Casa(7196)IPOが新規上場承認されました。SMBC日興証券主幹事で東証2部案件!読みは「かーさ」と普通に読んでOKです。公開株数は300万株を超え、想定ベースで吸収額が84億円を超えます。黒字企業ですが3期連続で利益が減り続けています。初値は厳しそうですがこのような銘柄を機関が集めることも多いためセカンダリー向きなのかもですね。
業種:その他金融業
市場:東証2部
公開予定:10月31日
BB期間:10月16日~10月20日
【事業内容】
当社の社名であるCasaはラテン語で「住まい」を意味しており、人間の最も基本的なニーズである衣・食・住のうち、「住」の確保に貢献することを会社の使命とし、家賃債務保証事業を営んでいます。
まとめると⇒ 家賃債務保証
【資金使途】
差引手取概算額447,442千円については、海外販売の手取概算額(未定)と合わせて、①新基幹システムの開発、②マーケティング関連費用に充当する予定であります。具体的には、以下の通り充当する予定であります。
① 業務効率向上及び賃借人と賃貸人の相互のニーズをつなぐマッチングビジネス「Casa Cloud(カーサクラウド)」((注)2)のサービス開始に向けた新基幹システムの開発のための開発委託費用の一部として平成31年1月期に400,000千円を充当する予定です。不足分につきましては手元資金から充当する予定です。
② 家主向け賃貸管理システム「大家カフェ」((注)3)の利用家主の拡大及び賃貸物件検索サイト「MAPA(マーパ)」((注)4)の新規顧客獲得、ならびに当社ブランドの認知度向上のためのブランディングを目的としたWeb広告や動画広告に平成31年1月期に残額を充当する予定です。
※具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります
100株単位
公募株数 220,000株
売出株数 3,015,000株
合計株数 3,235,000株(32350枚)
想定価格 2,270円 ⇒ 22.7万円必要!
仮条件 10月13日に決定予定です
公開価格 10月23日に決定予定です
【幹事団】
SMBC日興証券(共同主幹事)
大和証券(共同主幹事)
野村證券
SBI証券
いちよし証券
マネックス証券
SMBCフレンド証券
岡三証券
エース証券
Casa(7196)上場評判とIPO分析
オーバーアロットメントによる売出し485,200株
想定発行価格2,270円を基に吸収金額を算出すると約73.4億円となり、オーバーアロットメントを含めると約84.4億円となります。
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家賃債務保証を行っている企業で事業所が全国に10ヶ所あります。
(東京、札幌、仙台、千葉、静岡、名古屋、大阪、岡山、高松、福岡)
6,910社の代理店があり、約20,000店舗網を展開しているそうです!
収益構造は、契約時に受領する初回保証料に加え、1年に1回継続的に年間保証料を受領するストック型収益モデルとなっているため、安定した収益基盤を確保出来る仕組みになります。
成長戦略として、IT技術を活用し自主管理家主及び賃借人からの情報、並びに代理店である6,910社の不動産管理会社等やその他当社の提携会社等の事業内容や取引履歴等の情報を蓄積するDMPプラットフォームで情報データを管理するそうです。
Casa(7196)従業員と株主の状況
会社設立は2013年8月27日、東京都新宿区西新宿に本社を構えます。
社長は宮地正剛氏(45歳)、株式保有率は10.63%です。
従業員数は319人で平均年齢41.8歳、平均勤続年数6.3年、平均年間給与約537万円です(臨時雇用は年72人)
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Casa(7196)のロックアップ状況と私見
【ロックアップの状況】
本募集及び引受人の買取引受による売出しに関し、貸株人かつ売出人であるアント・カタライザー4号投資事業有限責任組合及びCatalyzer Partners IV, L.P.は、共同主幹事会社に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して90日目の平成30年1月28日までの期間中は、共同主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式(潜在株式を含む。)の売却等(ただし、その売却価格が募集における発行価格又は売出しにおける売出価格の1.5倍以上であって、東京証券取引所における初値が形成された後にSMBC日興証券株式会社を通して行う東京証券取引所での売却等は除く。)を行わない旨を約束しております。
また、当社役員である宮地正剛、堀内宣治及び川西直人、当社従業員である岩本耕一及び横沼勇並びに当社株主であるリコーリース株式会社、株式会社三井住友銀行、三井住友信託銀行株式会社及びNCS&A株式会社は、共同主幹事会社に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して180日目の平成30年4月28日までの期間中は、共同主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式(潜在株式を含む。)の売却等を行わない旨を約束しております。
ロックアップは平成30年1月28日の90日間、ロックアップ解除倍率は1.5倍です。
その他、平成30年4月28日までの180日間のロックアップも一部あります。
ただでさえ上場規模や株数に難ありだと思われますが、筆頭株主がベンチャーキャピタルなので初値期待は出来ないでしょうか。
個人的には東証2部は好きなんですけど、CasaIPOの初値は厳しいと思います。
PERやPBRなどの数値が割安、もしくは配当利回りに魅力があればと思いますが・・・
20億円前後の上場であれば期待が持てたように思いますが、規模が大きすぎでしょう。時価総額は想定ベースで約123億円になります。
公開株は、欧州やアジアを中心とした海外市場へ販売される可能性もあるそうです。
既に類似企業もあることですから、参考になるのは類似企業の比較でしょうね。
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