ノイルイミューン・バイオテック(4893)の上場が中止(延期)となりました。2023年のIPOで中止となった銘柄は初めてになります。
アメリカの金融機関破綻等の問題が原因のようですが、海外向けの販売が多かったため中止を選択したと考えられます。
同社は創薬バイオベンチャー企業になり、CAR-T細胞療法を主とした新規がん免疫療法の開発を行っています。
日本市場で上場することになっていましたが、公開株数の8割は海外販売だったため昨今の情勢を考えると引受先で需要がなくなったのでは?と考えられます。
同社の場合はコーナーストーン投資家の存在もあり、需給不安はないと言われていました。
日本での吸収額は約14億円になり日本国内だけだとBBは旺盛だったと考えられます。そのため個人的には海外販売が上手くいかなったのではないかと感じます。
大株主もキョーリン製薬系持分や武田薬品工業と言った資金力ある株主となっているため上場を見送った可能性があります。
ノイルイミューン・バイオテック(4893)が上場中止になった理由は何だったのか?
ノイルイミューン・バイオテックの公式サイトを確認すると以下のように書かれていました。グローバルにおいて金融機関の破綻等の混乱が続く中、株式市場の動向など諸般の事情を総合的に勘案し、当該募集株式発行及び株式売出しの中止と、それに伴う当社普通株式の東京証券取引所への上場手続きの延期を決議いたしましたので、お知らせ申し上げます。
なお、今後の上場手続きの再開時期については、株式市場の動向等を見極めたうえで、総合的に判断する予定であります。引用元: ノイルイミューン・バイオテック株式会社
地合いが改善すれば早期に上場する可能性があると思います。
他の銘柄は予定通り上場してくるようなので海外販売で何か問題があったと考えられます。日本国内をターゲットにしたIPOには影響がまだないと思います。
2023年3月20日付けて東京証券取引所から「新規上場の承認取消し」が行われています。
しばらく神経質な展開となりそうなので他の銘柄も注視しておいたほうがよさそうです。イルイミューン・バイオテックの上場中止(延期)だけだと他の銘柄にはまだ影響が少ないと思います。
少し特殊なIPOだったため上場承認の取消となったのかもしれません!上場承認時の記事は下記でまとめています。
「IPO承認」ノイルイミューン・バイオテックの上場データと初値予想を考察!
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