「IPO承認」山忠(391A)の上場データと初値予想を考察！

山忠(391A)が名古屋証券取引所に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。IPOでは人気がない不動産業になります。ただ利益が伸びているため公開価格割れはないかもしれません。


主幹事はアイザワ証券が務め公開株数190,000株、オーバーアロットメントは設定がありません。上場規模は想定発行価格2,600円から計算すると約4.9億円になります。



※山忠公式サイト引用


名証ということで他の地方上場に比べれば資金が入りやすいと思います。愛知県本社の企業なので違和感はありません。


ただIPO的には地方市場なので好まれないと思います。スルーする投資家も多いと思います。


7月のIPOは人気案件が多そうなので個人投資家に物色される可能性は残っているかもしれません！


ちょっと微妙な案件だと思います。

山忠(391A)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目	上場基本データ
上場日	7月29日
市場	名古屋証券取引所メイン市場
業種	不動産業
事業内容	不動産の企画・開発・販売、不動産の賃貸及び管理、ビジネスホテル運営等
ブックビルディング	7月11日～7月17日
想定価格	2,600円
仮条件	7月09日
公開価格	7月18日
初値結果	未
企業情報	https://www.yamachuu.co.jp/
監査人	三優監査法人
手取金の使途	長期借入金の返済に充当する予定

項目	株数データ
公募株数	150,000株
売出株数	40,000株
公開株数(合計)	190,000株
オーバーアロットメント	0株
上場時発行済み株数	1,236,000株 ※公募分を含む
想定ベースの時価総額	約32.1億円
幹事団	アイザワ証券(主幹事) SBI証券 SMBC日興証券 東海東京証券 岡三証券 安藤証券 楽天証券 松井証券 岩井コスモ証券 水戸証券 丸三証券 マネックス証券 極東証券 あかつき証券
委託見込	SBIネオトレード証券 岡三オンライン DMM.com証券

山忠(391A)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格2,600円を基に吸収金額を算出すると約4.9億円となり、オーバーアロットメントはありません。


同社グループは山忠と連結子会社の株式会社ジャストインの2社で構成されています。主に愛知県を中心にその周辺地域において不動産に関わる事業を展開しています。


セグメントは開発セグメント、ストックセグメント、ホテルセグメントの3分類になります。



※有価証券届出書引用


開発セグメントは、インベストメント事業及びソリューション事業の2事業で構成されています。


開発セグメントでは都市型分譲マンションの企画・開発、販売を行っています。


インベストメント事業については都市型商業ビルの企画・開発、販売を行います。ソリューション事業については宅地分譲の企画・開発、販売及び土地・建物等の買取販売・売買仲介なども行っています。



※有価証券届出書引用


ストックセグメントは、マネジメント事業及びレンタル事業の2事業にて構成しています。


ストックセグメントについては、文字どおりストックビジネスに該当し、不動産の賃貸・管理に関する業務全般及びレンタルトランクルームの運営等を行うマネジメント事業、貸会議室・レンタルオフィスの運営を行うレンタル事業を行っています。



※有価証券届出書引用


ホテルセグメントはビジネスホテル運営に関する事業を行っています。


ビジネスホテルを愛知県内及び三重県内で3店舗運営しています。


ビジネスホテル3店舗ともに運営業務については株式会社ジャストインに委託しています。また、客室清掃やリネン交換については、清掃会社・リネンサプライ会社に外注しているそうです。

山忠(391A)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は1991年3月15日、愛知県海部郡大治町大字三本木字柳原112番地の3に本社を構えます。代表取締役は山﨑恭裕氏(1965年5月15日生まれ60歳)、株式保有率は80.73％(930,300株)です。※2025年6月25日調べ


従業員数21人で臨時雇用者16人、平均年齢36.0歳、平均勤続年数6.7年、平均年間給与6,074,000円です。連結従業員数は42人で臨時雇用者は50人です。


セグメントは開発セグメント、ストックセグメント、ホテルセグメント、全社共通となります。

氏名又は名称	所有株式数(株)	所有株式数割合(％)	ロック
山﨑恭裕	930,300株	80.73％	○
山﨑忠七	28,800株	2.50％	×
山﨑當子	28,800株	2.50％	×
山﨑正揮	28,800株	2.50％	×
細江盛方	14,600株	1.27％	○

※株主上位5名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2026年1月24日まで)と90日間(2025年10月26日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


親引けは2,400株を上限として従業員持株会が要請予定となっています。

山忠(391A)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。


最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。

幹事名	割当株数	引受割合
アイザワ証券(主幹事)	-株	-％
SBI証券	-株	-％
SMBC日興証券	-株	-％
東海東京証券	-株	-％
岡三証券	-株	-％
安藤証券	-株	-％
楽天証券	-株	-％
松井証券	-株	-％
岩井コスモ証券	-株	-％
水戸証券	-株	-％
丸三証券	-株	-％
マネックス証券	-株	-％
極東証券	-株	-％
あかつき証券	-株	-％

地方上場の不動産業なので人気はないでしょう。ただ業績から考えると公開価格割れはない気がしています。


また引受幹事が多いため何となく違和感もあります。


IPOとしては微妙なのでブックビルディングに参加しなくても良いかもしれません。




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ファンドに落選しても優先権が貰えるので次回以降のファンドに投資することができます！投資家にプラスとなるスキームなので投資妙味があると思います。


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類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。

類似企業	PER	PBR
–	PER-倍	PBR-倍
–	PER-倍	PBR-倍
–	PER-倍	PBR-倍

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間	株式の数	発行価格
2022年8月01日～2025年7月31日	73,800株	1,500円

ストックオプション(新株予約権)は73,800株が上場時に行使期限を迎えます。


発行済株式総数1,086,000株に対する新株予約権の割合は6.80％に相当します。新株予約権による潜在株式数は73,800株です。

山忠IPOの評価と申し込みスタンス！まとめ

山忠のIPOは不参加でも良いと思います。


高配当だったとしても地方上場は東証に比べリスクが高くなる傾向にあります。



※山忠公式サイト引用


SBI証券主幹事のフラーが人気化しても流石に地方市場まで資金が大きく流れることはないと思います。


ただ名証メイン市場なので大きく公開価格割れするようなこともなさそうです。案外良い感じに上場させてくると考えています。


主幹事がアイザワ証券となっていることは気になりますが何とかなるでしょう。




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