不動産投資型クラウドファンディングを行うWARASHIBEに取材(インタビュー)を行ったので情報共有したいと思います。個人的に注目している企業になり投資家目線でズバット質問をさせて頂いています。


類似企業も多く存在する中で、差別化できる材料がある企業なのか自分の目で確認してみてください!!


WARASHIBE(ワラシベ)の入澤優智氏インタビュー


実は今回2回目のインタビューになります。前回は代表取締役の小林秀豪氏にインタビューをさせて頂きました。その際にお聞きしていない内容も今回はガッツリお聞きしています。


同社は不動産投資型クラウドファンディングを行う事業者になり、不動産特定共同事業法という法律に基づいた不動産小口化商品を取扱います。


投資家に提供するファンドを実際に購入するため、担保の面で融資型クラウドファンディングよりも安心できるところがあります。そのため投資初心者にお勧めできると考えています。


ただし投資を行ったお金が100%安全とは言い切れないため、信頼ある企業を選びその運営スタイルを確認することで、リスク軽減につながると考えています。元金保証の投資ではありません。


では今回も赤裸々解説したいと思います!


WARASHIBE(ワラシベ)に投資を行う前に知っておきたい大事なこと

WARASHIBEに投資を行う前にファンドの種類などを確認しておきたいと思います。また、面白いファンド組成が多く独自性のあるスキームとなっています。


WARASHIBE(ワラシベ)の入澤優智氏
※インタビューにお答え頂いた入澤優智さんです


まず、クラウドファンディングビジネスに進出した経緯やファンドについてお伺いしてみました。仕入れについては強みがあるそうなので期待しています。


キャピタルゲイン重視型のファンドは利回りが高く設定されているため投資家にも人気みたいなんですよね。


kimukimu

WARASHIBEは不動産証券化のコンサルティング事業を専門に行っている企業だと思います。なぜ、クラウドファンディングの導入を行ったのか教えてください。WARASHIBEの前身となる「ゆうゆう倶楽部」の存在が大きかったのでしょうか。



入澤さん入澤さん

はい。当社では不動産特定共同事業法のサービスはゆうゆう倶楽部として2008年に開始しています。Web上で完結する電子取引業務の許可を取得したことで「WARASHIBE」として再スタートいたしました。



kimukimu

ファンド組成に関して他社と差別化できるポイントを教えてください。また、ファンドにはインカムゲイン重視型とキャピタルゲイン重視型があります。それぞれの特徴を簡単に教えてください。



入澤さん入澤さん

各タイプに関わらず、想定利回りは上限ではなく、想定より高い金額や早期に売却できた場合は利回りが上がります。両タイプともキャピタルゲインが得られた場合には、その利回りに上限を設けずに配当する方針としている点は他社にはない特徴だと考えています。

インカムゲイン重視型:賃料収入+α
賃料収入をメインとした配当を行います。他社との違いは運用期間中に物件の売却が行われた際にはキャピタルゲインも配当します。

キャピタルゲイン重視型:賃料収入+物件売却利益
運用期間中に物件の売却を目指し、売却益の配当を予定します。売却ができないリスクを回避するために《EXIT》ファンドや《EXITプラス》などの新たな設計も取り入れました。



kimukimu

組成されたファンドを確認すると利回りが10%以上となるファンドも確認することができます。類似企業では5%程度の利回りを提供している企業が多い中で、10%以上の利回りは強烈だと感じました。今後も10%以上となるファンド組成を期待しても良いのでしょうか?



入澤さん入澤さん

高い利回りを実現している要因は、物件の仕入力にあります。物件の仕入力は、当社の強みですので、今後も是非ご期待ください!



kimukimu

WARASHIBEで取り扱われるファンド領域を教えてください。「EXITプラス」では業界でも珍しい買取り保証型のファンドが登場し驚きを隠せませんでした。新しい領域のファンド組成にもチャレンジしていると個人的に感じています。



入澤さん入澤さん

不動産投資の魅力を広くお伝えするために今後も様々なタイプの物件(ファンド)を扱ってまいりますのでご期待頂ければと思います。一方で、投資家様の安全性をより高める商品(今回のEXITプラスのように出口のリスクを軽減する商品など)の開発にも積極的に取り組んでまいります。



同社も他社との差別化を意識しているようです。また投資家のリスクを軽減できる投資スキームも考えていることがわかります。


個人的には多少リスが高まっても利回りが高いファンド組成に期待しています。私は複数社に投資を行っており、WARASHIBEは工夫してくる企業だな~と感じています。


多分、大きな目標がありそこに向かって施策を色々と考えている企業だと思っています。


投資家目線のビジネスを行い業界最大規模を目指す!?率直にお聞きしてみました

WARASHIBEにインタビュー(取材)を行う前に自己紹介を事前にさせて頂いています。コロナ禍の影響も大きくZoomなどを使ったオンラインミーティングも気軽に行えるようになっていますからね。


そこで投資家が増えてくると気になることも色々と出てくるためズバットお聞きしてみました。また、個人的に気になることも聞いてきました!


WARASHIBE入澤優智氏の写真



kimukimu

貴社セミナーを受講した際に、投資家登録者が増え続けているとお聞きしました。このまま投資家が増え続けると投資をしたくてもできない投資家が出てくるのではないか?と考えています。そこで今後のファンド組成の目標や予定などあれば教えてください。



入澤さん入澤さん

現状の投資家数に合わせて募集サイズは考慮しております。投資家の皆様が増えてくれば、大型案件も可能になりますので投資機会も増えてくると考えております。

目標は来年度、ファンド総額80億円を目指します。(6月決算)



kimukimu

ファンド毎に劣後出資が設定されており50%程度と劣後割合も高いことが確認できています。そこで劣後分を引受けている不動産会社のTRIAD社についてどんな会社なのか教えてください。



入澤さん入澤さん

不動産を中心とする投資会社です。収益不動産の売買を中心としていますが、京都のホテル運営の他、海外不動産への投資も手がけています。



kimukimu

キャピタルゲイン重視型のファンドでは不動産売却により想定した利回りよりも高くなることがあると伺いました。その場合は投資家に利益を還元する仕組みだとお聞きしています。投資家にはメリットしかないと思いますが、このようなケースは多いのでしょうか?



入澤さん入澤さん

キャピタルゲイン重視型のみでなく、インカムゲイン重視型でも運用期間中に物件売却となれば利回りが高くなることがございます。また、両タイプともキャピタルゲインの配当につきましては、利回りの上限を設けておりません。

これは、当社の「事業者も投資家もWIN-WINの関係でありたい」という考えに基づいているものです。

これまでのWARASHIBEではありませんが、キャピタルゲイン重視型においては同時に売却できないリスクもございますので、リスクをご理解いただいたうえで自らで実際の不動産に投資しているかのようなキャピタルゲイン配当を狙っていただけたらと考えております。



kimukimu

組成されるファンド運用期間が短いものが多く、小額投資だと都度振込代金が発生してしまいます。今後デポジット口座の予定はあるのでしょうか?またその際の分別管理について教えてください。



入澤さん入澤さん

デポジット口座は実装に向けて準備中ですが詳細の仕様については未定です。なお、デポジット口座を設置する場合には、信託銀行を活用した分別管理も併せて対応する必要があると考えております。



取材なのでデメリットとなるようなことは言えないと思いますが、投資家目線のビジネスを行っていることは伝わってきます。


デポジット口座も対応予定となっており個人的に嬉しいと感じています。都度振込代金が発生すると気持ち的に損した気になりますからね。


同社の場合は比較的短い運用期間が多いためお聞きしてみました。


それに投資家登録者が多くなるとファンド募集サイズも大型化できるようです。これって単純に運営会社の資本と関係があるためさらっとお聞きしています。私の詮索なんですけどね。


WARASHIBE(ワラシベ)運営のSATASについてお聞きしました。怒られなくてよかった!!

実は決算情報を開示できるのか?と考え質問してみました。この手の質問は嫌がられることがあるため普段はお聞きしません。


しかし、投資家目線だと絶対に気になります。


何故なら運営会社が破綻してしまうと投資金の回収が難しくなるからです。と言うことでまたズバットお聞きしています。


WARASHIBE(ワラシベ)の特徴



kimukimu

新型コロナウイルス感染症による運営体制への影響、さらに物件の仕入れなどに影響はないのでしょうか?取扱いファンドは首都圏の案件が多いようなので首都圏の不動産状況についても教えてください。



入澤さん入澤さん

新型コロナウイルス感染症対策もあり、一部社員についてはリモートワークを取り入れるなど、当社としても政府の推奨する蔓延防止策に取り組んでおりますが、それによる運営体制への影響はございません。

ホテル、飲食ビルなどはコロナの影響をかなり受けておりますが、それ以外の不動産に関しては、影響は大きく受けておりません。従って、仕入れ状況が大きく変わったという状況にはありません。

首都圏の不動産市況も、ホテル、飲食ビル、商業ビルなどを除き、大きな影響を受けているという状況にはないと考えております。



入澤さん入澤さん

マクロで考えますと日本の観光業は成長セクターだと考えておりますので、コロナの影響を受け、良い不動産にも関わらず、割安で売却されるホテル等は積極的に投資をしていきたいと考えております。



kimukimu

運営会社の株式会社SATASの決算情報や株主をお聞きしてもよいでしょうか。



入澤さん入澤さん

【決算】
当社は6月決算ですので、まもなく2020年度決算が締まります。

当社が不動産投資型クラウドファンディングに本格的に注力しだしたのが、今期中でございますので、皆様には今期の数字を見ていただくことが意味のある情報になると考えております。今期決算が締まり次第最新の決算情報を開示させていただく予定です。

【株主】
取締役である玉井が100%保有しています。



kimukimu

最後にお聞きします!不動産投資型クラウドファンディングや融資型クラウドファンディンでは、まず100億円の運用を目指すとお聞きしています。WARASHIBEが将来的に目指す領域はどのあたりでしょうか。もちろんNO.1だと思いますが具体的な数値があれば教えてください。



入澤さん入澤さん

来期中にファンド総額80億、再来期には180億を目指します。

なお、当社は融資型クラウドファンディング(いわゆるソーシャルレンディング)を行う予定はなく、有体物である不動産を原資産とし、投資家の皆様のリスクを低減できる仕組みである不動産投資型クラウドファンディングでのNo.1を目指しております。



コロナ禍により割安で売却される不動産なども多いのかもしれません。同社は積極的に投資を行う姿勢のようです。


また私が怒られるかもしれないと思ったのは決算情報開示のお話です。なぜお聞きしたか理由をお話しすると、代表取締役の小林秀豪氏が証券会社にお勤めだったことがあると仰っていたからです。


と言うことは投資家目線で判断できる方だと勝手に考え、お聞きしてみました。事前にインタビューをさせて頂きお話しやすい方だと感じた個人的な理由もあります。


運営会社の決算開示を行いたいと思う企業は少ないと思います。クラウドファンディングやソーシャルレンディングを行っている企業でも一部の企業でのみ開示されています。開示されていなくても株主構成などが書いてあると安心できますよね。


例え赤字でも資産があれば倒産はしないと考えられますが、類似企業が増えすぎているため詳しく確認することも少なくなっている気がします。


そこで今回は有益な情報になるように入澤優智氏にご協力をお願い致しました。投資前にインタビュー記事を読んで頂き投資を行っても良い企業なのか判断材料にして頂けたらと思います!!



同社の詳しい内容は下記記事でまとめています。投資を行う前に確認しておきたいメリットやデメリットについてもまとめています。


私も口座開設ができたため投資を行ってみます。投資を行ってみて気に入らなければ他社に移れば良いだけですからね。多くの方は複数社に口座開設を行い資産運用しているようです。


また、他社にもインタビューを行っているため関連記事からご確認をお願い致します。


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