アクシージア(4936)の株主優待改悪が発表され100株を200株に増やした個人投資家が企業を動かしたかもしれません。わずか4日で株主優待制度の見直しを発表しています。
しかも後出しで利用詳細を出すあたりが怒りを買ったようです。難しい問題ですね。
※アクシージア公式サイト引用
事前に株主優待制度の変更が発表されていましたが、公式オンラインショップで利用できる優待券を贈呈とだけ発表していました。
ところがその後、追加で発表された内容には各優待券に最低購入金額があることがわかりました。
しかも株主が損するパターンかもしれないという内容です。これは流石にSNSなどで炎上するでしょう。
ということで株主意見を最終的に取り入れてくれたという内容をまとめてみました!
アクシージア(4936)株主優待の変更前と変更後を確認してみました
株主優待の変更前と変更後を確認してみたいと思います。金額を比較すると悪くありません。それに長期優待が導入され継続保有の方に優待券が増額される内容となっています。
上記内容を確認して保有株数を増やした方もいます。
アクシージアは長期ホルダーを歓迎していると読み取れますよね。なのでここまでは皆さん納得されていたようです。
ただ時系列的には優待変更の発表が2024年5月21日、株主優待券の利用詳細発表が2024年7月12日でした。
そして炎上してしまいます。
なぜなら優待券利用に最低購入金額の設定があったからです。しかも後出しなので投資家が怒り狂いました。
さらに株価が下げ始めたため同社としても早く対応したかったと考えられます。
例えば6,000円分の優待券を利用するのに10,000円の商品を買わなければなりません。
こんな事になるとわかっていたなら個人投資家は買い増ししなかったでしょう。利用条件発表後に同社株を売ってしまった方もいるようです。
1,500円分の優待券を利用するのに2,500円分の商品を買うのはあんまりだと思います!
速攻でアクシージアが株主優待制度の見直しを発表してきました!
炎上したことをうけてアクシージアが対応してきました。投資家の意見を受け入れてくださるという姿勢は素晴らしいです。ただ優待変更後の内容を少し考えればこのようなことにならなかったのでは?と思います。
元々は自社製品を何もせずに貰えたわけですからね。
優待廃止よりは良いと思いますが、同社は投資家を増やす狙いと株価引き上げを狙った優待変更だったはずです。炎上により失敗したように感じます。
※2024年7月12日発表の優待内容(見直し前)
※2024年7月19日発表の優待内容(見直し後)
上記画像は優待見直し前と見直し後の内容になります。
長期優待分を含めた優待券1枚に変更されています。
また大炎上となった最低購入金額の撤廃が発表されました。優待金額の変更はありません。
さらに公式オンラインショップからの購入となっていましたが「株主様専用ページ」に変更されています。株主限定商品もしくは自社で価格調整可能な商品があるのかもしれません。
株主が怒ったのは最低購入金額の設定だと思います。しかも内容がせこかったですよね。東証プライムに上場している企業とは思えないといった声もあったようです。
アクシージア(4936)の業績と株価を確認してみました
業績はこれまで増収増益傾向でしたが2024年7月期は増収減益予想となっています。営業利益が61%減なので苦しい事情がありそうです。
※SBI証券公式サイト引用(5年チャート)
株価は2021年の上場から考えると大きく下げています。
なかなか売れない投資家も多くいそうなので長期優待は株主に嬉しいはずです。配当は年20円予想となっています。
株価870円から計算すると配当利回り2.30%になります。
ちなみに200株保有の場合の優待利回りは3.45%になります。合計するとインカムゲイン5.75%となります。これに長期優待が付きます!
アクシージア(4936)の優待改悪と炎上まとめ!転売は今後も可能?
アクシージアの株主優待はこれまで自社商品だったため転売されていました。※メルカリ公式サイト引用
- 2024年5月21日に株主優待制度変更のお知らせ
- 2024年7月12日に株主優待券利用詳細のお知らせ(ここで炎上)
- 2024年7月16日に株主優待制度の見直しのお知らせ(4日後に発表)
- 2024年7月19日に株主優待券の利用詳細の一部見直しのお知らせ
今回の優待内容が変更されたことにより優待券の転売は防げると思います。しかし、株主が化粧品等を株主専用ページで購入した後に転売することは可能です。
あとは株主専用ページにどんな商品が売ってあるのかだと思います。優待券と交換できるような販売価格の商品があれば良いですよね。
もし6,000円分の優待券を使うのに同等の商品がない場合はまた炎上しそうです。流石にそれはないと思いますけどね。
今回は株主の意見をアクシージアが総合的に勘案した結果、最低購入金額の撤廃が行われました。SNSでも話題だったので気が付いた方も多くいたと思います。
SNSやインターネットを利用して抗議するとこんな事も起きるんだ!といった例になったように思います。ネットの力は凄いですね。
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