HANATOUR JAPAN(6561)初値予想とIPO分析記事になります。仮条件が大きく引き下げられ人気のなさを感じます。市場からの吸収額も大きいことから、個人参加スタンスというよりも機関投資家動向により左右される案件でしょう。インバウンド銘柄でも上場時の評価は低いようです。
業種:サービス業
市場:東証マザーズ
公開予定:12月15日
BB期間:11月29日~12月05日
100株単位
公募株数 1,000,000株
売出株数 1,550,000株
合計株数 2,550,000株(25,500枚) ←株数が多くて当選期待できる
※オーバーアロットメントによる売出し382,500株
想定価格 2,580円 ⇒ 25.8万円必要
仮条件 1,900円~2,000円に決定しました!
公開価格 12月06日に決定予定
【幹事団】
みずほ証券
SMBC日興証券
SBI証券
岩井コスモ証券
エース証券
岡三証券 岡三オンライン証券
極東証券
HANATOUR JAPAN(6561)IPOの評判と分析
仮条件上限は2,000円となり、市場からの吸収額は約51億円、オーバーアロットメントを含めると約58.6億円です。
上場承認時よりも約17.1億円ほどディスカウントされています。
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HANATOUR JAPANは韓国市場に上場するハナツアーサービスの日本子会社になります。
韓国から日本向けインバウンド旅行商品にかかる日本国内の各種手配業務、中国、東南アジアからのインバウンド手配業務、旅行販売専用サイトの運営をおこなっています。
親会社であるハナツアーサービスからの顧客を観光地などへ配送する業務を主に行い、ホテルやレストランなどの手配も行います。旅行事業やバス事業はもちろんのこと、免税販売店事業やホテル等施設運営事業なども手掛けています。
日本人にとって特別珍しい事業ではなく、新奇性も感じられません。
インバウンドということで承認時は人気になるとおもいましたが、親会社が韓国市場とロンドン市場に上場していることから資金集めのイメージが個人的にあります。
最近では韓国からの訪問者はあるものの、日本からの旅行は少ないと言いますからこの辺りも関係があるのかもしれません。
HANATOUR JAPAN(6561)IPO初値予想と幹事引受株数
HANATOUR JAPAN(6561)初値予想2,000円【幹事配分株数】
みずほ証券 2,295,000株
SMBC日興証券 102,000株 ←年末ラッシュも主幹事多数
SBI証券 51,000株
岩井コスモ証券 25,500株
エース証券 25,500株
岡三証券 25,500株
極東証券 25,500株
※岡三オンライン証券は委託販売です
HANATOUR JAPAN(6561)IPOの上場類似企業
【業績等の概要】 平成28年1月1日~平成28年12月31日
売上高5,111,995千円(前連結会計年度比10.6%増)
営業利益1,165,583千円(同6.6%減)
経常利益1,405,633千円(同13.5%増)
親会社株主に帰属する当期純利益942,345千円(同4.3%増)
第13期第3四半期連結累計期間(平成29年1月01日~平成29年9月30日)
売上総利益は3,705,979千円
営業利益は1,261,764千円
経常利益は1,389,450千円
税金等調整前当期純利益は1,393,149千円(親会社株主に帰属する当期純利益が913,913千円)
【類似企業】
旅工房(6548) PER206.74倍 PBR3.62倍
エイチ・アイ・エス(9603) PER22.73倍 PBR2.85倍
KNT-CTホールディングス(9726) PER24.51倍 PBR1.72倍
HANATOUR JAPAN(6561)IPOのロックアップとストックオプション
ロックアップ期間は90日間、ロックアップ解除倍率の記載は無し。
ベンチャーキャピタル出資はありませんし、ストックオプションもありません。
株主優待や株主配当金の予定はありません。
⇒ HANATOUR JAPAN(6561)IPO新規上場承認記事へ
EPS107.84を基にPERを算出すると約18.5倍、BPS491.88を基にPBRを算出すると約4.06倍となります。
上場時発行済み株式総数11,000,000株を基に時価総額を算出すると約220億円となります。
2017年12月期の業績予想は売上40%増、経常利益18.1%増の見込みとなります。
私は軽くブックビルディングに参加していますが、積極的な申し込みはしませんでした。
大きなディスカウントになるため大丈夫だと思いましたが、他の銘柄に注力する結果となっています。
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