住信SBIネット銀行(7163)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。多くの投資家が注目しているようですが公開価格割れもあり得るようです。
海外需要があまり見込めず機関投資家も消極的との観測も出ているようです。
三井住友信託銀行やSBIホールディングスが売出しを行い、主幹事構成からも「公開価格割れはない」と考えているのは個人投資家だけなのかもしれません。
項目 | 株数データ |
想定価格 | 1,260円 ※前回承認時は1,920円 |
仮条件 | 3月13日 |
売出価格 | 3月20日 |
公募株数 | 0株 |
売出株数 | 41,468,400株 国内売出株式数29,546,400株 海外売出株式数11,922,000株 |
公開株数(合計) | 41,468,400株 |
オーバーアロットメント | 6,220,200株 |
幹事団 | 野村證券(共同主幹事) SBI証券(共同主幹事) ゴールドマン・サックス証券(共同主幹事) 大和証券(共同主幹事) UBS証券(共同主幹事) SMBC日興証券 シティーグループ証券 BofA証券 アイザワ証券 岩井コスモ証券 岡三証券 極東証券 東洋証券 松井証券 みずほ証券 |
委託見込 | LINE証券 SBIネオトレード証券 CONNECT 岡三オンライン DMM.com証券 |
インターネット専業銀行として日本で初めて上場するため新奇性があります。ただ旬はすでに過ぎていると観測されています。
前回承認時は東証1部へ直接上場予定でしたが、今回はスタンダード市場への上場となります。旧東証2部にあたるとされ指数買いも期待できません。
また、今回の再承認は売出株だけとなります。売出株も前回よりも減らされ想定発行価格も大幅に引き下げられました。
前回承認時の吸収金額はOAを含め約1,328.2億円でした。今回は約600.9億円と半分以下の吸収になります。想定発行価格も1,920円から1,260円に下げられディスカウントされています。
それでも大手予想では公開価格割れもあり得るとの判断みたいですね。
前回の時価総額は約3,000億円で今回は約1,900億円になります。しかし業績は前回承認時に比べ増収増益を維持し好調に推移しています。
プライム市場に直接上場するのであれば面白いIPOだと思いますが、スタンダード市場への上場のため需給不安があるようです。600億円規模の消化ができるのか?とそこですよね。
株価設定には割安感が出ているため問題ないようです。楽天銀行が4月にも上場承認されるのではないか?との観測が既に出ているため住信SBIネット銀行は割らせない大人の事情もあるかもしれません。
また、直近で銀行株が好調に推移しているため、同社に追い風も多少吹いている環境だと思います。
住信SBIネット銀行(7163)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!
大手初値予想の数値を調べてみました。個人投資家の指標になると考えられるため確認しておきましょう。最新の初値予想は下記のようになっています!
※注目度S
現段階で配当予想が出ていないことも株価に影響がありそうです。
同社株を買うよりも既に配当が出ている銘柄を選択する投資家も多いと思います。日本初のネット銀行上場と観測され話題性はあるようですが市場も盛り上がりに欠けているようにも感じます。
主幹事にゴールドマン・サックス証券やUBS証券も加わり、SMBC日興証券が主幹事から外されているようです。
同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。
住信SBIネット銀行が上場する!初値予想を全力で考察
住信SBIネット銀行(7163)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました
幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事は野村證券とSBI証券、大和証券が30%以上の割当となっています。ゴールドマン・サックス証券とUBS証券の引受け株数は少ないようです。
幹事名 | 割当株数 | 引受割合 |
野村證券(共同) | 9,770,000株 | 33.07% |
SBI証券(共同) | 9,386,000株 | 31.77% |
ゴールドマン・サックス証券(共同) | 118,000株 | 0.40% |
大和証券(共同) | 9,386,000株 | 31.77% |
UBS証券(共同) | 118,000株 | 0.40% |
SMBC日興証券 | 156,000株 | 0.53% |
シティーグループ証券 | 29,000株 | 0.10% |
BofA証券 | 29,000株 | 0.10% |
アイザワ証券 | 79,200株 | 0.27% |
岩井コスモ証券 | 79,200株 | 0.27% |
岡三証券 | 79,200株 | 0.27% |
極東証券 | 79,200株 | 0.27% |
東洋証券 | 79,200株 | 0.27% |
松井証券 | 79,200株 | 0.27% |
みずほ証券 | 79,200株 | 0.27% |
スタンダード市場への上場ということで機関投資家需要が減ると考えています。
インデックスファンド需要が見込めないのは痛いですよね。その辺りも考えて割安な株価設定になっていると思います。配当金だけでもわかれば投資判断ができますがまだわかりません。
これまで配当は実施されていないためしばらくは無配なのかもしれません。
大量にIPOの当選が見込める株のため、最後まで機関投資家の需要や店頭証券の売り込みを確認しておきたいと思います。
主幹事の営業電話の温度感でブックビルディングの積み上がりを確認することも出来ると思います。全力で取り組むには現段階では怖さがあります。
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住信SBIネット銀行(7163)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ
最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。IPOに当選しやすい銘柄なので積極的に取りに行けば1,000株程度は簡単だと考えています。昨年だとソシオネクスト(6526)や大栄環境(9336)などで大勝負をした方もたくさんいました。
今回はスタンダード市場なので公募組の投資ハードルが高くなっているように思います!
※住信SBIネット銀行公式サイト引用
業績を確認すると2023年3月期の連結予想を確認することができました。それによれば経常利益290.00億円となり前期232.65億円から24.65%増となります。経常収益の予想は確認できませんでした。
四半期利益は194.00億円となり前期171.13億円から13.36%増を予想しています。
想定発行価格1,260円から指標を計算するとEPS128.65からPER9.79倍、BPS1,037.16から21.49倍となります。配当金や株主優待は現時点でありません。
類似企業比較ではPER10倍~15倍程度になるようです。海外ではインターネット専業銀行の評価は高いようですが日本ではどうでしょうか。
今回の場合は上場市場がスタンダードとなっていることが懸念材料になります。業績や公開規模などに問題はなさそうです。
個人投資家人気よりも大口機関投資家の需要が何処まで伸びるのかがポイントだと思います。仮条件が引上げられる可能性もまだ残っています。
個人的な投資スタンスでは500株以下の当選株数で楽しめれば良いのかな?と考えています。住信SBIネット銀行のIPOにこだわらず他の銘柄で当選数を伸ばす方法も良いかもしれません!
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