KOTOBUKI Medical(コトブキメディカル)というファンディーノ70号案件が恐ろしいくらいに注目されています。既に多数のメディアに掲載され、テレビなどの地上波でも取り上げらています。新素材の模擬臓器であるVTTを世界に広げシェア拡大を目指しています。
同社の製品は感触や強度が人間の臓器と非常に近い新素材を使っていると言うことで、オペの実践トレーニングを行う上で注目されています。コストも低く製造することができるそうです。
同社の事業は「手術トレーニング製品の企画開発・製造」を行っています。株式会社寿技研としてこれまでは国内で使用されるラジコンなどのスポンジタイヤを製造し国内1位の実績があるそうです。
医療用品を手掛け始めたのは、医療従事者から腹腔鏡手術のトレーニング機器製造依頼を受けたことに始まり、これまで3,000台以上の実績があります。医療従事者からの反響が大きく今回は手術トレーニング用模擬臓器「VTT(Versatile Training Tissue)」を開発し、本格的に医療シミュレーション市場に参入すべくファンディーノで資金を調達します。
手術トレーニング用模擬臓器VTTとはどんな商品なのか?
VTTはこんにゃく粉を主体としているためコストを低く抑えることができます。また、色や形をコントロールしあらゆる臓器を再現できる高い可変性、汎用性を有しています。これにより質感や強度が人間の臓器と非常に近い新素材を生むことができます。製品は国内外で特許を申請中と言うことなので特許取得が成功すれば大きな利益を生む可能性が高いと思われます。医療現場の医師から直接意見を聞き入れていることから、見た目や質感も本物に酷似しているそうです。
【VVTのメリット】
- 食品を基にした素材で衛生面に配慮している
- 使用した後は生ゴミとして処分が可能である
- 未開封の状態なら約1年間常温が可能である
- 素材がこんにゃく粉だから価格を低く抑えられる
- 色や形をコントロールしてあらゆる臓器を再現することができる
動物実験や献体の臓器利用を必要としないため様々な課題をクリアーする素材として医療業界から特に注目されています。
VTTのコストは1商品で数千円と低コスト
手術トレーニング用模擬臓器VTTの特徴は、1点数千円といった安価な価格であり食品を主成分とした安全衛生の確保、動物・献体利用に伴う倫理的問題をクリアしている点にあります。これまでに5パターンの臓器モデルが開発され、電気メスや超音波メスなどのエネルギーデバイスによる切開や剥離、針糸縫合が実施可能だそうです。
実技の感触がリアルに近くなるよう、外科医療の大学教授による「医療現場で使用可能なもの」としての品質評価プロセスを経て、研究開発されています。見た目や感触、電気メスなどのエネルギーデバイスによる切れ味がヒトの臓器に近い質感であると、多くの医師や大学病院からも評価を得ているそうです。
今後は臓器モデルの製品を増やしていくことにより、様々な手術を想定した製品を作成していくそうです。そもそも、VTTは色や形を変幻自在に加工でき、腫瘍や血管も再現することができるためあらゆる状態の模擬臓器の作成が可能だそうです。
知名度が上がるにつれ製品の売れ行きも良く、結果を残すことでさらなる売上期待ができそうです。
高度化する医療技術をサポートし外科技術を引き上げる目的がある
日本やアメリカ、ヨーロッパで既に特許を出願し模擬臓器を世界中に販売することを目的としています。昨今の医療技術は信じられないようなスピードで高度化し医療機器も複雑化しています。これにより医師も技術を磨くために様々な訓練を要しスキルアップをしなければなりません。スキルアップをすることにより医療ミスなどを防ぐことができ技術革新にもつながります。
しかし、医療現場でも人手不足となっており医療現場のスキルアップは経験と実績を積まなければいけないのが実情のようです。医療機器などに対する医療訴訟リスクが高まっているため医師個人の手術トレーニングも必要となっているようです。
これまで使用していた医療トレーニングの模擬臓器は高価でありながら、電気メスが使えない素材であったりする製品も多かったようです。
同社の製品は実際に切り取ったり、ダメージ部分を剥がしたり手術により縫うことも可能です。これによっり医師は十分なトレーニングを行うことができます。医療の複雑化にも対応できるためには訓練が必要になり、同社の製品を使うことでコストも低くなり、より多くのトレーニングも可能だと思われます。
ロボット支援手術(ダ・ビィンチ)や腹腔鏡手術などの内視鏡手術、ハイブリット手術などトレーニング自体も高度化しているため同社製品の期待も高いようです。
KOTOBUKI Medicalが目指す領域
KOTOBUKI Medical(コトブキメディカル)が目指すビジネスモデルは「国内外でBtoBを中心に営業基盤を作り、BtoD(Doctor)にも展開」することだそうです。FUNDINNO(ファンディーノ)公式サイトによると、世界の医療シミュレーション市場は急速に拡大し、2016年で約1,200億円程度だった市場が2022年には約2,800億円まで成長することが見込まれているそうです。まさにビジネスチャンスです!医療シミュレーション市場では、心臓マッサージをはじめとした人形タイプのシミュレーターが高い比率となっていることから、同社製品を使用することでよりリアリティーなものに近づくはずです。新しい技術と共に医療現場から需要がある製品を作成することで収益を目指すことができそうです。
そうすることで、独自の技術や価値を提供しシェア率を拡大していくことが期待されます。
既にVTTは国立大学や大手医療機器メーカーへ納品され、学生や研修医に向けた研修ツール、医療機器のデモに用いる実験動物の臓器の代替ツールとして使用されはじめているそうです。
今後は露出機会を増やすとともに全国の病院や大手医療機器メーカー、各種医学会への出展を通じて営業していくそうです。さらに海外展示や国際学会への参加も勧めているそうです。
医療業界の2023年問題が追い風に?
この辺りは詳しくありませんが、同社事業が追い風になる理由があるそうです。それは、「2023年までに国際標準での認証を受けていない海外の医学部卒業生には北米での医師免許を取得させない」ということが発表されていることです。このような理由から、日本国内の医学部の臨床実習プログラムが大幅に拡大することが見込まれ、手術手技に重点を置いた実践的な教育内容が増えていくと予想されています。
この他にも「国連が提唱する持続可能な開発目標」というものがあり、上記画像の目標3と目標12あたりが関係あるそうです。
これまでの動物臓器では動物愛護運動との関連性があり、実験中止行う企業や大学なども増えていたため同社製品の「動物臓器の代替製品」としての位置づけは海外市場でも高く評価されているようです。
VVTは欧米へのシェアが国内シェアを大きく上回る可能性が高い
欧米の医療シミュレーション市場は日本やアジアと比べてはるかに大きいそうです。教育やトレーニングの重要性が極めて重要視されているためだと言われています。手術に関するライセンスや教育プログラムが体系化され、そのプログラムが手術教育専門のプロフェッショナルにより常に改善され、それに必要なリアリティーのあるスキルが求められていることなどが挙げられるそうです。
同社は現在北米に在る大学の教授陣とも連携し教育プログラムにVTTを活用するための検討も進めているそうです。
製品加工製造の組織基盤とノウハウは独自のもの!
手術トレーニング用模擬臓器のVTTは、原料の仕入れから加工、そして販売まで一貫して自社で行っています。実際に医療現場に出向き医師などから修正依頼があった場合でも翌日までに対応することができるパターンも考えられ、スピード性があると自負しています。このようなことが信頼性につながり新しい契約や新製品につながると考えられます。
【ファンディーノ公式より】
商品開発には、株式会社寿技研で培ってきたノウハウや組織基盤をフルに活用することができ、開発力や機動力、柔軟性を持ち、スピーディーに製品開発を行うことが可能です。
VTTは臓器の形状を再現する際や、人工腫瘍を埋め込む際に、極めて緻密な作業を数多く必要とする製品です。他者が同じ様に製品開発を行なった場合、相談、見積もり、製造、修正といったことを外部の企業に逐一行なっていかなければなりません。
弊社は株式会社寿技研との組織上のシナジーを最大限に活用し、利用者のニーズに応じたスピード感のある開発を行うことができることから、製品開発上で大きな優位性を保持していると言えます。
製品は病院や大学、医療機器メーカーなどを対象として販売し今後世界へ商品を販売することを視野に入れています。使い切りタイプになるため練習を繰り返す場合は新しい製品が必要となります。
ファンディーノでエンジェル税制適用申請予定だった!
KOTOBUKI Medicalの株主になるとエンジェル税制適用になる可能性があります。今年度中にエンジェル税制優遇措置Aの申請を予定しているため投資家は税制上のメリットがあります。私も申請対象の企業に投資を行っていましたが、申請が面倒だったのでしませんでした。ズボラなだけですが優遇措置Aとは下記のようになっています。
設立3年未満の事業者への投資が対象であり、[対象企業への投資額‐2000円]をその年の総所得金額から控除できます。
※控除対象となる投資額の上限は、総所得金額×40%と1000万円のいずれか低い方になります。
株式を売却し損失が発生した場合、所得税及び住民税の優遇措置を受けることが出来ます。
※対象企業が上場しないまま、破産、解散等をして株式の価値がなくなった場合に、翌年以降3年にわたって損失の繰り越しができます。
対象企業へ投資した年に優遇措置を受けた場合には、その控除対象額を取得価格から差し引いて売却損失を計算します。発行者が優遇措置Aの要件をみたす場合、確定申告の際に投資家は優遇措置AもしくはBのどちらを利用するかを選択ことができます。
この他、詳しくファンディーノについて知りたい方は下記記事で要点をまとめているのでよかったら参考にしてください。
⇒ FUNDINNO(ファンディーノ)の評判がいいのに審査が厳しい?上場で儲かる可能性
KOTOBUKI Medicalの上場予定は最低でも5年後か?
ファンディーノの募集内容にマイルストーンというスケジュール表があります。それによれば会社設立が2018年11月となり、上場予定は2024年9月以降になっているようです。直近では2021年に海外販売を本格化させ、2022年に大量生産体制を整えるとあります。あくまでも予定になっているだけで前倒し上場もあり得ます。業績によっては逆に上場が伸びる可能性もありますがIPOでは新奇性があります。
類似企業がないのであれば初値は高騰しIPO市場にも良い材料となり得ます。海外での評判も上々ですし、既に国内では販売されていると言うことでファンディーノを通じた資金調達も期待できそうです。
目標金額が2,500万円になっていますが、上限応募が9,000万円とこれまでにない資金調達規模となっているようです。私の記憶的にはTAAS株式会社のe-Pod Digitalが最高額の8,290万円だと思います。
人気があることは既にわかりますが、5,000万円以上資金調達は間違いないのかもしれません。日本の企業が世界に商品を提供していると考えるとワクワクしますね。
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