エネクス・インフラ投資法人(9286)の分配金を調べました。伊藤忠エネックスと三井住友信託銀行、マーキュリアインベストメント、マイオーラ・アセットマネジメントの4社でスポンサーを行っている銘柄です。太陽光の他に再生エネルギーを50%と打ち出しているにも関わらず上場時点では100%太陽光発電になっています。
伊藤忠エネクス (8133)が本投資法人へ50.1%の出資となります。2018年9月7日に上場をした伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人(3493)に続く伊藤忠系のリートになり、ネームバリューがあるものの人気は無いと思っています。伊藤忠アドバンス・ロジスティクスも公開価格10.3万円で初値は9.93万円でした。
仮条件上限に決り人気があると思われていましたが、思いっきり買い手不足で株価は下落しまくっています。今回も期待は低いと思います。エネクス・インフラ投資法人の上場規模はオーバーアロットメントを含め約94.5億円です。大口の買い期待はほぼ出来ないと思われます。
エネクス・インフラ投資法人(9286)の分配金と幹事引受株数を調べました
エネクス・インフラ投資法人の分配金は年1回の11月末となっています。2019年11月末の1口分配金は6,000円を予定し、利益超過分が2,889円となります。2020年11月末も同額の6,000円ですが、利益超過分が3,834円になるようです。また、分配金は予定になり確定しているわけではありません。また、幹事引受株数は下記のようになります。
幹事名 | 配分単位(株) |
SMBC日興証券(共同主幹事) | 63,000口 |
大和証券(共同主幹事) | 18,000口 |
みずほ証券 | 5,400口 |
野村證券 | 2,700口 |
SBI証券 | 900口 |
想定発行価格100,000円から2019年11月末の分配利回りを算出すると利益超過分を含め分配利回り約8.88%になります。そんなに高いのか?と私も疑問ですが、調べた感じではこのようになっています。翌年は利益超過分を含め分配利回り9.8%にもなります。ここだけ見れは公開価格を超えてきそうですが、利益超過分というのが問題かもしれません。
【野村證券用語集抜粋】
REITの利益超過分配金は、会計上の費用にあたる減価償却費の一部を資本の払い戻しとして投資家に分配するため、収益から費用を控除した利益を超過した分配になる。投資信託協会では、投資不動産全体に対して決算計算期末に計上する減価償却費の6割を上限として、REITの分配金に充てることが可能と規定している。一般に減価償却費は不動産の修繕や改修費用に充てられるが、物流施設はオフィスなどに比べて修繕費用が少なくて済むことが利益超過分配金の支払いに関係している。
投資家が実際に減価償却費を原資とした利益超過分配金を受け取った場合、資本の払い戻しに相当するため税務上、取得価格の修正を行う確定申告が必要だが、特定口座での売買では確定申告は不要となる。
殆どの方が理解していると思いますが、利益超過分には剰余金を分配する「みなし配当」と出資剰余金を分配する「みなし譲渡」という2種類があります。原資により分配される意味合いが異なり、みなし譲渡の場合は取得単価が下がる処理が行われます。利益超過分が見込まれているからと言って、安易考えるのはNGとなります。
上記の用語集にもありますが、特定口座であれば利益超過分は損益計算の対象になります。一般口座であれば自分で算出しなければならず面倒な作業が発生します。リートではこの利益超過分を分配金に含めると大きな利回りになりますが、取得単価が下がれば意味なし状態となります。
インフラファンドは現在6社あり7社目の上場となります。分配利回りをそれぞれ確認してみると東京インフラ・エネルギー投資法人の7.83%利回りが最高値にあります。
エネクス・インフラ投資法人のLTVは60%を目途となっていますが、最新の数値は約51%になるようです。また発電は茨城県の高萩太陽光発電所と鉾田太陽光発電所からの生産で9割を占めています。台風などの影響も考えられ茨城県に?立地条件の問題でしょうか。
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