エアークローゼット(9557)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。規模を絞り上場しますが、赤字でありVC出資も多く投資先としての魅力は低そうです。
新奇性あるビジネスだと感じますがネット評価が高いとは言えないようです。競合も存在しとりあえず上場させたい感が前面に出ているように思います。
項目 | 株数データ |
想定価格 | 870円 |
仮条件 | 7月11日 |
公開価格 | 7月20日 |
公募株数 | 733,000株 |
売出株数 | 136,700株 |
公開株数(合計) | 869,700株 |
オーバーアロットメント | 130,400株 |
幹事団 | みずほ証券(主幹事) 大和証券 SBI証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 いちよし証券 岩井コスモ証券 岡三証券 東海東京証券 松井証券 マネックス証券 楽天証券 |
委託見込 | 岡三オンライン DMM.com証券 CONNECT |
同社は月額制ファッションレンタルサービスを行っています。顧客年齢層は20代~50代と幅広くメインとなる層は30代~40代の仕事で忙しい世代になります。
同社によれば仕事や育児に時間が割かれるため、洋服選びに悩む女性が利用するケースが多いとあります。
世帯所得調べでは1,000万円超の顧客が30%強となっています。サービスはサブスクリプション型で提供しプランにより月額利用料金が異なります。
月額の会費収入とは別にレンタル中の商品を現状有姿で買い取る際に得られる「販売収入」、レンタル提供が終了したアイテムを販売する「エコセール」などがあります。
さらに、各顧客へ洋服配送の際に行う企業広告のサンプリングや梱包資材のデザイン広告等を請け負う広告収入などがあるそうです。
直近の売上はレンタル利用料86.6%、買い取り料13.4%と参考数値が出ています。
コロナ禍によるテレワークの増加や外出自粛によって、ファッション全体の需要の低下や店舗の臨時閉店等の影響により、ファッション市場は他の業界と比較してもダメージの大きい市場と言われています。
とは言え、このまま赤字上場が許される状況なのか?と言った疑問はあります。
短期資金流入期待だと思いますが、大手予想を確認する限り公開価格割れも視野に入る状況のようです。
エアークローゼット(9557)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!
大手初値予想の数値を調べてみました。昨今のIPO市場は赤字グロース株に資金が向かわないことも多いため心配されているようです。最新の初値予想は下記のようになっています!
大手初値予想800円~1,000円
※注目度B
※注目度B
初値予想を確認して悲しみに満ちています。10億円をきるIPOが公開価格割れになる可能性があるようです。
ここ最近、みずほ証券のIPOは微妙な銘柄が多いようです。IPO市場再編となった場合にどうなるのか心配ですね。
市場全体でそのような傾向となっていますがこれぞIPOという銘柄が少ないと思います。
同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。
エアークローゼットの上場データと初値予想を考察
エアークローゼット(9557)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました
幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事はみずほ証券が単独で引受けます。幹事名 | 割当株数 | 引受割合 |
みずほ証券(主幹事) | 770,300株 | 88.57% |
大和証券 | 43,400株 | 4.99% |
SBI証券 | 17,300株 | 1.99% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 8,600株 | 0.99% |
いちよし証券 | 4,300株 | 0.49% |
岩井コスモ証券 | 4,300株 | 0.49% |
岡三証券 | 4,300株 | 0.49% |
東海東京証券 | 4,300株 | 0.49% |
松井証券 | 4,300株 | 0.49% |
マネックス証券 | 4,300株 | 0.49% |
楽天証券 | 4,300株 | 0.49% |
エアークローゼットのIPOが欲しいと思う方が限られると思いますが、単価が低いため1単元くらいなら参加してスリルを味わうのも面白そうです。
もしかすると利益が見込めるかもしれません。
今回のIPOは赤字グロースのサービス業、そしてベンチャーキャピタルによる売出株も確認できます。多くは公募株となっていますが、先行投資を行い今後黒字化できるのか現段階では予想がつきません。
来期業績予想も確認できない中で投資を行う方がどれほどいるのか見ものだと思います!!
上場規模は想定発行価格870円算出で約8.7億円、時価総額は約70.5億円となっています。円安や原油高なども同社にはデメリットになると思います。
当選を狙うのであればみずほ証券や大和証券からでしょう。手数料を抑えたいのであれば大和証券からの委託販売が行われるCONNECT(コネクト)でも良さそうです。
私は数ヶ月前にCONNECT(コネクト)で米国株式のまいにち投信をはじめました。毎日数百円で投資しているため完全放置です。あとdポイントも投資で使えるので紐づけしてみました!
大和コネクト証券でIPOの取扱いが発表されました。IPOルールや抽選に参加する際の注意事項などを徹底的にまとめてみたので、応募を行う前に確認を行っておきましょう。実は凄いことに気が付きました。当選確率を高める方法 …
エアークローゼット(9557)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ
最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。人気見込みは低いと考えていますが唯一の希望は上場規模の小ささでしょう。売出株式よりも公募株式が多いことはやや好感できます。オファリングレシオもOA含め約12.3%なのでかなり絞られているとわかります。
※エアークローゼット公式サイト引用
業績を確認すると2022年6月期の単独予想を確認することができました。それによれば売上33.52億円となり前期28.87億円から16.11%増、経常利益-6,500万円となり前期2,900万円からの赤字転落。
四半期利益は-4.23億円となり前期-3.44億円から赤字が拡大しています。EPSは-73.88になりBPSは13.89になります。
PERは算出不可でPBRは62.63倍です。厳しそうですね。類似企業比較だと現在の市場でPER10倍~20倍あっても良いと思います。
有料会員と無料会員の両方が伸びていることを確認できますが、利益にはあまり反映されていないようです。業績から確認してみると「いつまで赤字が続くのか?」と感じてしまいます。
創業以来純損失を計上し続けているため黒字化すれば繰越欠損金のメリットがあります。黒字化した場合は業績にプラス効果があると思いますが、それがいつなんだろ?って話ですよね。
上場による手取金の使途は事業に活かされるようなので黒字化を期待しましょう。借金返済ではないため攻めの姿勢は続くようです!
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