京都フィナンシャルグループ(5844)がPOを発表しました。発表日の終値2,154.5円から売出規模を計算すると約445億円となります。


大型のPOなので配分濃厚でしょう。貸借銘柄なので積極的に参加しておいてよさそうです!


京都フィナンシャルグループ(5844)のPO(売出し)情報
※京都フィナンシャルグループ公式サイト引用


同社は京都銀行が中核となって会社の経営管理を行っている企業です。同時に銀行法により銀行持株会社が営むことができる業務も行います。


東証プライム市場に上場する大型の銘柄になります。


今回は政策保有株式の売却になります。政策保有解消に向けて多くの企業が売出しを実施していますが市場がダボつかないのか?と思う時があります。


欲しかった株主にはチャンスだと思いますが、既存投資家は株価が下落するためいい迷惑だと思います。それが株式投資なんですけどね。


京都フィナンシャルグループ(5844)の売出し(PO)の詳細を確認してみました

京都フィナンシャルグループの売出しは面白そうです。


大和証券ネットで申込めば当選確率が高そうです。ただPOに参加すると受渡日を確認していないと売却タイミングを逃す時があります。


項 目その内容
銘柄名京都フィナンシャルグループ(5844)
上場市場東証プライム
主幹事大和証券9,323,600株
引受人
  • SMBC日興証券5,387,900株
  • 野村證券1,796,600株
  • みずほ証券627,900株
  • 三菱UFJモルガンスタンレー証券627,900株
  • 西村証券194,800株
新株発行なし
売出17,958,700株
合計17,958,700株
オーバーアロットメント2,693,800株
希薄化0%
仮条件3.0%~5.0%


ネット組も大型のPOなので参加しやすいと思います。複数の証券会社から申込めば当選することは可能だと思います。


今回のように大型だと配分濃厚なので色んな戦略を用いた売買が期待できます。


売出し株数は以下のようになっていました。


【売出人】
  • 東京海上日動火災保険株式会社8,372,700株
  • 損害保険ジャパン株式会社4,313,000株
  • 三井住友海上火災保険株式会社2,268,000株
  • 三井住友信託銀行株式会社2,173,600株
  • あいおいニッセイ同和損保株式会社831,400株


割安で買えるため欲しかった方には嬉しいPOでしょう。


また、IRを確認すると2025年2月05日に自社株買いについて報告がありました。5,000,000株を上限として実施していますが2025年1月の買付けはなかったようです。


上限100億円で発行株式総数の1.71%の自社株買いを行っている最中のようです。取得期間が2024年11月15日~2025年6月30日となっています。


株価は伸び悩んでいたようですね。


京都フィナンシャルグループ(5844)の売出し(PO)の日程を確認してみました

日程の確認を行ってみました。価格決定日初日は2025年2月18日火曜日になります。


2月24日が祝日なので受け渡し日に気を付けてください。


項 目その内容
価格決定日2025年2月18日(火)~2025年2月21日(金)
申込期間売出価格等決定日の翌営業日から売出価格等決定日の2営業日後の日まで
払込期日
受渡日2月26日
発行価格2,086円に決定
※割引率は3.02%


売出しと同時にIRで「2025年3月期第3四半期決算短信」が出ていたので確認すると業績は増収増益になるとわかりました。


配当金は60円予想なので配当利回り2.78%となります。株主優待もありますが500株以上で4,000円相当の優待となっています。※株価2,154.5円で算出


同社グループが運営するオンラインショップ「ことよりモール」で買い物に利用できる優待になります。又は社会貢献活動への寄付が可能です。


長期優待も用意され3期以上(3年以上)だと2,000円増額され6,000円相当になります。優待利回りが低いため優待狙いの投資家は少ないと思います!


京都フィナンシャルグループ(5844)の売出(PO)のまとめ!貸借銘柄なので参加

短期でPOに参加するなら面白いと思います。しかも貸借銘柄なのでいざとなったらヘッジすることが出来ます。


ある程度規模感がある銘柄なので逆日歩の発生も少ないと思います。


京都フィナンシャルグループ(5844)の逆日歩確認


逆日歩を確認すると現時点で逆日歩の発生はありません。


ただし2月10日分から逆日歩の確認は行っていたほうが良いと思います。


株価は中長期的には上向く可能性はあるもののPERが余裕の1倍割れで人気はなさそうですね。配当利回りも低く今後は増配が求められそうです。


株価がさえない中で売出しを実施しているのでホルダーは残念がっているはずです。自社株買いもあまり効果がないみたいですからね。


kimukimu

そもそも人気がないのでは?こんな微妙な銘柄だと短期売買でさや抜きする投資家くらいしか儲からないかもですね~

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