LIFULL(ライフル)の不動産クラウドファンディングを詳しく調べてみました。東証プライムに上場するLIFULL(2120)の100%子会社が運営するクラファンなので評判や口コミは良さそうです。


上場企業やそのグループ企業が運営していると安心材料になります。しかも意外と高利回りなので面白い投資先になると思います。


LIFULL(ライフル)不動産クラウドファンディングの評判と口コミ


同社へ投資する魅力は1口1万円から不動産に投資できることです。しかしこれだけだと他社と変わりません。


似たようなプラットフォームがたくさん登場しているため差別化が難しいですからね。


同社の場合は親会社が日本最大級の不動産・住宅情報サイト「ホームズ」を運営しているため不動産に特化した強みがあります。また、不動産クラウドファンディングの運営は金融系子会社の「LIFULL Investment」が行います。


どんな企業なのか知りたくて今回もセミナーを受講してみたところ、投資家に大きなメリットとなるのはファンドの審査基準が厳しいことだとわかりました。


ということで詳しく確認してみたいと思います!


LIFULL(ライフル)不動産クラウドファンディングの特徴について調べました。高利回りなのか?

LIFULL(ライフル)不動産クラウドファンディングの想定利回りは4.0%~5.0%となっています。既に組成されたファンドはその数値を超えているようです。


上場企業関連のクラファン事業者の利回りとして高利回りだと言えそうです。


LIFULL(ライフル)不動産クラウドファンディングの特徴


個人的には上場企業が直接運営していたり、グループ企業が運営するクラウドファンディングの利回りは低いと感じます。多くの事業者を確認してきましたが5.0%程度の利回りは高いと思います。


組成されるファンドは不動産ファンドになります。


同社が企業向けにこれまで融資を行ってきた審査基準をクリアーしたものだけを取扱うそうです。免許等も関係があり審査基準は他社比較でも高くなると伺っています。


理由は金融庁が絡むからです。


不動産特定共同事業者(第1号、第2号及び第4号)を許可取得しており第4号がポイントになります。それに親会社が上場企業なのでファンドがデフォルトしたり遅延すれば親会社の評判にも関わってきます。


kimukimu

どのみち厳しめに審査を行わないといけない理由がありそうです。同社も高利回りを維持していきたいと考えているようですからね。



優先劣後方式により投資家リスクが軽減される。SPCの取扱いもある

同社で組成される不動産クラウドファンディングには優先劣後方式が取り入れられています。


多くの企業で取り入れられている仕組みなので既にご存知の方も多いはずです。


優先劣後方式の説明


損失が出た場合は劣後出資で補うため投資家の元本が守られます。


ただし劣後出資はファンドにより異なるため都度確認を行っておきましょう。既に組成されたファンド確認では劣後比率が10%程度なのでこの辺りが基準になりそうです。


例えば1億円の不動産の価値が9,000万円まで下落しても投資家の元本変動はありません。不動産価値が9,000万円以下になった場合は投資家の元本に影響がある可能性があります。


SPC(倒産隔離)について


また、SPC(特別目的会社)を用いた倒産隔離スキームを持ったファンド組成も行うそうです。


一部のファンドでのみ倒産隔離を行うことになっているためファンド毎に確認しておきましょう。


SPCを用いると事業者が倒産しても事業者(運営者)のバランスシートから外れるためファンドが直接影響を受けることはありません。


kimukimu

既にこのスキームを用いている企業もありますよね。元本が保証された投資ではありませんが投資リスクを軽減できる内容が盛り込まれています!

そもそもクラファンで元本保証は出資法違反になりますからね。



運営企業のLIFULL Investmentについて調べてみました

運営会社はLIFULL子会社の「LIFULL Investment」になります。


事業や不動産事業者への融資、不動産投資、地域創生ファンドなどを行います。そして新しく不動産クラウドファンディングを行うことになりました。


項 目その内容
会社名株式会社 LIFULL Investment
英語名称:LIFULL Investment Co., Ltd
住所〒102-0083
東京都千代田区麹町一丁目4番地4
設立2012年10月1日
代表者市川和也
資本金211,564千円(うち資本準備金111,564千円)
事業内容
  • ファンド運営事業(LIFULL地域創生ファンド)
  • 融資事業(主にLIFULL HOME’S会員向け法人融資)
  • 投資事業(主に地域創生事業への投資)
  • クラウドファンディング事業
免許など
  • 金業者登録番号:東京都知事(3)第31642号
  • 宅地建物取引登録番号:東京都知事(2)第102210号
  • 第二種金融商品取引業:関東財務局長(金商)第3115号
  • 不動産特定共同事業許可番号:金融庁長官・国土交通大臣 第131号
※2024年9月08日調べ


同社は電子募集取扱業務の登録も行っているため投資は全てインターネット上で行えます。


企業向け融資を長年行ってきたため審査レベルは高いと考えられます。それが本業だったわけですからね。


組成されるファンドは全て審査を行い、運用中はモニタリングも行うと聞いています。審査をクリアーできないファンドは取り扱わないそうです。


とにかく厳しい審査を行っていることから投資初心者の方にも安心して出資できる内容だそうです!


【審査内容】
ファンドの事業者の財務状況、事業計画、資金使途、およびその他の重要な事項について事前に審査し、同社の不特法委員会で募集を決裁するそうです。


LIFULL(ライフル)不動産クラウドファンディングの投資家登録方法と投資手順を確認してみました

同社に投資家登録(口座開設)するにはスマートフォンが必要です。スマホを利用しないとシステム上本人確認ができないことになっています。


LIFULL(ライフル)不動産クラウドファンディングの投資家登録方法


たまにこのパータンがあるためスマホで頑張って投資家登録を行いましょう。登録に費用はかかりません。


投資家登録(口座開設)の年齢は20歳以上、75歳以下になります。75歳以上は適合性の確認が取れれば登録可能です。


法人の場合は「お問い合わせフォーム」から連絡することになっています。


会員登録のファーストステップはスマホのメールアドレス登録からになります。招待メールが送られてくるため24時間以内にパスワードの設定が必要です。


パスワード設定が終わると個人情報の入力になります。流れに沿うだけなので難しい内容はありません。パスワードだけは忘れないようにしておきましょう!!


maronmaron

投資手順は投資家登録が完了したらデポジット口座に入金しファンド募集期間中に抽選に参加するだけです。当選確定となった場合に出資できます。



LIFULL(ライフル)不動産クラウドファンディングのメリットとデメリットを考察!業界初の試みあり

メリットとデメリットについて考察してみました。


不動産を対象としたクラウドファンディングを行う企業が増えていますよね。また、自社で不動産を用意してファンド化している企業が殆どです。


しかしLIFULL(ライフル)不動産クラウドファンディングの場合は「さまざまな企業が運営する不動産ファンドに投資」できます。少し難しい話になりますがファンドは他社が用意し同社が審査を行いファンド募集という流れになります。


プラットフォームとしては業界初となるようです!


【メリット】
  • 1口1万円から不動産に投資できる
  • 多様なファンド組成に期待できる
  • 預入金は信託銀行で保管されている
  • 独自の厳しい審査を通過したファンドのみ取扱う
  • 優先劣後方式を採用し元本毀損リスクを軽減している
  • ファンドによってはSPCを用いた倒産隔離スキームがある
  • 口座開設費用や維持管理費用が無料


【デメリット】
  • 元本保証の投資ではない
  • 入金時に振込手数料が発生する(出金は無料)
  • 分配金は予定された数値なので確定値ではない
  • 運営企業の倒産がないとは言いきれない


投資はスマートフォン1つで行えます。書類のやり取りがないインターネット完結型の投資です。


投資は1口1万円からになりデポジット口座を採用しています。デポジット口座なので事前入金が必要になります。


kimukimu

ファンド募集は抽選式だけになりますがセミナー受講時にもしかしたら先着式も今後採用するかもしれないと仰っていました。



入金時の振込手数料は投資家が負担します。出金時はLIFULL(ライフル)不動産クラウドファンディングが負担することになっています。


それと調べていて重要なことに気が付きました。デポジットで預かっている投資家の資金は信託銀行で保管されるそうです。流石が大手企業だと思います。


経費が掛かっても投資家目線なのが嬉しいです。


LIFULL(ライフル)不動産クラウドファンディングを利用している投資家の口コミを調べた結果

口コミについて調べてみました。すると第1号ファンドの募集前だったため口コミが少ない状況でした。


そのため後日、調べて掲載したいと思います。投資家の反応が知りたいところですよね。






ネタ的にはみんなでシェアファンドを運営しているコーシンホームの話題があります。


詳しくは書けませんが気になる方は「PR TIMES」で調べてみると面白いかもしれません。

セミナーを受講してみた感想

記事作成前にセミナーを受講してみました。最近は記事を書く前にセミナーを受講することが増えています!


不動産セミナー受講


同社の審査が厳しいと書いていますが、どうやら今後クラウドファンディングへの投資環境が少し変わる可能性があるようです。


金融庁などの絡みで運営やファンド組成に対してより厳格な審査が求められるようなんですよね。そのため同社では一定の審査基準をクリアしたファンドだけを提供するそうです。


もちろん不動産特定共同事業法(不特法)も関係します。


また、1案件に対して大きな投資をするよりも分散することで事業者リスクの軽減が望ましいようです。考えればわかりますよね。


審査基準はしっかりしていると思いますが、それでも分散して投資したほうがリスク管理のためにはよさそうです。


セミナーを受講した感じでは凄くまじめな企業だと個人的に思いました。


kimukimu

ファンドのアップサイドは現時点ではないとのことでした。また、不動産クラウドファンディングはポートフォリオの一部に入れていただけると嬉しいと仰っていました。



LIFULL(ライフル)不動産クラウドファンディングの評判と口コミまとめ!安定収益期待

同社は不動産クラウドファンディングの投資プラットフォームを提供する事業者になります。


LIFULL(ライフル)不動産クラウドファンディングの評判と口コミまとめ


【まとめ】
  • 1口1万円から投資できる
  • 投資はスマートフォン1つで完結
  • 厳選された不動産に小口投資できる
  • デポジット口座を採用し預入金は信託銀行で管理
  • 会員登録などは無料、入金は投資家負担、出金は無料


自らが不動産を仕入れファンド化するビジネススタイルではありません。そのため審査を厳しくしないといけない理由がありそうです。


プロジェクトの遅延や事業者の倒産などがあると自社だけでなく親会社の評判にも影響しますからね。


ファンド募集ページにもファンドリスクなどが詳しく書かれています。成立前書面などもしっかり確認しておきましょう。


不動産クラウドファンディングのワンストップ投資プラットフォームとしては業界初となるそうなので期待したいと思います。そもそも同社には融資事業があるためできることなのかもしれません。


とにかく真面目に運営されていると感じました。


元々、親会社が不動産クラファンの比較検討サイトを運営し同社へ事業許可している流れがあるため運営に不安はないと思います。


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