ツクルバIPOの初値予想と幹事配分記事になります。吸収金額が大きいため不安視していましたがどうやら人気となるようです。多少リスクを取ってでも申し込むスタンスの方に向いているIPOかもしれません。ただ地合いが悪ければ公開価格前後の初値になるのかな?と考えています。
ベンチャーキャピタル保有株は思ったほど多くありませんが、ロックアップ解除倍率が発行価格の1.5倍になることからこの辺りの価格に思惑がありそうな気がします。新株予約権にも発行価格1.5倍でロックアップが外れる設定が組み込まれています。
項目 | 株数データ |
想定価格 | 2,050円 |
仮条件 | 7月12日 |
公開価格 | 7月23日 |
公募株数 | 535,000株 |
売出株数 | 1,380,000株 |
公開株数(合計) | 1,915,000株 |
オーバーアロットメント | 287,200株 |
幹事団 | 大和証券(主幹事) みずほ証券 いちよし証券 SBI証券 マネックス証券 ←完全平等抽選 楽天証券 ←幹事引受け増加中 |
cowcamo(カウモア)というリノベーションや中古住宅流通プラットフォームを行う事業を主力とし、業績の伸びがとても高く期待されているスタートアップ企業です。売上が驚異的な伸びとなっており、今期は黒字化観測が出ています。
2019年7月期の単独業績予想は14.96億円となり前期比でなんと2.8倍にもなります。そして前期の経常利益が-4.86億円だったものが今期は100万円の黒字化予想となっています。業績は確実に伸びていますが、少し無理やり感があるように感じます。
想定発行価格2,050円からPERを算出すると20,500倍になります。指標は意味を持たないと思いますが、来期予想が大きな黒字化であれば株価が上昇するのではないでしょうか。PBRは11.96倍です。
業績期待から需要が高まるようですが、まずは仮条件範囲待ちでしょう。同社の詳細は下記記事でまとめているのでよかったら参考にしてください。
⇒ ツクルバIPO上場承認と初値予想!赤字から黒字への逆襲で高評価?
積極的に取りに行くことも視野にいれてブックビルディングに参加したいと考えています!
当選しすぎると少し怖いかもですね。
初値予想2,500円~3,100円
幹事名 | 配分単位(株) | 引受割合(%) |
大和証券(主幹事) | 1,819,500 | 95.01 |
みずほ証券 | 38,300 | 2.00 |
いちよし証券 | 19,100 | 1.00 |
SBI証券 | 19,100 | 1.00 |
マネックス証券 | 9,500 | 0.50 |
楽天証券 | 9,500 | 0.50 |
ただ心配なのは上場による市場からの吸収額がオーバーアロットメントを含め約45.1億円もあることです。株主にスマートフォンゲーム開発を手掛けているアカツキ(3932)があり、アカツキでは投資第1号として2015年2月25日に公式サイトでツクルバへの投資を発表しています。
また、オープンコミュニティインキュベーションを展開する取り組みを今後も続けるとHPに書かれています。保有株のうち450,000株は売出しを実施し、174,000株は継続保有を行うようです。PKSHA Technology(3993)ベンチャーも86,000株保有となっています。株主に上場企業名があると安心感があるように思います。
発行株数が9,331,700株と多く想定ベースの時価総額は191.3億円です。主幹事は大和証券となっており、2019年に上場させた銘柄の株価も好調になっているものが多く今回も期待できるかもしれません。直近ではフィードフォース(7068)を上場させています。
代表取締役CEOの村上浩輝氏は34歳という若さですが、20代から起業家として活躍しメディアでも度々取り上げられている人物です。業績不安はありますが、若さや横のつながりなども強くこれから期待できる方のようです。
現段階ではIPOに参加しておいたほうが良さそうなので参加する方向で考えています!
日韓関係や米中関係など市場は不安定ですが、まだ何かが起きたとは言えないのでいつでも全力参加できるスタンスだけは整えておきたいと思います。
今後は、主力事業であるcowcamo(カウカモ)事業のサービス改善および組織体制の強化により事業規模を拡大させ、シェアードワークプレイス事業において複数の新規事業を創造するこで成長を実現させるそうです。
これまでの不動産の仕組みとは異なりますが、明確な経営戦略を持ち合わせているため期待できるのかもしれません。
中古住宅流通のバリューチェーンをテクノロジーで統合したり、不動産ポータルや仲介業ならびに不動産事業者支援サービスを統合した新しいプラットフォームの確率(拡大)などテクノロジーを用いた経営戦略を具体化できています。
これからの経営戦略などを見たい方は目論見に書かれているため一読されることをお勧めします。
結局、初値で儲かるのかどうかが知りたいところだと思いますが、個人的には利益が出るのではないかと考えています。IPOが少ない時期だからこその期待案件でしょう。
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