コージンバイオ(177A)のIPOがグロース市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。黒字企業で動物血液の販売と細菌検査用培地の製造販売からスタートした企業です。


主幹事は野村證券が務め公開株数850,000株、オーバーアロットメント127,500株です。上場規模は想定発行価格1,840円から計算すると約18.0億円になります。


コージンバイオ(177A)IPOが上場承認
※コージンバイオ公式サイト引用


創薬バイオではないためIPOにおいて面白みがあるかもしれません。


細胞培養用培地の製造販売でアジアNO.1を目指す企業となっています。アジア圏では各国現地企業による市場参入が見られ、これまで以上に性能面や価格面での競争が激化しているそうです。


また、細胞培養用培地を含む周辺産業では研究用途が中心でしたが、再生医療分野や抗体医薬品の製造など臨床用途への移行が進み高性能、高品質の製品需要が高まっているそうです。


培地銘柄がどのような状況にあるのかわかりませんが、黒字バイオというだけで人気かも?と想像できます!


売出株がないことも好感されるかもしれません。


コージンバイオ(177A)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日4月25日
市場グロース市場
業種化学
事業内容培地(微生物や細胞の培養に用いる生育環境のこと)の開発・製造・販売及び細胞加工物の製造受託
ブックビルディング4月09日~4月15日
想定価格1,840円
仮条件1,840円~1,900円
公開価格1,900円
初値結果
企業情報https://kohjin-bio.jp/
監査人有限責任 あずさ監査法人
手取金の使途設備投資に充当する予定


項目株数データ
公募株数850,000株
売出株数0株
公開株数(合計)850,000株
オーバーアロットメント127,500株
上場時発行済み株数5,015,000株
※公募分を含む
想定ベースの時価総額約92.3億円
幹事団野村證券(主幹事)
みずほ証券
SMBC日興証券
むさし証券
SBI証券
委託見込SBIネオトレード証券
DMM.com証券


コージンバイオ(177A)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格1,840円を基に吸収金額を算出すると約15.6億円となり、オーバーアロットメントを含めると約18.0億円規模の上場となります。


同社グループは、コージンバイオと国内連結子会社(エンバイオ株式会社)1社、海外連結子会社(孝仁生物控股(香港)有限公司、高金生物科技(上海)有限公司)2社、持分法適用関連会社(味の素コージンバイオ株式会社)1社の計5社で構成されています。


事業は細菌検査用培地、体外診断用医薬品、細胞培養用培地の製造・販売、及び細胞加工の受託を主な事業として取り組んでいます。


事業区分は「組織培養事業」「微生物事業」「細胞加工事業」になります。


コージンバイオ(177A)の業績
※有価証券届出書引用


組織培養事業ではヒトや動物、昆虫などの細胞を増殖させることを目的とした細胞培養用培地の開発・製造・販売を行います。


細胞培養用培地はアミノ酸、ビタミン、脂肪酸、微量金属、無機塩などから構成される溶液で、ヒトや動物の血液成分であるウシ血清(FBS)などを添加して使用する「基礎培地」と血清の添加を必要としない「無血清培地」に分類することができます。


細胞培養用培地は研究用としての使用が主流でしたが、近年では再生医療分野や抗体医薬品の製造などにも多く使用されるようになっています。


そのため市場規模が数年間で急速に成長を続けており、さらに大きな市場に拡大していくと予想されています。特に再生医療分野において幹細胞、免疫細胞が注目されているそうです。


コージンバイオIPOの事業内容
※有価証券届出書引用


微生物事業では、感染症や食品汚染の原因となる微生物を特定するための製品の開発と製造・販売を行っています。


目に見えない微小な微生物を特定するためには、微生物に由来する物質を着色したり、微生物そのものを増殖させたりして人が視覚的に確認できるようにする必要があります。


同社は創業から長年培った微生物そのものを増殖させる細菌検査用培地の製造ノウハウを保持しており、KBMブランドとして多くの製品群を市場に提供しているそうです。


2023年3月期に年間300品目を超える細菌検査用培地等を製造販売しているとあります。


コージンバイオIPOの販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


細胞加工事業では、再生医療等安全性確保法における再生医療の健全な普及に向け、特定細胞加工物製造受託および再生医療等法規対応サポートを行っています。


免疫療法や幹細胞治療等の再生医療等を提供されている医療機関より依頼を受け、厚生労働省より許可を得た細胞培養加工施設で当該医療機関が患者より採取した組織を預かり「特定細胞加工物」の製造を受託しています。


また、「再生医療等法規対応サポート」では医療機関が患者に再生医療を提供する場合、再生医療等安全性確保法に基づき、製造委託の有無や細胞培養加工施設に関する情報を含め、


提供しようとする再生医療のリスクに応じた再生医療等提供計画を作成し、認定再生医療等委員会の意見を付して厚生労働大臣に提出するサポートを行います。


コージンバイオ(177A)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は1981年4月20日、埼玉県坂戸市千代田五丁目1番地3に本社を構えます。社長は中村孝人氏(1949年5月23日生まれ)、株式保有率は53.05%(2,209,500株)です。※資産管理会社保有分は除く


従業員数133人で臨時雇用者44人、平均年齢37.8歳、平均勤続年数6.01年、平均年間給与5,582,000円です。連結従業員数は157人で臨時雇用者は45人です。


連結のセグメント別従業員数は組織培養事業59人(臨時7人)、微生物事業50人(臨時35人)、細胞加工事業34人(臨時2人)、全社共通14人(臨時1人)となっています。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
中村 孝人2,209,500株53.05%
TAKAコーポレーション416,500株10.00%
オリエンタル酵母工業270,000株6.48%
コージンバイオ従業員持株会176,000株4.23%
富士フイルム和光純薬140,000株3.36%
渡辺 恒美120,000株2.88%
SMBC事業開発1号投資事業有限責任組合100,000株2.40%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には90日間のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


SMBC事業開発1号投資事業有限責任組合と埼玉りそな銀2号投資事業組合には90日間のロックアップ付与、ロックアップ解除倍率は売出価格(発行価格)の1.5倍以上となっています。


親引けはありません。


コージンバイオ(177A)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件が1,840円~1,900円に決定し上場による吸収金額は最大で約18.6億円、時価総額は約95.3億円になります。


コロナ特需が終了し2024年3月期の利益が大幅に落ち込む予定です。ただ同社は2025年3月期の業績予想を開示しているため確認すると回復見込みとなっていました。


新型コロナウイルス検査キットによる収益底上げも今後は期待できず、祖業の培地で結果を出すことになりそうです。培地は再生医療の発展により需要が伸びていると観測されています。


しかしながら設立から43年程経過しグロース市場へ上場するため違和感もあります。スタンダード市場を選択しても良さそうですけどね。


某紙によれば持ち株比率関係でグロース市場を選択したのでは?と観測されているようです。


大手初値予想2,000円~2,500円
修正値2,300円~2,500円
再修正2,000円~2,300円
再々修正1,850円~2,000円

※注目度B、再々修正は2024年4月17日追記


業績を確認すると2025年3月期の連結予想を確認することができました。売上48.52億円となり前期比2.71%増、経常利益8.76億円となり前期比56.43%増となります。


四半期利益は6.29億円となり前期比117.65%増を予想しています。


公開価格が1,900円決定の場合の指標はEPS126.89からPER14.97倍、BPS1,066.29からPBR1.78倍になります。配当金が14円予想なので配当利回り0.74%になります。


株価設定は成長ペースを考えると妥当水準になるようなので初値で2割~3割程度上昇すれば十分みたいですね。事業内容よりも投機資金期待のIPOのようです。


続くIPOがないため資金が向かうと観測されています。


kimukimu

ベンチャーキャピタル保有株があり公開価格の1.5倍以上で解除となるため乗り越える力はなさそうです。普通に考えると公開価格割れの確率は低そうだけど初値高騰も難しそうです。



公募組は積極的にIPO抽選に参加しておいてよさそうです。幹事構成から判断するとネット組の当選確率は低いと予想できますからね。


【追記】
新年度に入りIPOが盛り上がらなくなっているため大手予想が引き下げられていますご注意ください。初値とセカンダリー共に不調です。


幹事名割当株数引受割合
野村證券(主幹事)765,000株90.00%
みずほ証券25,500株3.00%
SMBC日興証券25,500株3.00%
むさし証券25,500株3.00%
SBI証券8,500株1.00%


オファリングレシオ19.5%で売出株なし、さらに野村證券主幹事の黒字バイオIPOです。


黒字企業なのでもしかしたら人気が見込めるかもしれません。というか今の地合いなら買い気配なのでは?と思っています。


幹事構成から野村證券を外したら当選は難しそうです。しかも公開株数がOAを含め977,500株と意外に少ないです。ネット組は運に任せるしかなさそうです。


kimukimu

多分、かなり激戦だと思うので当選確率は低そうです。



IPOが減るタイミングなのでクラウドファンディングにデビューしてみませんか?詳しく下記記事にまとめています。


上場企業を中心としたファンド組成を行うFunds(ファンズ)とタイアップが期間限定で始まりました。既存キャンペーンと併用して参加できます。


運用期間が短いファンドに投資すれば資金効率がよさそうです。1円から投資できるため分配金の再投資も簡単です。30万円の投資だと最低4,000円分のAmazonギフトカードが貰えます!




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利回りが比較的高めなのでよかったらタイアップをご利用いただければと思います。こちらもまとめています。




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
コスモ・バイオ(3386)PER19.07倍PBR0.70倍
カイノス(4556)PER9.09倍PBR0.86倍
ミズホメディー(4595)PER10.54倍PBR2.05倍
※2024年4月08日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
該当事項なし-株-円


ストックオプション(新株予約権)は該当事項なしとなっています。


コージンバイオ(177A)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

コージンバイオのIPOは抽選に参加したいと考えています。


2023年3月期は連結で約8.3億円の純利益を計上しています。競合に比べ優位性や株価設定だけは今後しっかり調べたいと思います!


コージンバイオ(177A)IPOのまとめ
※コージンバイオ公式サイト引用


今期43期目なので老舗感もあります。


組織培養事業はグローバルで市場が拡大傾向にあるためそれぞれの需要に応じる製品を供給するそうです。


微生物事業は海外展開による新たな市場の開拓、細胞加工事業は再生医療等製品製造受託への新規参入を今後行うそうです。


大手予想待ちで良いと考えています。バイオ系企業は業績の他にも評価対象となる研究などがありますからね。


公式ページには「一般用SARSコロナウイルス・インフルエンザウイルス抗原キット」「コロナウイルス抗原検出キット」などの販売も行っているとあります。


kimukimu

後程業績などを追記したいと思います!!



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アマギフ1,000円分とVプリカ1,000円分の合計2,000円分の特典となっています。投資を行う必要はありませんが高利回りの不動産担保ローンファンドへの投資がお勧めです。


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