トライト(9164)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。売出人であるファンドは高く売り抜けたいが実際には難しそうな案件だと感じます。
大型IPOでありファンドによるイグジット案件のため流石に厳しい印象を受けます。
| 項目 | 株数データ |
| 想定価格 | 1,620円 |
| 仮条件 | 7月05日 |
| 売出価格 | 7月12日 |
| 公募株数 | 0株 |
| 売出株数 | 40,000,000株 国内売出株式数21,600,000株 海外売出株式数18,400,000株 |
| 公開株数(合計) | 40,000,000株 |
| オーバーアロットメント | 6,000,000株 |
| 幹事団 | SMBC日興証券(共同主幹事) BofA証券(共同主幹事) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同主幹事) UBS証券(共同主幹事) SBI証券 マネックス証券 楽天証券 |
| 委託見込 | auカブコム証券 SBIネオトレード証券 |
楽天銀行に次ぐ大型案件になり注目度は高そうです。
しかし大手予想の評価は現段階で低いようです。ファンド売出し案件になりオファリングレシオも高いためイグジット案件と言えます。
業績規模は大きいものの新味はなく、医療福祉分野を主力とした人材サービスを行います。
また、買収が行われ見た目の業績にインパクトがあるとの観測が出ているようです。類似企業ではエス・エム・エス(2175)を意識しているのかも？株価設定的にも当てはまるようです。
想定発行価格1,620円を基にした吸収金額は約745.2億円、時価総額は1,620.0億円となります。
上場日は単独上場となっており日程的な優位はあるようです。ただ似たようなIPOも出ているため同社が買われるのかわかりません。
トライト(9164)IPOの大手初値予想と評価はこうなる！
大手初値予想の数値を調べてみました。非常に参考になる数値なので、投資家のブックビルディングスタンスにも影響を与えると考えています。最新の初値予想は下記のようになっています！
大手初値予想1,500～1,700円
※注目度A
※注目度A
プレ初値予想を見る限り「割れるのでは？」と考えています。
先に上場したファンドイグジット案件のノバレーゼ(9160)も公開価格割れとなっています。割れた後は売られ続けていますからね。
欲しい方は初値で購入しなくても下げた後に買えばよさそうです。また、しばらく配当にも期待できないようです。
同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。
「IPO承認」トライト(9164)の上場データと初値予想を考察！超大型で不人気か
トライト(9164)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました
幹事割当数と引受割合は現時点で発表されていません。発表された後に「承認記事」に追記したいと思います！
| 幹事名 | 割当株数 | 引受割合 |
| SMBC日興証券(共同) | -株 | -％ |
| BofA証券(共同) | -株 | -％ |
| 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同) | -株 | -％ |
| UBS証券(共同) | -株 | -％ |
| SBI証券 | -株 | -％ |
| マネックス証券 | -株 | -％ |
| 楽天証券 | -株 | -％ |
公募組で参加される方はあまりいないと思います。
当選狙いだとSMBC日興証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券からの申込みを優先させておきましょう。
仮条件範囲が大幅にディスカウントされる可能性もあるため監視だけは行っておきたいと思います。
SMBC日興証券のIPO概要と当選秘策のご紹介です。申込続ければIPOは当選できると思います。ただ根気が試される投資なので主幹事を中心に申込んでおきましょう。嘘なしの当選画像を掲載しています。幹事に入るとほぼすべての銘柄 …
トライト(9164)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ
最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。人気が出るようには思えないためスルーしても良いかもしれません。
※トライト公式サイト引用
業績を確認すると2023年12月期の連結予想を確認することができました。それによれば営業収益526.76億円となり前期441.95億円から19.19％増、税引き前利益65.89億円となり前期55.59億円から18.53％増となります。
四半期利益は43.09億円となり前期36.21億円から19.00％増を予想しています。
想定発行価格1,620円による指標はEPS43.09から37.60倍、BPS253.35からPBR6.39倍になります。配当金は現時点で出ません。
某紙では上場中止となる可能性も指摘されているようです。ファンドにしてみれば収穫を迎える時期なのでしょうが投資家にとっては割高な株価なので魅力がないのかもしれません。
有利子負債比率が58.1％になるため財務面の評価も低いようですね。
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