アサヒグループホールディングス(2502)が優待廃止を決定しました。同時に配当金の増額と株式分割を発表しています。


ビール優待が減り楽しみも減っています。最近は優待を廃止する企業が多く今回も優待族には悲しい出来事だと思います。


アサヒグループホールディングス(2502)の株主優待が廃止
※アサヒグループHD公式サイト引用


キリンホールディングス(2503)も優待改悪となりビール優待を狙う投資家には面白くない環境が続いています。


アサヒグループホールディングスの場合は優待を廃止し増配を選択しています。


増配を選択した理由は配当性向40%を達成するためだそうです。元々2025年までを目標としていたそうです。


IRでは「配当等へ利益還元を集約するため株主優待制度を廃止」とあります。機関投資家へ配慮した結果でしょうか。株式分割も実施するため株主数は現在よりも増えると考えられます。


アサヒグループホールディングス(2502)の株主優待が廃止された内容を詳しく調べました

株主優待が廃止され年間配当が132円から141円に増額される予定となっています。


今期は9円の増配になりますが来期はもっと増える可能性があります。


アサヒグループホールディングス(2502)の年間配当金


今期のフリー・キャッシュ・フローを株主還元の充実化に充当すべく、配当については、ガイドラインに掲げていた「2025年までに配当性向40%」の達成を一年前倒しすることにいたしました。今期の配当については、年間配当額を141円に増額いたします。増額分につきましては、期末配当を75円といたします。



優待族には残念な情報です。


企業規模が大きくなると優待よりも配当を優先し機関投資家へ配慮した考えになるのかもしれません。毎月のように知名度が高い企業の優待廃止情報が出てきます。


公平な利益還元のために優待制度の廃止となっています。どこも似たような書き方ですね。


アサヒグループホールディングス(2502)の株主優待を再確認してみました

同社から送られてきた株主優待の画像を探し出してみました。


ビール優待を確認するとキリンホールディングス(2503)とサッポロホールディングス(2501)からも届いていました。


アサヒグループホールディングス(2502)株主優待のビール画像


保有株式数株主優待の内容
100株以上500株未満1,000円相当のグループ商品詰め合わせ等
500株以上1,000株未満2,000円相当のグループ商品詰め合わせ等
1,000株以上3,000円相当のグループ商品詰め合わせ等


上記画像は2024年に届いた2023年の株主限定プレミアムビールになります。権利獲得月は12月のみです。


私は100株権利なので1,000円分になります。毎年楽しみにしていた株主優待でしたが2023年度分で最後となりました。


kimukimu

本当に楽しみにしていたんですけどね。これからはスーパーで新商品を購入する楽しみに変更したいと思います。



アサヒグループホールディングス(2502)の株価を確認!最大300億円の自社株買いを予定

アサヒグループホールディングスの株価を確認してみました。


ここ1年は5,000円~6,000円のレンジで推移していましたが2024年8月05日の日経暴落で4,575円という安値を付けています。


アサヒグループホールディングス(2502)の株価推移
※ヤフーファイナンス公式サイト引用


同社から株主優待廃止と株式分割、自己株式取得の発表が行われたのは2024年8月07日です。


現在の株価が5,300円あたりなので発表によりだいぶ値を戻しています。※記事作成は2024年09日


同社から発表された2024年12月期第2四半期決算短信では前期中間決算比較で増収増益となっています。


アサヒグループホールディングス(2502)の株主優待が廃止!まとめ

株価が大きく下落したタイミングで株式分割や自社株買い(自己株式取得)を発表するあたりは流石です。


アサヒグループホールディングス(2502)の自己株式取得の内容


ただ相場全体が下落すればアサヒグループホールディングスの株価も自然と下げてしまいます。神経質な相場が続くためこれから株主になる方は気を付けてください。


日経225にも採用されているため相場全体の影響を受けやすいと思います。


自社株買いは2024年10月01日から行われ上限300億円を予定しています。


株式分割は1株を3株の割合で実施されます。株価5,300円と考えると1,767円になるため一般投資家にも手掛けやすい銘柄になりそうです。


kimukimu

配当金は分割前株価5,300円で141円になるため配当利回り2.66%と試算できます。配当利回りが低いため個人的にはまだ買えません。優待分は配当に組み込まれましたがインカムゲイン的な魅力が低いと思います。

最後の優待はクロスで獲得しています。



ROBOPROの運用実績が公式ページで公開されています。公開から2024年6月末までの実績が90.74%のプラスとなっています。


市場が乱高下しているタイミングでもAI予測の活用により利益が見込める可能性がありそうです。詳しい内容を別記事にまとめてみました。公式サイトにもまとめてあります!


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