ファンタスティックはソフトウエア開発や販売を行っている企業です。今回はユニコーン(Unicorn)第3号案件として最大3,220万円を募集します。
IoTを使い介護や医療現場の負担軽減を行うことで社会的役割を目指しています。高齢化社会が進む中で同社開発製品である「ファンタスティックeyes」が注目を浴びています。
試験的に導入している企業も既にあり、今後は本格的に介護施設や病院に向けて販売が行われます!
医療現場や介護施設などで少子高齢化により人手不足が深刻化しています。そこでIoTやITを使い介護の世界を変⾰しようと同社はビジネス展開を行っています。
同社のエンジニアは東芝で20年近く勤めた技術者を中心としているため技術力にも期待ができそうです。まずは介護現場に同社製品の「ファンタスティックeyes」を導入し今後は総合病院や保育現場、さらに教育関連施設などに事業を展開したい狙いがあります。
少子高齢化の日本では外国人に介護現場を任せる動きも出ていますが、言葉の壁や文化の違いからなかなか進まないようです。同社製品を導入することで介護現場の人手不足にも貢献できるためシェア拡大が期待されます。
ファンタスティックeyesとは何なのか?医療や福祉業界に技術革新が訪れる
同社が開発したファンタスティックeyesは業務効率化や従業員のモチベーションアップが期待され、要介護者の自立も促す効果があるそうです。さらに要介護者の家族にもメリットが見込める業界初の革新的なサービスとなっています。少し大げさに言いすぎですが、介護現場は慢性的な人手不足に陥っている環境にあります。私が初めて就職した企業は病院だったため今でも病院や介護の仕事をしている知人が多くいます。
若い方ほどすぐお辞めになるし教育を行う時間もあまりなく大変な状況だと聞いています。
同社製品を利用することで介護施設の空間を丸ごとIoT化し、センサー技術を用いて要介護者(高齢者)の見守りや、介護者の軽減負担を行えます。
要介護者が装着したIoTウェアラブルセンサーから行動状況や健康状態、さらには位置情報等を取得しクラウドを使って送信、そしてAI(人工知能)を用いて24時間365日要介護者の安全を見守ることが可能となっています。
ベットからの起床や施設外に出てしまった、健康状態の異変などをデータ化し迅速なサポートを行うことができるようです。見回りが減り問題があった場合に対応する流れになります。
実際の現場はそう簡単にはいかないと思いますが、団塊の世代が高齢者から超高齢者へ突入するためIoTやITを用いて作業軽減を行うのか、もしくは人員を導入するしかありません。
ファンタスティックeyesは次世代介護ソリューションになり得る可能性を秘めている
ファンタスティックeyesは最先端のワイヤレスネットワークとIoTウェアラブルセンサー、AI(人工知能)で構成された次世代介護ソリューションになるそうです。表現の仕方がカッコいいですよね。例えばナースコールシステムは既存の医療用モニタリングシステムになり、アナログ有線通信ネットワークで構成されていることが多いそうです。同社製品の場合はZigBee(ジグビー)とBluetooth(ブルートゥース)を用いて施設内にメッシュネットワークを構築することでデジタルワイヤレス通信を実現しています。
IoTウェアラブルセンサーは要介護者の身体に張り付ける小型かつ軽量の製品になりワイヤレスネットワークと連動しデータを収集しています。
様々なタイプのIoTウェアラブルセンサーを開発しこれから量産していくそうです。現在のところ「バイタルセンサー」や「オムツセンサー」があるようです。
クラウドで集積されたデータは、インターネットを通じAIで解析されます。データに異常や変化がある場合介護スタッフのスマートフォンやパソコン等の端末に通知が行わる仕組みとなっています。
上記は睡眠解析データになり端末からパソコンにデータが送られたサンプル画像になります。
実証実験が介護施設で既に行われ評判が良い!ターゲット市場拡大も期待
実証実験が行われている介護施設は千葉県東金市にある「ゆりの木苑」となっています。現場のスタッフからは「従来の臨床センサーよりも高精度」「夜間確認の回数が減った」などの反響があるそうです。ナースコールが元々備え付けられているわけですが、ゆりの木苑ではファンタスティックeyesに切り替えを行うことが検討されているようです。
ナースコールシステムは高額のため中小介護施設では金銭的に導入が困難であったそうです。同社の製品(システム)はそれらに比べ圧倒的に安価な初期コストで導入できる特徴があります。
将来的に同社が目指している潜在市場としては病床数20床以上の病院施設が8,400施設、教育関連施設3万6,000施設、在宅介護400万人の巨大マーケットになります。
さらに横展開として空港や待合施設などの公共施設なども視野に入れているそうです。同社が試算したところによるとマーケット規模は無線通信環境施設で約6,700億円、タグセンサーレンタルで約8,000億円になり合計で1兆4,700億円になるそうです。
また今後同社製品を導入予定している福祉施設や病院が6社あるそうです。
個人的に懸念しているのは既にナースコールシステムを導入している施設は対象外となるのでは?と思うことです。維持管理などの価格帯がわかりませんが、導入先としては少し規模が小さい施設などになると考えられます。
ファンタスティックの企業概要を調べてみた
同社はこれまでちば起業家優秀賞、千葉トライアル準認定品受賞、ベンチャー・カップCHIBAでAI受賞などの功績があるそうです。令和元年12⽉には要介護者⾒守り⽀援システムの特許を取得しています。
項 目 | その内容 |
会社名 | 株式会社ファンタスティック |
所在地 | 千葉県千葉市中央区中央港一丁目20番21号 |
業務内容 | コンピュータ/各種機器に関するソフトウェア・ハードウェアの企画、開発、生産、販売、賃貸、輸出入及び保守・管理業務介護/見守り、並びに、関連周辺分野ソリューションの企画、開発、生産、販売、保守・管理業務 |
電話番号 | 043-330-3405 |
設立年月日 | 平成29年4月05日 |
代表者 | 紅林 薫 |
開発担当者が20歳代前半の頃、祖父が認知症になり、街中を徘徊し傷だらけで帰ってきたり、施設に入居させても徘徊してしまい一時期行方不明になるなど、しっかりした見守りが出来なかった為、寿命を縮めてしまったのではないかと後悔していた。その後IT会社に入社しシステム開発に携わった中でセンサー技術を利用した見守りシステムが出来ないかと思い立ちました。
代表取締役の紅林薫氏は東京工業大学機械工学科卒になり、東芝に入社し数々の受注・開発実績を持ち合わせている人物です。著書も2冊出版されているようです。
取締役や顧問を務める方々も経験豊富な実績をお持ちのようです。
2017年からファンタスティック社として千葉県や京葉銀行、浅井ヘルスケアグループの支援を受け実証実験を行い製品化しているそうです。
千葉県は2016年に介護ロボット導入を行う施設などに補助金を出していることから介護事業を後押しする自治体のようです。千葉県を中心に導入する企業が増えることで全国展開も今後行われる可能性があります。
少子高齢化はいつまで続くのか?ピークは2042年だと判明
少子高齢化について調べると日本は世界でも類を見ないスピードで少子高齢化が進んでいます。日本が上手く対応すれば世界も日本を参考にしてくるでしょう。日本では65歳以上の高齢者人口が2025年に約3,657万人になり、2042年の高齢者人口ピークでは約3,878万人になると言われています。
出典:厚生労働白書(主要国における高齢化推移)
厚生労働白書を参考にすると欧米でもアジアでも日本はトップになります。ドイツを参考にすればよいと言われていますが、既に日本のほうが高齢化しているようです。アジアにおいては断トツで高齢化になっています。
高齢化の増加は介護を必要とする要介護者の増加にもつながります。2019年で約628万人いるとされる要介護者は2045年に916万人にまで増加する予想が厚生労働省から発表されています。
そして人口が減る中で何ができるのか?と考えた場合、ファンタスティックのような技術が介護現場で役に立ちます。
出典:厚生労働白書(人口及び高齢化率の推移)
上記も厚生労白書から参考にさせて頂きましたが、65歳以上の高齢者の数値が右肩上がりになっています。既にメディアで取り上げられているため驚きはありませんが、日本大丈夫?と思うところがあります。
また年少人口を見て頂くとわかるように下げ続けています。真逆の動きになり少子高齢化が改善するのは数十年後になりそうです。
悲しいですがこれが現実になります。ただビジネス的に考えると思いもよらなかった革新的なビジネスが出てくる可能性はあると思います。本当にロボットが介護を行う時代がくるのかもしれませんね。
ファンタスティックの成長ストーリーと収益構造を調べた結果
同社は介護施設や医療施設から事業展開を行います。これまでのナースコールシステム導入では設備費が高くなることや精度が低いと言った理由から製品切り替えが見込めるそうです。これを同社では「ゲームチェンジ」と表しています。人工知能とIoTにより人件費を浮かせより良い職場環境にもつながる見込みがあります。価格については公式ページを見る限り書かれていません。お問い合わせからということでしょう。施設により環境が異なるため訪問後に見積もりの流れでしょうか。
- 価格破壊を起こし中小介護施設で導入が可能な設計コストである
- 施設の大小や種類にかかわらない通信インフラを構築することができる
- 介護現場の専門知識によるコンサルティング教育
- デジタル化、そしてワイヤレス化されたネットワーク環境
- 要介護者の状態確認が簡単にでき介護者の負担軽減につながる
デジタルとワイヤレスネットワークを使い低コストで提供されている医療用モニタリングシステムは同社以外に例はないそうです。また2018年5月にシステム方式の特許を出願しているそうです。2019年5月には国際特許に変更し出願済みとなっています。
独自コンセプトで介護ヘルスケア分野の開拓を今後も行う意欲があるそうです。
ファンタスティックの収益は月額課金制を行い安定した収益を生み出す
収益構造に魅力があるため利用施設が増えると安定した収益を生みそうです。設備設置時に収益が発生し、タグセンサーをレンタル化することで継続課金収益となる仕組みになります。またサービスとサポート利用による収益期待もあります。多分費用が大きくかかるのは設備導入時だと考えられます。施設内にワイヤレス通信環境を構築するため初期費用が必要になります。ナースコールシステムと比べどの程度安いのかはわかりませが大幅に軽減できるそうなのでこれから導入を検討している企業には良いと思います。
タグセンサー(IoTウェアラブルセンサー)の数に応じ月額料金を貰う仕組みは事業規模が大きくなるほど収益が見込めます。利用する施設もコストが低くなければ導入は難しいでしょう。
今後登場する新製品についても個別製品の数に応じて月月料金を課金することを想定しているそうです。開発中のタグセンサーは「ベッドから起上がりの見守り」「排泄検知」となっています。
開発予定の機能は「生体検知機能」「業務記録作成機能」となっています。
またデータを累積し利用者の自立支援を行うことも狙いとしてあるそうです。現時点では排泄に関してのデータ活用が多いようですね。
業績的には今期2020年5月の売上1,517万円を見込み、来期は現在の6.82倍の売上10,351万円を目指すことになっています。社長の紅林薫氏は2020年3月07日の記事作成時で64歳のようですからまだまだお若いです。
上場を目指しユニコーンで資金を募集し是非上場、もしくはM&Aを行って頂きたいと思います!上場時期は2024年~2025年を目指しているそうです!※業績画像と数値は再募集のため2020年4月08日に修正済みです
ユニコーンで資金を募集すると株主優待が設定される!今回はAmazonギフト券
株主優待制度があることをご存知でしょうか?私は第2回に応募し株主優待が卵でした。第3号案件はAmazonギフト券1,000円分となっています。優待を設定するにも同社はシステム販売になるため妥当な判断だと思います。提携企業が現在のところ介護施設や病院になっていることで他の優待も難しそうです。
投資口数に関係なく一律1,000円分となっています!詳細を調べると下記のようになっています。
- 毎年5月末に株主名簿に記録された株主を対象とする
- 株数や投資金額に関わらずAmazonギフト券を1,000円分贈呈
- 毎年6月以降に発送を行う予定
さらに、今回ユニコーンに口座を開設した先着1,000名にAmazonギフト券が1,000円分プレゼントされます。ZUU onlineの無料会員登録が必須条件になっている事には注意してください。
ユニコーンと資本提携している企業になり上場企業なので怪しい企業ではありません。私もたまに公式ページを見ています。面白い情報が多い印象です。
期間限定になるため早めに口座開設を行ったほうがお得だと思います。
株式投資型クラウドファンディングは現在かなり盛り上がりを見せているため、ベンチャーキャピタルからの出資ではなく個人投資家から資金を募集する流れに少しずつ変化しています。
これまではベンチャーキャピタルや一部の資産家が行っていた投資を一般投資家に提供しているスキームが出来上がりました。ユニコーンもZUUと提携しこれからシェア拡大を狙っています。
ファンタスティックの事業や魅力をまとめると介護知識とIoTの融合になる
今回の投資で魅力なのはワイヤレス通信や各センサー設備とインターネットやクラウドのIT技術が融合しているということです。これまで1つと考えられていたものが新しい領域に入ったと考えてよいでしょう。そしてこれから5G(第5世代移動通信システム)が始まり多くのベンチャー企業が生まれてきます。一般では考えられなかったようなことが次々と起こる時代に突入します。日本は世界から見ると遅れを取っているため同社のような新しい技術は歓迎されるべきでしょう。
また企業戦略として介護関連マーケットだけでなく大手総合病院や公共機関なども視野に入れています。開発途中となっているため実績と資金が集まれば同社のような企業は強いと感じます。
社長や役員の年齢が高いと個人的に感じるため、ユニコーン第2号案件のシニアベンチャー企業を思い出します。同社社長は東芝で通信ソフト研究開発実績やBluetooth開発に携わったことからも今回の技術開発に至ったように感じます。
会社設立からまだ3年弱しか経過していませんが意欲的な企業だと感じます。公式ページの開発経緯にあるように祖父の認知症や徘徊などから自分にできることを模索しているよにも感じます。
創業者は「介護の課題解決に⾃らの経験、技術を活かしたい」と考えているようです!
また、同社のようにハングリーな企業が株式投資型クラウドファンディングを利用して資金募集を行っている最大規模の企業と言えばFUNDINNO(ファンディーノ)になります。こちらも詳細を調べて記事にまとめています。よかったら参考にしてください。
FUNDINNO(ファンディーノ)に興味があるため口座を開設し投資を行ってみたいと思います。評判や評価も上々のようで案件も増えています。また、投資家の口コミを調べてみたので参考になればと思います。 …
ファンタスティックに投資を行う前に必ず確認するべきこと!
ユニコーンを通じてファンタスティックへ投資を行いたい方に必ずチェックしてほしいことがあります。それは募集要項です!事業については上記で細かく説明できたと思います。現在のところ評判も良いことから投資家から集めたお金を有効活用し上場を目指して欲しいと思います。
項 目 | その内容 |
目標募集額/株数 | 28,000,000円/1,400株 |
上限募集額/株数 | 32,200,000円/1,610株 |
募集価格 | 1株当たり20,000円 |
申込単位 | 5株 |
最低申込金額/株数 | 100,000円/5株 |
上限申込金額/株数 | 500,000円/25株 |
申込期間は2020年4月15日(18:00)~2020年4月19日(23:59)となっています。最低申込金額は5株の10万円になります。
投資をお考えの方は先着順になっているため、募集時間前後にユニコーン管理画面にログインを行っておいたほうが無難です。
またこれまで2回の募集が行われており、第1号は5分で完売し第2号も30分で完売しています。私は第1号でキャンセル待ちになり第2号で投資を行っています。
オリーブ技研がユニコーン(Unicorn)の第2号案件として投資家から資金を募集します。株式投資型クラウドファンディングによる資金募集になり、ベンチャーキャピタルなどの機関投資家よりも先に投資が出来ることに魅力があります …
会員登録などはすべて無料になり投資を申し込んだ後にメールが届きます。その後指定の口座に入金する流れになります。事前に入金する必要はないため口座開設が間に合えば投資できます。投資出来なくても今回はAmazonギフト券が貰えるため気持ち的な落ち込みはないでしょう。
少子高齢化は既に現実となり医療現場や介護施設などで多くの問題を抱えています。ファンタスティックの製品もそうですが、これまでと同じことをしていても労働力だけで現場を支えるには限界があります。
医師不足に始まり現場の人手不足は知恵を絞り便利な世の中にしていく必要がありそうです。私の老後は介護ロボットが友達になっているかもしれませんよね。出来るだけ資産を増やしておくことでレベルの高い介護を受けたいと考えています。
ということで今回はファンタスティックが医療や福祉現場に技術革新を生むかもしれないという案内でした。
未上場企業の株主になれるチャンス到来です! 【IPOやM&Aで大きな利益期待もできる】
⇒ ユニコーン公式
ユニコーン(UNICORN)については下記記事でまとめているのでよかったら参考にしてください。企業が成長する前に投資を行い投資額の数倍を狙うことが可能です。数倍にならなくても企業成長を一緒に体感できるため嬉しいはずです。
また株主優待が全ての案件で用意されているのは嬉しいと思います。これはユニコーンで投資を行うメリットだと思います!
ユニコーン(UNICORN)について評判や特徴をまとめてみました。株式投資型クラウドファンディングを行っている企業になり、IPOやM&A(企業の合併・買収)による大きなリターンを得られる可能性を秘めている投資で …
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