サンバイオ(4592)初値予想とIPO分析記事になります。せっかくのIPO空白期間を無駄にしそうなIPOかもしれません。バイオブームも一段落したので厳しい展開が待っているのかもしれません。主幹事は野村證券が務めます


サンバイオ(4592)初値予想とIPO分析記事


業種:医薬品
市場:東証マザーズ
公開予定:04/08
BB期間:03/23 ~03/27


100株単位
公募株数 4,000,000株
売出株数 2,500,000株
合計株数 6,500,000株(65000枚)
※オーバーアロットメントによる売出975,000株


想定価格 2170円 ⇒ 21.7万円必要!
仮条件  1600円~2000円


【幹事団】
野村證券
みずほ証券
SBI証券
SMBC日興証券


仮条件が大幅に変更されており、この時点で不人気が伝わってきます。
仮条件は1600円~2000円となっており想定価格範囲を完全に下回っています
これに伴う吸収金額は仮条件上限2000円で約130億円となり、オーバーアロットメントを
含めて算出すると約149.5億円となります(幹事引受は1360円みたいです)


サンバイオ(4592)初値予想
↑クリックで拡大します(取引先)


サンバイオはカリフォルニア州の連結企業と合わせて2社のグループ企業となっており、
再生細胞薬の研究、開発、製造及び販売を手掛ける再生細胞事業を展開しています。
再生細胞薬は、病気・事故等で失われた身体機能の自然な再生プロセスを誘引ないし促進させ、
運動機能、感覚機能、認知機能を再生させる効能が期待される医薬品となります。


【目論見】
当社グループでは、主に脳神経に係る疾患(眼科を含む)における、慢性期脳梗塞(発症後6カ月が経過した脳梗塞)、外傷性脳損傷、加齢黄斑変性、網膜色素変性、パーキンソン病、脊髄損傷、アルツハイマー病等のアンメットメディカルニーズのある疾患を対象とした治療薬の販売を目指しております。

当社グループは、大学等の研究機関から技術を導入して当社グループにおいて製造開発、非臨床試験、臨床試験等を実施し、医薬品の販売網を有するパートナー製薬会社に開発権及び販売権をライセンス許諾することで(A)契約一時金、(B)マイルストン収入、(C)開発協力金、(D)ロイヤルティ収入及び(E)製品供給に係る収入を得るビジネスモデルとなっております。



沿革を見ていますと、子会社関係企業が先に出来たのち東京へ本店移動。
子会社の三角合併でサンバイオの完全子会社となっています。
(SanBio, Inc.と、子会社であるSanBio Merger Sub,Inc.との間で)
平成13年より連結子会社となったSanBio,Inc.はカリフォルニア州にあります。
主要な取引先はスタンフォード大学、ピッツバーグ大学、ノースウェスタン大学。
という事で資金集めをしているイメージが湧いてきますね・・・・
ただ取引先は、大日本住友製薬株式会社となっておりこれが上場につながっていると思われます。
(帝人株式会社とライセンスアウト契約あり)


【東京IPO】
開発を進める再生細胞薬はSB623(神経再生細胞、適応疾患は慢性期脳梗塞、外傷性脳損傷、加齢黄斑変性、網膜色素変性、パーキンソン病、脊髄損傷、アルツハイマー病等)、SB618(機能強化型・間葉系幹細胞、適応疾患は末梢神経障害等)、SB308(筋肉幹細胞、適応疾患は筋ジストロフィー等)の3種となります。



日本や北米における販売開始を目標としているようですが、今後は欧州やアジア、南米
等の地域にも販売できるよう事業促進をしていくようです。
上場時期が早いのではないかと思われるがどうでしょうか?黒字のうちになんとやら?


サンバイオ初値予想公開価格同値!?



【幹事配分】
野村證券   5,525,000株
みずほ証券  455,000株
SBI証券   390,000株
SMBC日興証券130,000株


【業績等の概要】

第1期連結会計年度(自 平成25年2月1日 至 平成26年1月31日)
事業収益は204,286千円
営業損失は584,242千円
経常損失は587,059千円
当期純損失は589,454千円


第2期第3四半期連結累計期間(自 平成26年2月1日 至 平成26年10月31日)
事業収益は3,120,093千円
営業利益は2,411,979千円
経常利益は2,403,239千円
四半期純利益は1,913,936千円



ロックアップは90日間でロックアップ解除倍率1.5倍となります。
ベンチャーキャピタル保有株のほとんどがロックアップ対象となっていますが、
ストックオプションの行使期限が上場直後から売却可能の為どのみち大量の株が
放出される可能性があります。
単体の従業員数は2人で連結を含めても13人・・・・
再生医療安全性確保法及び改正薬事法の成立により、再生医療の産業促進化の期待が
高まっているとはいえ、業績の信頼面から言っても素人が投資をするに値しないのでは
無かろうか? と個人的に考えています。という事で今年初めてのパス案件としました。
投資は自己判断でお願い致します。

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