クラウドバンク(Crowd Bank)の代表取締役社長である金田創氏に直接インタビューさせて頂きました。このような機会を与えて頂き大変感謝しております。しかし、この機会を逃しまいと今回も普段は聞けないようなことを突っ込んで聞いてみました。
クラウドファンディングへこれから投資を考えている方には特に参考になることが書かれています。また他社で投資を既に行っている方にも参考になる部分があると思います。
ということで早速質問をぶっ放してきました!
- クラウドバンクが目指すソーシャルレンディング業界について
- 過去に行政処分を受けたことについて
- 取扱いファンドの傾向と今後の取り組みについて
- 第一種金融商品取引業だけの新商品の期待について
- クラウドバンクが新規上場(IPO)を行う可能性について
インタビューの問いは全部で11個ありましたが、全ての問いに丁寧に答えて頂きました。ネットでも過去の行政処分のキーワードがいまだに検索上にあるため躊躇していた方もいると思います。
私も当時はびっくりしていましたが改善が行われ現在ではソーシャルレンディング業界を代表する企業に成長しています!
インタビューは私の質問形式で記事を書かせて頂きます。少し長いけど貴重なことが書かれていると思いますので是非参考にしてください。
金田創氏の印象はクールでありながらしっかりとした考えをお持ちだと感じました。同社はクラウドファンディング(ソーシャルレンディング)業界を引っ張っていける企業へ成長しているため今後の活躍も期待できると考えられます。
クラウドバンク金田創氏とIPOキムのやり取りを全公開!
企業インタビューをする機会はたまにありますが、毎回突っ込んで聞いているため答えて頂けるのか少し不安でした。しかしすべての質問に答えて頂き感謝しています。ということで下記がその全記録になります。質問のご回答は金田創氏自らご回答を頂いています!
ソーシャルレンディング市場のこれからの在り方についてクラウドバンクが考えている構想をよろしければ教えてください。最終目的などあればお願いします。
当社グループとして、まずはソーシャルレンディングという資産運用の存在を広く認知していただき、ミドルリスク・ミドルリターンを志向した投資商品として、多くの方の資産運用の選択肢の一つとなることを目指し、業界の一員として健全な発展に貢献していきたいと考えております。
但し、一方、当社は国内外問わずミドルリスク・ミドルリターンと認められる運用機会を金融商品という形で提供するプロバイダで在りたいと考えており、既存事業について堅実に成長・拡大させていく中でも、新たな金融サービスの提供にも積極的にチャレンジしていく予定です。
他のソーシャルレンディング事業者と差別化したいと考えることは何でしょうか。ここだけは負けない。又は特化していることなど。
特に、同業他社との差別化要因として意識していることはなく、資金を預けて頂くお客様の立場に立ち、特に、運用債権の保全の仕組みについて厳しく検討し、適切な保全性を確保しながら運用できるよう意識しております。
例えば、一口に担保と言っても「契約上取り決めを行うだけで登記手続き等を留保する場合」と「きちんと登記手続きを行い、不履行時には速やかに強制執行処分が進められるよう法的対抗要件を具備する場合」とでは、同じ物件を『担保』としていても、いざという際の債権者(ファンド)側が取り得る手段の幅・実効性が大きく変わってきます。
通常、融資を行う際は双方とも良好な関係にあることが多いのですが、状況が悪化した際には債務者側と良好な関係を維持することは困難となります。
そのような認識を踏まえ、良好な関係が保ちやすい融資実行のタイミングにこそ、将来のリスクケースを踏まえて、どこまで踏み込んだ担保設定ができるか否かが重要と考えて取り組んでおり、それが差別化要因とも言える回収率100%という現時点の実績に少なからず繋がっているのではないかと考えております。
事業が2期連続黒字化し今後事業開拓の幅が広がると考えられますが、お話しできる範囲で構いませんのでどのような分野に進出したいとお考えでしょうか?
案件の多様化はもちろんのこと、不動産特定共同事業者法を活用したクラウドファンディングサービス提供や、国外フィンテック事業者との協業により、従来は大きな資本力を有する金融機関が独占的に資産運用として活用してきたアセットクラスを国内の一般投資家に小口分散化して提供するサービス等の取り組みを模索しております。
御社は過去に行政処分を受けた経緯があり一部の投資家から不安視されている部分もあるかと思います。金融庁からの指導は全て改善でき再発防止などできていますでしょうか。
2015年の業務停止命令、2017年の業務改善命令でお客様にご不安を与えたことは心よりお詫び申し上げます。
事実だけを申し上げると、過去2度の行政処分はいずれも業務改善報告書を提出し、行政処分の解除もされております。
しかしながら、業務改善や内部管理体制の整備について終わりが来ることはないと考えておりますので、事業環境が日々変化する中で在るべき事業態勢の整備に邁進していくスタンスには変わりありません。過去の行政処分に対する不安の声も含め、様々な疑問・ご意見については積極的にお聞きしたく、いずれの声にも真摯に対応していきたいと考えております。
分別管理では投資家1人1人に口座があり通帳もあるのでしょうか?投資家保護について何かあればお願いします。
分別管理は、お客様からの預かり金口座と当社の運転資金を別の口座で管理するものであり、お客様1人1人に口座や通帳があるというものではございませんが、毎営業日、お客様1人1人の預り残高を合計し、その合計金額以上の金額が分別管理口座に預けられていることを確認しております。
取扱いファンドにおいて太陽光ファンドが多いと感じますが、今後も太陽光ファンドを中心に取扱いがあるのでしょうか。
個人的に売電価格が下がってきている事と売電事業認定年度の単価が維持されるファンド残数などが気になります。政府が再生エネルギー拡大を進めている事はわかりますが何時まで優良ファンドの維持ができるのか心配しています。
当社としてもご指摘の課題認識を有しており、調達価格(売電単価)の低下を中心として、リスク・リターンが適正であると認められる取り扱い案件は相対的に減少傾向にあるものと思います。
但し、太陽光発電事業については、調達単価(売電単価)のみで事業性が決定されるものではなく、事業用地の土地形状・地質・土量を踏まえた造成費用、工事費の大小、適用される法令・条例による開発難度にも影響されるため、これまでの経験から適切な案件と判断できるものについては一定数取り扱いは継続されていくものと思います。
一方で、再生可能エネルギーを取り巻く制度環境に伴うリスクが高まっていることは周知のものですので、先行する欧米諸国における制度設計の方向性、国内のエネルギーセキュリティに対する政策の方向性、関係官庁にて行われる委員会等の最新情報を常に収集しながら対応していくものとし、必要以上に当該分野に固執しないバランス感覚を保ちながら、取り組みを行っていく予定です。
新しいソーシャルレンディング事業者が出てきていることについて心配されていることなどありませんでしょうか。クラウドバンクは2013年12月からサービスを開始し業界の中では先行者になるため懸念されることなどあれば教えてください。
新たな事業者の参入により、多様な選択肢が市場に提供されることは喜ばしいことであると考えております。
業界として健全な方向性に発展していくために、クラウドファンディング協会において当社の経験をシェアさせて頂く等、同業界の事業者間での連携をより一層強めていきたいと考えております。
ソーシャルレンディング事業を行うには第二種金融商品取引業を得ることで事業を行えると思いますが、クラウドバンクは証券会社という一面もあり第一種金融商品取引業も取得していると思います。
個人的にはより厳格な第一種金融商品取引業を得ていること、さらに日本証券業協会の会員であることで同業者に比べ安心感があります。そこで、クラウドバンクにしかない投資家を安心させるようなスキームの提供などは今後予定されていませんでしょうか。
第一種金融商品取引業者のみが取り扱うことのできる有価証券等をスキームに取り込んだ仕組みについては検討を進めております。
また、第一種金融商品取引業者として培ってきた内部管理態勢を活かして、投資運用業等の新たな金融商品取引業の登録を行う等も検討しており、これらを総合的に活用してお客様にとってより良い金融サービスの提供に努めていきたいと考えております。
創業以来デフォルトになったファンドがないと思いますが、海外不動産ローンファンドなど海外案件も今後取扱いが増えていくのでしょうか。利回りが国内向けよりも高めに設定されているため気になっています。
海外案件については、今後、件数・種類ともに拡大していく予定です。
日本国内でセミナーを行っていると思いますが、投資家から質問が多い内容はどのようなことでしょうか。
「担保の評価はどのように算定しているのか」、「担保だけではなく、保証にも力を入れているのか」など、保全に関わる質問が大半を占めています。
私のサイトは新規公開株式(IPO)について記事を多く書いています。その関係もあり、クラウドバンクが今後IPOを行う可能性について教えて頂ければと思います。
上場については、認知度・信頼性の向上等を目的として継続に検討しております。しかしながら、その時期等については市場環境を踏まえ、既存事業に悪影響が出ないタイミング等を総合的に判断していくつもりです。
クラウドバンク独占インタビューから投資を続けたい理由を発見!
クラウドバンクに独占インタビューさせて頂きました。同業種では同社を目標としている企業もあると考えています。記事作成段階で累計応募総額が600億円を突破し、日本マーケティングリサーチ機構調べによる国内クラウドファンディング顧客満足で第一位となっています。また黒字化しテレビコマーシャルへ費用を投じることができているようです。個人的には広告費へ先行投資していないあたりが同社の確実な黒字計画を表しているように思います。
しかもファンドの利回りが以前より高くなっていることや、新しいファンド取扱いも開始されさらに魅力ある企業になっていると感じます。あまり人気が出過ぎると投資できないようになるため程々人気があると助かりますが、現実的には難しいのかもしれません。
クラウドバンクには4年以上、私も投資を行い良いところと悪いところを見てきました。行政処分を受けた時には電話をしてどうなるのか聞いたこともあります。元金が保証された投資ではありませんが流石にびっくりしたことを覚えています。
4年間の記録などは下記記事にまとめています。よかったら参考にしてください。
クラウドバンクに投資を初めて行ったのは8年前です。それから分配金や償還金を受け取りながら投資金も増やしてきました。最近ではソーシャルレンディングと言われる投資に目覚め投資金額が400万円を超えています。単純計算で年利6% …
これまで色々とありましたが金田創氏は大手メディアで取り上げられることもあり、またクラウドファンディング業界を引っ張っていくことが出来る人物ではないかと考えています。持ち上げるわけではありませんが、インタビューが嬉しくて追加入金を考えています!
最近は多くの事業者が参入していますが安心を求めるには財務を公開していること、そして黒字化していることがポイントになります。黒字化する前でもベンチャーキャピタルなどから資本提供を受けている企業、又は資本がある企業は安心できると思います。
財務開示をしている企業は一握りですからクラウドバンクはお勧めできると思います!行政処分についてはあまり触れてほしくない話題だと思いましたがズバット聞いて答えて頂きました。マジ感謝しています!私も資金を預けているので安心できました。
今回のように企業へ直接へインタビューさせて頂くことがあるので、これからも聞きにくいことをズバット聞いてみたいと考えています。クラウドバンクさんは神対応でした。
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