レジル(176A)の上場直前の初値予想と東京証券取引所から発表された気配運用を調べました。中東情勢が緊迫化する中で電力供給事業のIPOは初値が苦戦すると言われています。
上場規模が大きいだけでなく地合いが悪く公開価格前後で発進できればといった感じみたいですね。
※レジル公式ページ引用
東京証券取引所から発表された気配運用は下記のようになります。
項 目 | 気配運用の内容 |
板中心値段 | 1,200円(公募・売出価格) |
上限値段 | 2,760円(更新値幅60円、更新時間10分) |
下限値段 | 900円(通常の更新値幅、更新時間3分) |
注文受付価格の範囲 | 300円以上、4,800円以下 |
マンションなど集合住宅に対して一括受電サービスを行っている企業です。また、法人の脱炭素化支援や電力供給を行います。
上場承認時は何とかなると観測されていましたが、上場日が近づくにつれ公開価格を割る可能性が高いと判断されています。
上場規模は約71.1億円、時価総額は約220.1億円です。4月に入りIPOが軟調となっているためこの規模だと厳しそうです。
レジルIPOに当選した方も辞退(キャンセル)を行った方が意外と多かったようです。私は補欠当選でしたが全て辞退しました。また、売出株中心のIPOということも不人気の理由でしょう。
想定発行価格は1,080円でしたが仮条件範囲が1,100円~1,200円に引上げられました。公開価格は仮条件上限の1,200円決定しています。
業績規模が大きいため機関投資家需要も見込めますが事前評価はあまり良くないようです。市場コンセサンスは1,100円~1,200円になっているようです。初値利益は厳しそうですね。
上場内容や業績などについては下記記事でまとめています。
「IPO承認」レジル(176A)の上場データと初値予想を考察!
レジル(176A)の上場直前の初値予想はこうなる!
レジルの上場直前の初値予想につてい調べてみました。大手の上場直前の初値予想は1,150円となっています。幹事引受け価額は1,104円です。
期待していた海外販売はOAを含めた公開株数に対し20.19%だったため人気があったとは考えにくいと思います。
成熟企業で安定成長の期待はあるものの上場規模が大きく消化不良だと感じます。グロース指数も2024年の最低ラインにあるためリスク回避姿勢の投資家も多そうです。
2024年で一番IPOが賑わっていないタイミングで上場するため大型案件は特に厳しそうですね。某紙によれば株価は割安だと考えているようです。
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