CrowdBank(クラウドバンク)の総運用額が40万円を超え一部の投資金が償還されたため18万円の余裕資金が発生しました。そこで、不動産担保型ローンファンドと太陽光発電ファンドに再投資を行ってみました。短期間ではあるものの資金を有効活用したいと思います。クラウドバンクの他にも償還された資金が発生しているため再投資を予定しています。


クラウドファンディングなどを行う企業が増えてきているため何処で投資を行えばよいのか?という疑問が出てくると思いますが、1企業にまとめて預け入れするよりも数社に資金を分散しておくとリスクが低くなります。企業によっては事業収益などを公開している場合もあり、クラウドバンクでは公開されています。

不動産担保型ローンファンドCrowdBank


同社はディーブレイン証券として発足し、その後みどり証券に商号変更され、現在は日本クラウド証券として活動しています。今回投資を行う金融商品は不動産担保型ローンファンドを選択しました。


太陽光発電は失敗のもと?的なニュースを見たため少し気が引けています。ただ自然エネルギーは国策になるためどうなんでしょうね。


【ヤフーニュース】

太陽光に偏った最大の原因は、12年7月に始まった再エネの固定価格買い取り制度(FIT)にある。FITは再エネで発電した電気を電力会社が決まった価格で買い取るシステム。FIT制度開始後、認定容量の80%を太陽光が占める。制度がスタートした12年、事業用の太陽光の買い取り価格は1キロワット時で40円。導入拡大を図るため、価格を高く設定したのだ。しかも、太陽光は20年間決まった価格で買い取る。事業者が太陽光に殺到したのはこのためだ。

一方で、電力会社は買い取り費用を「再エネ賦課金」として、家庭や企業の電気料金に上乗せしてきた。特に太陽光の急拡大に伴い、国民負担は年々増大している。12年度の賦課金総額は約1300億円だったのが、18年度は約2兆3726億円に達する。標準家庭の負担額は、月額754円。年間1万円近くを支出しているのだ。

経済産業省は国民負担を抑えるために、買い取り価格を毎年下げてきた。13年36円、14年32円、15年29~27円……19年度は14円までに引き下げる。



私も太陽光発電ファンドを好んで投資をしてきましたが、少し考えるところはあります。再エネ賦課金としての国民負担も増大し続けていることでどちらが良いのか判りかねます。


そして上記のヤフーニュースの文末で、ドイツの再生可能エネルギー法は電気代金を高騰させるだけだったと結論付けているようです。地域性も関係してくると思いますが、ドイツは環境先進国であることから諸外国も見習うべきことがあるはずです。太陽光ファンドが悪いとは言えないと考えていますが、そのうちドイツと同じ道をたどるのかもしれません。


不動産担保型ローンファンドに10万円を投資実行してみた

不動産担保型ローンファンド第260号の分配利回りは6.3%になっています。担保設定は「有り」で保証は「無し」となります。運用期間は7ヶ月を予定していますが、過去の経験から早めに償還されることも考えられます。今回の募集による資金使途は、不動産取得に係る契約金その他運転資金となっています。


不動産担保型ローンファンド


【公式サイト抜粋】

本プロジェクトの開発用地は開発総面積1万平米超の広大な開発エリアのうち約4千5百平米対象としており、都心へのアクセスが良好なベッドタウンで纏まった規模の土地開発を進めることのできるプロジェクトとなります。

川崎市の人口・世帯数ともに安定して増加傾向にあり、2018年には150万人超、70万世帯超に達しております。



投資先は川崎市と公開されています。川崎市は平均地価が上昇傾向にあり、人口や世帯数の増加が著しいようです。


また、融資先と日本クラウド証券はクラウドバンク株式会社を持株会社とするクラウドバンクグループとなっています。融資先の詳細は下記のように書かれています。


項 目その内容
会社名BE社
当社との関係融資先と日本クラウド証券はクラウドバンク株式会社を持株会社とするクラウドバンクグループに属する会社であり、両社の役員を兼務する者がおります。
住所東京都港区六本木
業務内容宅地建物取引業、コンサルティング事業、システムコンサルティング・ソフトウエアの売却の及び保守など


肝心な担保設定は土地に対して第一順位の共同根抵当権となっています。共同根抵当権とは、同一の債権を担保するにあたり数個の不動産に設定される根抵当権のことです。この他には累積式根抵当権という方法があります。


根抵当権設定になると、不動産担保価格を算出し貸し出せる上限を設けその範囲内で何度でも資金を調達できます。


CrowdBankの担保設定


最近のクラウドファンディング投資は情報開示する方向に進んでいると言われており、同社においてもある程度の所在地や交通アクセス状況などを公式ページで公開しています。


この流れは今後も拡大することが見込まれているため、投資家不安を出来るだけ排除する方向に向かうそうです。しばらく前だと、どんな商品に投資をするのか具体性がなかったため不安だった方は多いはずです。


クラウドファンディングを行う企業によってはさらにリスクを軽減できることも可能なので、いろんな企業を探してみるとよいでしょう。最近投資を実際に行ってみたのはFunds(ファンズ)という企業です。クラウドバンクよりも利回りが低くなりますが、取引先に上場企業が多いためリスクが軽減できると考えています。詳細は下記記事でまとめています。


⇒ 【評判と評価】Funds(ファンズ)に50万円ぶち込み!儲かるのか実績を赤裸々公開


太陽光発電ファンドに8万円を投資実行してみた

上記でも触れましたが、太陽光発電などのメガソーラーの普及スピードには勢いがあり、私が住んでいる熊本県でも見かける機会が多くなってきました。一部では山を切り開き再生エネルギーを得ているため少し心が痛むこともありますが、時代の流れでしょうか。


資金使途は太陽光発電所にかかる開発資金およびBO社の運転資金となっています。


太陽光発電ファンド


【公式サイト抜粋】

融資先は、調達した資金を用い、アレンジャー企業の主導の下で太陽光発電所の開発を進めます。取得した事業については自社事業として継続的に運営を行っていく予定であり、林地開発許可の取得後等、開発が進行した段階で銀行又は外資系ファンド等から事業を裏付けとした融資(借換え)を受け、本営業者からの融資の弁済を行う予定です。

融資先は調達した資金で発電事業の開発を行うものとなりますが、事業の開発、ファイナンスアレンジ等は太陽光発電事業の開発の豊富な経験を有するアレンジャー企業によって主導されます。当該発電事業の林地開発許可取得等、開発が一定程度進捗した段階で銀行又は外資系ファンド等からの融資に借り換えたうえで自ら太陽光発電事業を営むことで収益を得るビジネスモデルとなります。



風力やバイオマスに比べると太陽光は設備やメンテナンスでメリットが大きいように感じますが、ドイツが失敗と言われているため微妙になってきました。ただ、これまで一度も同社は返済できなかった案件がないことから当面は大丈夫だと考えています。


太陽光の再生エネルギー単価はどんどん下がっているため本当にコスト面で大丈夫なのか?と疑問視することもありますが、新聞やメディアの情報的にはまだいけると見た記憶があります。


2013年比較では毎年単価が引き下げられ、現在では約半分の18円となっています。


太陽光発電の買取金額推移


ただし私が注目しているのは、2013年以前に認定を取得しているため36円/kWh(税別)での調達単価となっている点です。だから利回りが高く設定されています。


市場では認定取得さえ行っていれば単価を高く維持できるため、かなり問題視されています。設備が整った段階で単価設定を行うべきだという意見も多いようです。今回投資をお考えの方は甘い汁を吸うことができるようですね。


融資先の特徴としては太陽光プロジェクトの目的のために新規組成された特別目的会社となるそうです。



項 目その内容
担保合同会社持分への質権設定、土地地上権に対する第一順位の共同抵当権設定
保証第三者連帯保証
その他保全経産省IDの譲渡予約、電力会社との系統連系にかかる地位の譲渡予約
発電の所在地山梨県
発電出力約3.7MW
調達単価36円/kWh(税別)


材料を並べてみると悪くないため8.6万円を投資してみました。1万円以上の投資になっていますが、千円単位での投資は可能なので8.6万円にしてみました。資金を最大限に利用するためです。


CrowdBank(クラウドバンク)に投資実行


投資後にキャンセルできるシステムが組んであるため募集締め切りまでに資金が必要になれば出金もできます。キャンセルできない企業もあるのでお気を付けください。クリック後に即確定する企業も中にはあります。


投資商品の中に1万円以下の投資があるのはなぜなのか?と記事を下記ながら考えていましたがわかりませんでした。分配金調整だと思われます。投資申込みが済むと登録メールアドレスにも受付しました。という案内が届きます。


直近の実質平均利回りは6.79%で毎月分配金となっています。記事作成時の累計応募金額は488億円を超えており、デフォルト率も0%です。気になっている方は多いと思いますが、クラウドファンディングに抵抗がある方もまだまだ多いようです。


これまでにクラウドバンクから頂いた累計分配金は67,246円とお小遣い程度にはなっています。もちろん税金は引かれています。特に何もすることなく利益をコツコツ出してくれる投資は魅力です。


ソーシャルレンディングは元本保証ではないぞ!

ソーシャルレンディングやクラウドファンディングなど類似する金融商品が幾つか存在します。しかし元本が保証されている投資ではありません。元本が保証されているのであれば私も1,000万円単位の投資を実行します。仮に6%の利回りだと60万円を確実に得ることができます。


世の中にそんな投資は存在しませんし、勧誘があれば100%詐欺だと考えてよいです。よくニュースで取り上げられていますが、元本保証で1ヶ月10%の金融商品なんてある訳ありません!


CrowdBankの運用資産


私が今回投資を行ったクラウドバンクも元金が保証されているわけではありません。ただし、担保設定や保証条件が付いているファンドもあるためしっかりと自分で精査すればリスクを軽減できるはずです。


何処で投資を行ってもリスクは必ず存在します。また投資先企業によってはリスクを軽減できる仕組みを作っている企業もあります。下記関連記事に企業別に調べた記事を掲載しているのでご興味があれば参考程度にご一読ください。知り得る限りクラウドクレジットの利回りが高いと思いますが、それなりにリスクがあると考え投資をしています。


大手企業でもデフォルトになることもあり、クラウドバンクのデフォルト0%はなかなか凄いことだと思います。


昨年のソーシャル利益は税引きで10万円に届きませんでしたが、デフォルトは1件も発生せず今年も同様に利益を得るつもりでいます。地味に投資額が増えているので今後も継続したいと考えています。


過去に企業選びで損失を出したことがあり、確定申告で相殺し「失敗した」と痛感した出来事も良い経験となりました。それ以上に利益が同じ税区分で出ていたのでやり切った感があります。利益は基本的に雑所得扱いになるためお忘れなく。


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