ＭＲＴ（6034）初値予想とIPO分析　【2014年最後のIPO上場は何倍の初値？】　株数もそこそこある。

ＭＲＴ（6034）初値予想とIPO分析記事になります。2014年最後のIPOとなります。オーラスIPOと言うのは通常の初値以上になる場合が多くプラチナチケットのような感覚があります。お祭りですね。主幹事は大和証券となり、公開株数は730,000株、オーバーアロットメントは109,500株になります。市場からの吸収額は想定ベースで約6.7億円です。





業種：サービス業
市場：東証マザーズ
公開予定：12/26
ＢＢ期間：12/10～12/16


100株単位
公募株数　480,000株
売出株数　250,000株
合計株数　730,000株（7300枚）
※オーバーアロットメントによる売出し109,500株


想定価格　720円　⇒　7.2万円必要！
仮条件　　750円～800円に決定


【幹事団】
大和証券（主幹事）
SBI証券（副幹事）
みずほ証券
マネックス証券　　←2000円or書籍プレゼント


仮条件上限800円による吸収金額は約5.8億円となり、オーバーアロットメントを
含めて算出すると約6.7億円となります。
株数も多からず少なからずの状態ですが、当選する希望が少しはあります。



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ＭＲＴは、インターネットを活用した非常勤医師紹介及び常勤医師紹介を中心とした医療人材紹介
事業を展開している企業です。
医師紹介サイト「MedRT.com」により、常勤医師紹介「career」や医師向けの非常勤医師紹介
「Gaikin」などを行っています。またアルバイトや転職紹介は「その他」に分類されています。


東京大学医学部附属病院の医師の互助組織を母体としてＭＲＴはスタートしていて、これに
インターネット技術を活用し、システム化させたのが外勤（診療）ビジネスモデルの始まりになる
そうです。運営サイトである「MedRT.com」から医師会員向けに提供する情報等により医師と医療
機関等をつなぐ医療現場に欠かすことのできないネットワーク構築になっています。
医師会員登録数や非常勤医師紹介実績数が伸びていて今後の業績に期待したいです。


医師同志の口コミ以外に営業や人員の強化を進め、SNSや雑誌広告等の媒体も有効活用
しているとの事です。流石に口コミだけでは厳しいですよね。
全国的な知名度はまだ低く現在のところ医師会員は１都３県に集中しています。
日本では、医師不足や少子高齢化社会の進行により、医療従事者に対する期待が高まって
おり期待したいと思います。
類似企業ではエス・エム・エス（2175）PER31.64倍
エムスリー（2413）PER69倍、メドピア（6095）PER73.76倍などが上げられます。

ＭＲＴ初値予想2000円


【幹事配分】
大和証券　　657,000株
SBI証券　　　36,500株
みずほ証券　　21,900株
マネックス証券14,600株


【業績等の概要】
当事業年度の売上高は728,149千円（前年同期比102.4％）
営業利益は55,502千円（同25.0％）
経常利益は68,692千円（同30.7％）
当期純利益は6,278千円（同8.2％）
※売上の内訳は、非常勤医師紹介及び常勤医師紹介である「医師ネット紹介」678,547千円
（前年同期比105.7％）、コメディカルネット紹介など「その他」49,601千円（同71.9％）


ロックアップは90日間となり、ロックアップ解除倍率は記載なし。
ただベンチャーキャピタル保有株はありませんので需給は問題ないでしょうか。
ストックオプション残数が行使可能期間に入っている株が多くあり、やや懸念されます。
配当はありません。　詳細⇒　ＭＲＴ（6034）IPOが新規上場承認記事へ


PERを仮条件上限の800円で算出すると約15.94倍となります。
東証マザーズでインターネットを活用した人材紹介事業という事なので、ネット系と言うよりも
タダの人材紹介企業と意識されるかもしれません。
2014年３月期の利益が落ち込んでおり、やや不安定なイメージが湧きますが、2015年３月期は
持ち直す予定となっています（増員や広告費・販売活動費などによるもの）
気が付いたのですが、26日上場という事は受け渡しベースで既に来年になりますよね。
個人が参戦する場合はあまり関係が無いのかもしれませんが・・・
またIPO空白期間にはいり、MRTや25日上場分で盛り上がる可能性も十分あります。