日本グランデIPOの初値予想と幹事配分記事になります。不動産業という事業があまりIPOでは人気がなく不安な一面もありますが、同社の場合は吸収額が約1.3億円と小さいため当選すれば利益が出そうです。大手予想も公開価格を超えた予想をしているようです。


またデメリットとしては札幌証券取引所のアンビシャスへ上場するため「地方上場」となっていることです。同じ地方上場の大英産業よりも人気があると予想されています。藍澤證券主幹事は2018年12月上場のFUJIジャパン以来となります。


FUJIジャパンの株価は公開価格の2.4倍に現在は達しているため思惑買いも?外壁材の製造や販売を行う総合リフォーム事業を行っている企業でした。初値は22.57%上昇し上場規模は8,140万円でした。


日本グランデIPOの大手予想


項目株数データ
想定価格720円
仮条件5月29日
公開価格6月07日
公募株数150,000株
売出株数35,800株
公開株数(合計)185,800株
オーバーアロットメント設定なし
幹事団藍澤證券(主幹事)
北洋証券
岡三証券
岡三オンライン証券 ←前受け金不要
SBI証券
あかつき証券
エース証券


2020年3月期の連結業績予想は売上54.25億円(前期比7.98%増)、経常利益3.33億円(5.05%増)の増収増益を予定しています。想定ベースのPERは3.69倍、PBRは0.55倍となります。配当設定はありません。


これまでの利益から前期が利益のピークか?と思っていましたが、どうやら今期も好調な業績になるようです。類似企業的にはやや割安感が感じられますが、地方上場を考えると妥当なのかもしれません。


同社の詳細は下記にまとめているのでよかったら参考にしてください。

⇒ 日本グランデIPO上場と初値予想!藍澤證券主幹事で初値20%上昇か


初値予想750円~900円


幹事名配分単位(株)引受割合(%)
藍澤證券(主幹事)157,90084.98
北洋証券9,3005.01
岡三証券7,4003.98
SBI証券7,4003.98
あかつき証券1,9001.02
エース証券1,9001.02


利益が見込まれるIPOとなっていますが、幹事配分を確認すると主幹事からの申し込み以外は当選するように思えません。しかも藍澤證券は店頭口座(対面口座)しか抽選を受け付けていません。


殆どの方はSBI証券のIPOチャレンジポイント狙いの申し込みになりそうです。岡三オンライン証券からの申し込みも可能ですが当選は難しそうです。


一時期は不動産セクターも大きな買い需要が見込めましたが、タテルショックでなかなか復活してくれないようです。


上場のポイントとしては、ロックアップが180日間でベンチャーキャピタル保有株がないこと、ただし新株予約権の248,400株が行使期限に入っていて売却が可能になっていることです。行使価格は320円となっています。


日本グランデの物件は不動産分譲事業を中心に行っており、地場では高齢者を中心にかなり人気があるそうです。また関係ありませんが、スマートプラスの口座が開設できました。不在票が入っていて受け取っていませんけどね。


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