不動産投資型クラウドファンディング事業者のFANTAS funding(ファンタスファンディング)の利回りが高すぎるため実際に自分で口座を開設し投資を行ってみたいと思います。想定利回り8%~10%で1口1万円から投資できます。


分配金の構造が優先出資分配金になっているあたりがリスク軽減となります。不動産評価額と運用開始時の評価を調整し投資家に損失が出ないようにしていることが昔から気になっていました。


ファンドを実際に確認してみるとインカムゲイン型が4%台の利回り、キャピタルゲイン重視型が8%台の利回りになっています。


FANTAS funding(ファンタスファンディング)の評判
※FANTAS funding公式サイト引用


コンセプト的には最短4ヶ月からの短い運用期間、投資金額が1口1万円からオンライン上で不動産に投資できるといった感じになります。投資家は「賃貸」または「売却」から収益に基づいた配当金の分配を受けられる仕組になります。


社会問題となっている空き家を再生し投資用不動産として提供する事業を行っており、サービス開始から一定期間が経過し投資家からも評価が高いようです。


空き家や新築マンション物件、中古ワンルームマンションなどをファンド化し組成しています。デメリットは投資家が集中すると投資できないことです。


FANTAS fundingの特徴から気が付いた分配金の安全性が高い理由

FANTAS funding(ファンタスファンディング)の特徴をまとめてみました。不動産クラウドファンディングを行っている企業の数も増えてきており差別化が難しくなっています。また金融庁から借り手の匿名化や複数化の解除に向けて投資家には良い材料が出てきています。


同社の場合は投資家に不利にならないように、出資額の予定分配率になるまで優先的に投資家に分配が行われます。同社では賃貸利益の優先劣後構造と呼んでいます。


分配金の優先劣後構造を表した画像


分配金は優先出資者である投資家に出資額の予定分配率になるまで優先的に分配し、その後残利益があった場合に劣後出資者である同社へ分配金が支払われます。


自社利益よりも投資家に有利になる構造です。元本に関しても不動産評価額が運用時の2割~3割下落しなければ投資家の元本変動は基本的にないとされています。


優先出資者の元本を守る構造の画像


元本に関しても投資家へ有利になるような構造となっています。どの企業にも言えることですが運用企業が破綻した場合は投資資金が全額戻ることは難しいと考えられます。


資産を売却し投資家へ返還される流れになるため資本が多い企業で運用することが一つのポイントになります。同社の場合は契約成立前書面に開示してある貸借対照表と損益計算書で財務状態を確認することができます。


出資金については分別管理され、顧客から預かった出資金は固有財産及び対象プロジェクト以外の他の不動産特定共同事業契約に係る財産と分別して管理されます。


    【FANTAS fundingの特徴】

  • 不動産特定共同事業法により組成された投資商品である
  • 投資元本の安全性が他社スキームと異なる
  • 1口1万円からの小額投資が可能
  • 予定分配率はファンドにより変動する
  • いつでも解約可能
  • 申し込み手数料や解約手数料はない
  • 口座開設費用や維持管理費用は発生しない
  • 募集ファンドの金額が低いため即売になることも多い



特徴をまとめてみるとファンドはいつでも解約が可能となっています。他社ではそのような事は基本的にできないため少し調べてみると、同社も基本的に解約はできないそうです。


事業者の信用低下が発覚した場合などやむをえない場合は解約が可能になるようです。ただ、ファンドがすぐに売り切れることも多いため解約をはじめから考え投資する投資家はいないでしょう。


投資家が負担する費用はほぼないため同社で投資を行いたいと思った投資家は入金する際の振込手数料くらいしか発生しません。実績を積み重ねている途中なので人気が出る前に投資をしておきたいと思います。


着実に人気が出ているため即売となるケースも多くなっています。投資家も急いで申込まないと投資できないため利回りが良い案件では頑張らないといけません!


kimukimu

不動産クラウドファンディングはありきたりだけど、優先劣後構造を行っている企業は少ないから魅力だよね。


中には早期償還となるケースもあるため分配金と元本が早めに返ってくることもあります。早期償還となるケースは満期日よりも物件が早く売れてしまった場合などが当てはまります。

取扱いファンドの住所がほぼ丸わかり?投資をするならインカムゲインが安全

取扱いファンドを確認すると空き家再生の場合は利回りが高く設定され売却益狙いの「キャピタルゲイン」となっています。


マンションなどの中古不動産流通になると賃貸料が発生しそれを分配することから賃料配当の「インカムゲイン」の2つにわかれます。


ファンタスファンディングのファンド詳細


賃貸配当狙いになると安定した収益を生み出してくれます。リーマンショック時でも賃貸物件による収入は安定していたデータがあるため今後も見込めると思います。


逆に不動産をリフォームやリノベーションしキャピタルゲインを狙うファンド案件になるとリスクが高まるため利回りが高くなる傾向にあります。


もちろん経験に基づく見識を持ったチームが再生から販売までを手掛けるため信頼できると思いますが、元本割れがないとは言えないためリスクがあることはあらかじめ知っておくべきです。


安定した収益を求めるのであればインカムゲイン案件を狙ったほうがよいでしょう。


FANTAS checkの自動査定サービス


物件の立地を表した地図画像


また投資対象の画像やある程度の場所が公式サイトで発表されています。そのため近所に住んでいれば実際に物件の確認をすることもできるのではないかと思われます。
※マイページにログインすることで募集ファンドの所在地住所を確認できます


インカムゲインの場合は賃貸事業収益を主な分配原資としているため、空室が発生した場合は分配金が想定を下回るリスクがあります。


FANTASの実績は業界平均を上回る高い入居率を維持していて、安定した賃料収入を実現しているそうです。賃貸管理実績は年々増加しており2019年6月期で1626戸、2019年3月の入居率は99%になっています。


不動産証券化協会が分析している下記データからもインカムゲインがいかに安定しているのかがわかります。


不動産証券化協会のインカムゲイン収益とキャピタルゲイン収益の画像


2008年9月から2009年にかけて大きくチャートが下げているのはリーマンショックが起きたからです。その後市場は回復していますが「年次インカム収益率」が表しているように5%を挟んで安定した収益を上げています。


ファンドの投資スキームはどうなっているのか?

インカム型の投資スキームはインターネットで預かった資金で不動産を運用し、生じた利益から配当を投資家に分配する方法です。上記でも書きましたが、優先出資者に先に分配する構造となっています。


インカム型中古不動産流通の仕組み


仮に資産を売却することになっても同社がプロジェクト全体の20%を出資することで価格下落が生じた場合でも20%までの下落であれ投資家の元本は守られるスキームになっています。


この辺りは申し込みを行いたいファンドに書かれているので個別に確認をしておいたほうがよいです。


キャピタル重視型空き家再生の仕組み


キャピタル重視型の投資スキームも同様になっています。キャピタルゲインの場合も家賃収入や売却益などが見込めますが、市場の下落により売却成立とならない場合も出てくるかもしれません。


maronmaron

キャピタル重視型とインカム型で配当計算の取り扱いが異なるため詳細は契約締結前交付書面を確認してみよう!


周辺地域に電車やバスなどの公共機関があること、大手スーパーなどがあることなどを確認することでリスク軽減になると思いますが、中々難しいのかもしれません。


ファンドの立地条件


ファンド毎に土地や建物、さらに賃料相場なども書かれているため投資前に確認をしておくとよいとおもいます。


また、いないとは思いますが投資ファンドの権利を他人に譲ることもできます。マイページ上から「解約・譲渡申請」を行えば申請書を出力できるので記入後同社へ送るだけで権利を譲渡できるそうです。


口座開設の手順と入金の流れや出資金の返還について

口座開設を行うには同社ウェブサイトから会員登録を行います。海外居住者の方も日本国内に銀行口座を開設していれば出資が可能です。また法人の会員登録も可能となっています。


会員登録時に入力したメールアドレスとパスワードでマイページにログインを行い、出資者情報の登録などを行います。


口座開設手順を表した画像


この時に、運転免許証など本人確認ができるものを用意しておきましょう。本人手続きのため身分証明書に記載されている住所と出資者情報に記載する住所が一致している必要があるため注意してください。


住所変更されている方などは要注意です。一致していない場合は出資応募後に修正のお願いを同社から行う場合があるそうです。


全ての登録が終わると、同社から本人確認ハガキが送られてくるので受け取ると投資できる状態になります。募集ファンドなどの案内はウェブ上に掲載されますが、メールでも知らせてくれます。


また出資したいファンドが見つかり出資完了となった場合もメールに募集結果や内容などが送られてくるため日ごろ使っているメールアドレスがよいと思います。


入金のタイミングは募集結果のメールが届き「匿名組合契約書の内容確認・同意」の電子交付が行われた後に出資金の振り込みを行います。あらかじめ入金しておく必要はありませんが、指定された期日までに同社取引専用口座へ振り込みを行わなければなりません。


よって投資家はファンド募集結果を受け取った後に入金ができるため資金効率が多少よくなります。

実際に口座開設を行ってみて気が付いたこと

同社に口座を開設申し込みを行い気が付いたことがあります。それは口座開設段階で入力する項目が最低限の入力となっていることです。名前と住所、電話番号とメールアドレスだけとかなり簡単です。


会員情報入力画面


入力を済ませると確認ボタンがあるので確認ボタンを押し作業を完了させます。これだけで登録完了になりマイページにログイン出来るようになります。同時に登録したメールアドレスにも案内が届くため確認作業を行っておくとさらに安心できると思います。


マイページにログイン後は投資の目的、投資の経験、出金先の金融機関登録を入力する流れになっています。


口座開設後にログインを行い詳細データを入力する画面


ただ私も手間取ったところが一つだけあります。それは会員登録時に自分でパスワードを設定しなければならないのですが、そのパスワード設定の注意事項に英大文字、英小文字、数字をそれぞれ最低1文字含むと注意事項が書かれていました。


これに気が付かずに何度もパスワード入力を行ってしまいました。空白には半角英数字8~16文字と書かれているため気がつきませんでした。英大文字が必要になることを覚えておきましょう!


この他、運転免許証で本人確認をするために画像を1枚アップロードしすべての入力が完了となります。今後は本人確認ハガキを受け取ることで投資ができます。それまで数日間は何もできませんが、募集前ファンドの成立前書面や添付書類などを事前に確認することが可能です。


投資シュミレーターの画像


ログイン可能になると投資シュミレーターを利用することもできます。これにより大体の利益見込みがわかるため、確定申告などの基準に利用することもできます。


20万円以下だと所得税の申告はしなくてもよいと決められているため参考値の算出にも使えると思います。税金は事前に徴収されるため多くの方は確定申告を行っても追加で徴収されることはないと思います。この辺りは投資する金額で異なるため詳しくは税務署に聞いたほうがよいでしょう。


FANTAS fundingの企業情報を調べてみた結果独立系の企業だった

同社の会社設立は2010年2月となっており東京本社で大阪支店もあります。クラウドファンディング事業の他にもWEBメディア事業があります。従業員数は109人となっており意外に多い印象をうけます。


2018年の売上は107億円で資本金は1億円となっています。


項 目その内容
社名FANTAS technology株式会社
※英語表記はFANTAS technology, Inc.
資本金1億円
会社設立2010年2月22日
事業内容オンラインとオフラインを融合する※「FANTAS platform」事業
  • AIを活用した不動産/金融領域におけるマッチングサービス
  • カスタマーサクセスを重視したクラウド型資産管理アプリの提供
  • クラウドファンディングを通じた空き家の再生
※Online Merges with Offline(OMO)
住所〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿4-3-8 KDX恵比寿ビル5F
代表取締役社長CEO國師康平
免許等
  • 宅地建物取引業免許 国土交通大臣(1)第10749号
  • マンション管理業者免許 国土交通大臣(2)第034294号
  • 賃貸住宅管理業者免許 国土交通大臣(2)第002052号
  • 不動産特定共同事業許可番号 東京都知事 第103号
  • 金融商品仲介業者登録番号 関東財務局長(金仲)第1028号
  • 有料職業紹介事業許可証 許可番号 13-ユ-308622
加盟団体
  • 社団法人 全国宅地建物取引業保証協会
  • 社団法人 東京都宅地建物取引業協会
  • 財団法人 東日本不動産流通機構
  • 財団法人 住宅保証機構
  • 一般社団法人 人工知能学会
  • 一般社団法人 不動産テック協会
  • 一般社団法人 全国住宅産業協会
  • 一般社団法人 DX不動産推進協会
  • 一般社団法人 OSAKAゼロカーボンファウンデーション
※2024年11月19日調べ


同社は不動産特定共同事業法に基づく事業の許可及び、電子取引業務の認可を取得しており、オンライン上での不動産投資環境を整備しています。


これにより投資家は契約にかかる書面の手続きが不要になっています。今後、物件毎にファンドを立ち上げ複数案件のファンド受け付けを予定しているそうです。年間120ファンド以上の組成を目指し頑張っているとのことです。


個人的には元本割れにならないようにしっかり精査された募集案件を期待したいと思います。投資初心者の方でもソーシャルレンディングへ投資される方が増えているため人気がありすぎると投資できないケースもでてきます。


分配金は自動的に源泉徴収され、所得税と復興特別所得税が合わせて20.42%引かれます。確定申告に必要な支払調書は取引があった年の翌年2月上旬ごろに登録先住所宛てに郵送されます。PDFファイルで自分で印刷しなくても送られてくるそうです。


これまで不動産投資に興味がありながら投資金の問題で、不動産投資をできなかった方などが積極的にソーシャルレンディングに投資しています。または、ポートフォリオに新しい資産として取り組みたい方、ソーシャルレンディングをやっているが投資先が不透明で投資に不安を感じている方などに同社はお勧めです。


クリック合戦に勝利するには?FANTAS fundingは一度に多数の募集が行われる

FANTAS funding(ファンタスファンディング)の評判は結構良いです。昔から気になっていますがついに口座開設を行い投資を実行したいと思います。また調べていて気が付いたのはクリック合戦があることです。


最近のソーシャルレンディング投資はどの企業も人気があり、投資家も募集前にログインを行うなど準備が必要となっている企業が多くなっています。あまりにも投資家が増えた場合は抽選方式を採用してくる企業も出てきました。


クリック合戦に勝利するため複数のファンドへ申し込みする


同社の場合はファンド単価が低いこともありすぐに満額成立となるようですが、一度に複数の募集が行われるため申し込めるケースも出てきています。まさにクリック合戦です!事前にファンドの内容を確認できるので優先順位を決めて投資するとよさそうです。


ちなみにこれから投資を行うためクリック合戦に勝利し記事を書き足していきたいと思います。


クリック合戦とか絶対に嫌だという方はクラウドバンクがお勧めです。もう8年以上投資していますし、インタビューもさせて頂いたので個人的にかなり信頼しています。急がなくても気になった時に投資できる環境が気に入っています。利回りも結構高いですからね。




また、これから2033年には3戸に1戸が空き家となることが予想されているそうなので、同社の「空き家再生事業」が社会貢献にもつながるとされています。現在は新築物件の取扱いはありませんが投資家の需要によってはファンド組成される可能性もあるようです。


空き家の場合はリスクが少し高いとされていたため、投資家の資金を活用した同社のスキームは間接的な社会貢献ともいわれています。確実なのはインカムゲインですが小額であれば利回りが高い空き家再生事業ファンドもよさそうです。


結局どちらも人気なんですけどね。


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