複数のメディアでスカイマークが東京証券取引所に再上場を申請していると報じられました。コロナ禍も終わり国内旅行客の利用が増加し経営環境が好転し始めているためだと考えられます。
しかし、上場廃止になる前に業績悪化につながった要因の一つは超大型旅客機「A380」の導入だと言われています!
※スカイマーク公式サイト引用
再上場が実現してもこれまでの機材更新停滞により、経年機が増加しているため機材更新に充当される可能性も高いようです。財務体質が軟弱だと考えられるため早期に再上場を果たしたいと考えているはずです。
スカイマークは2015年1月に経営破綻しています。その後、2019年10月に東京証券取引所に上場申請を行っていましたが、2020年4月に上場申請を取り下げています。
破綻後に5年以内の再上場を行うと同社は発言していたようですが、新型コロナウイルス感染症により延期となっていました。
国際線と国内線の減便も行われて赤字が拡大する方向に向かったと考えられます。
現在の搭乗率はコロナ前の水準に近付いていると報道されているため再上場に踏み切ったようです。実現するのかはわかりませんが、IPO的には大きなイベントになりそうです。
スカイマークの上場で公募組は利益を得られるのか?
スカイマークの上場は大きなイベントになると考えられます。ただ投資ファンドのインテグラルが儲かるだけでは?とも感じます。2年前に自分で書いた記事と最新の記事を比較してみたところ株主に大きな変化はないようです。
- インテグラル50.1%
- 日本政策投資銀行と三井住友銀行が設立した投資事業組合が33.4%
- ANAホールディングス16.5%
JALが再上場した時とまた違う印象を受けます。個人的にはANAホールディングスが一番頑張っていると思います。
空運業はコロナ禍で業績が落ち込むも耐え忍び、複数の企業で2023年は赤字から黒字転換する予想が出ています。
スカイマークも同じ流れだと思いますがJAL(日本航空)とANAホールディングス(全日本空輸)とは格が違うと思います。政府の支援も受けられなかったわけですからね。
発着枠の問題もあるため同社株を狙う支配構造にも注視したいと思います。
一般顧客からすれば再上場を行い安定的な経営を行って欲しいと願うばかりだと思います。
スカイマークの再上場で誰が儲かるの?まとめ
スカイマークの再上場で儲かるのはこれまで出資を行ってきた株主でしょう。特にインテグラルは再上場で株式を売却したいと考えらえます。日本政策投資銀行からは過去に劣後ローンで20億円を借り入れたりしていますよね。ANAホールディングスも自社のことを考えると同社株を換金したいはずです。もしくは他の条件を考えていそうです。
個人的には世の中に必要な企業だとは思いますが、上場(IPO)を考えると利益見込みは低いと思います。
上場時期は異なりますがJAL(日本航空)も売出株から20円しか上昇しませんでした。なのでスカイマークは公開価格割れかも?と考えています。
株主優待が初めから付いていればまた印象が異なるかもしれません。
スカイマークの直近の業績は改善しているようですが、これまでの赤字額と今後の機材更新を考えると厳しさを感じます。
上場規模も巨額になると思うのでIPO的にはスルーが良いのかもしれません。個人的には何処まで割安な株価を提供できるのか?と注視しています。
JAL(日本航空)やANAホールディングス(全日本空輸)と似たような株価設定だと機関投資家は評価しない可能性があります。スターフライヤー(9206)とまではいかなくてもディスカウントしなければ人気がないと思います。
IPO的には材料になりますが、その他の大型IPOの上場申請のほうが期待できそうです。住信SBIネット銀行や成城石井、楽天銀行などのほうが面白そうです。
レオス・キャピタルワークスは微妙ですね。
最終的には自己判断だと思いますがスカイマークの再上場は危険が潜んでいるように感じます。
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