等を業者に売却しています。
私事ですが、大卒後に病院の経理をしていた時に段ボールをリサイクル業者まで運んでいたのを思い出します。あの頃は勢いだけあり、実力は何も無かったですよ・・・


要興業(6566)IPO


行政受託事業では、東京23区の依頼により、当該区から発生する不燃ごみや容器包装ごみ(ビン、缶、ペットボトル、プラスチック容器ごみ)をリサイクルセンターで資源化処理を行っています。


産業廃棄物の最終処分場の残余地が少なくなり、社会的な問題になっているため日本でも深刻化しています。要興業も地味な事業ですが、無くてはならない企業のため注目されることを期待します。
業績は安定しています。



要興業(6566)従業員と株主の状況


会社設立は1973年4月13日、東京都豊島区池袋二丁目に本社を構えます。
社長は藤居秀三氏(73歳)、株式保有率23.38%です。
従業員数は377人で平均年齢42.3歳、平均勤続年数8.6年、平均年間給与約533万円です。連結子会社を含めると従業員数432人で329人の臨時雇用者がいます。


要興業(6566)従業員と株主の状況
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要興業(6566)のロックアップ状況と私見


【ロックアップの状況】
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である藤居秀三、売出人である日本生命保険相互会社、大星ビル管理株式会社、大星ビルメンテナンス株式会社、荒井昇並びに当社株主である要興業社員持株会、株式会社三菱東京UFJ銀行、坂原謙二、株式会社みずほ銀行、藤居邦彦、藤居隆史、藤居睦子、松浦義忠、安藤雅弘、河野佳子、浅香園芸株式会社、株式会社エフビーエス・ミヤマ、株式会社丸十商店、木納孝、寺島哲四、戸部洋司、石原浩、西野善一朗、野村有俊、藤居一実及び村木宣彦は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の平成30年3月24日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し及びオーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等を除く。)を行わない旨合意しております。



ロックアップは90日間(平成30年3月24日)、ロックアップ解除倍率の記載はありません。
売出し株が多くVCもその中に含まれています、主幹事の野村証券親会社の野村ホールディングスも20万株売出しとなっています。


ABホテルと上場日が被り、やや厳しいと思いますがもしかするとオーラスIPOなのかもしれません。昨年度の最終日上場は12月27日でしたが、今年はどうでしょうか?


昨年の最後に上場したIPOはティビィシィ・スキヤツト(3974)でしたが、騰落率は221.4%です。2017年も面白い展開が待っていると良いですね。

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