インバウンドプラットフォーム(5587)IPOの上場直前の初値予想と東京証券取引所から発表された気配運用を調べました。上場タイミング的にはやや微妙のようです。
中国団体旅行解禁による追い風が吹き業績面に期待できる反面、福島第一原発処理水の海洋放出開始により懸念材料もあるようです。
※インバウンドプラットフォーム公式ページ引用
東京証券取引所から発表された気配運用は下記のようになります。
項 目 | 気配運用の内容 |
板中心値段 | 1,850円(公募・売出価格) |
上限値段 | 4,255円(更新値幅93円、更新時間10分) |
下限値段 | 1,388円(通常の更新値幅、更新時間3分) |
注文受付価格の範囲 | 463円以上、7,400円以下 |
同社はエアトリ(6191)子会社になり、訪日外国人を対象としたWi-Fiレンタルを主力事業としています。この他、在留外国人向けサービスやキャンピングカーレンタルを行っています。
業績水準はインバウンド効果もあり2023年9月期の純利益が2.02億円と前期比で110.42%増の予想が出ています。
上場による吸収金額は約17.4億円、時価総額は約62.5億円になります。
インバウンド関係の銘柄に資金が入っていることも同社株に良い影響を与えそうです。ただし原発処理水放出を受けインバウンド株の軟調も見られるようです。
類似企業で意識されるビジョン(9416)はコロナ禍以前の水準に株価が戻っています。
ビジョンとPER比較をするとインバウンドプラットフォームのほうが若干割安のため公開価格割れの可能性は低そうです。親子上場のデメリットも殆どなさそうですからね。
上場内容や業績などについては下記記事でまとめています。
「IPO承認」インバウンドプラットフォーム(5587)の上場データと初値予想を考察!
「プレ初値予想」インバウンドプラットフォーム(5587)のIPO評価!
インバウンドプラットフォーム(5587)の上場直前の初値予想はこうなる!
インバウンドプラットフォームの上場直前の初値予想について調べてみました。SBI証券のIPOチャレンジポイント枠当選は200株になりボーダーラインは520P~525Pあたりのようでした。読者からご報告がありました!
大手の上場直前の初値予想は2,800円となっています。
ファーストインプレッションでは4,000円という数字も見られましたが、中国団体旅行解禁の好材料を原発処理水放出の材料で打ち消した形となりそうです。
短期的には注目されるため売買が活況になると思われますが、原発処理水放出により想定された事態を上回る問題となっているようです。
インバウンド需要で跳ねた銘柄も急落に見舞われ同社株を初値で購入したい投資家が減ったように思います。
セカンダリーでどのくらい資金が入るのか現状判断では難しそうです。久しぶりのIPOのためある程度の資金入流は期待できると思いますが、上値追いとなるのか注目したいと思います。
インバウンドプラットフォームのIPOに当選している方はハラハラしているはずです。公開価格割れはないと思いますが直近の日中関係などの悪材料はイレギラーのように思います!
初値が低ければセカンダリーに入る方もいると思いますが、ここ数日でリスクがより高まったように思います。私も注視しておきたいと考えています。
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