ZenmuTech(ゼンムテック)[338A]がグロース市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。上場規模が小さいIT系事業なのでIPOとして魅力がありそうです。


主幹事は岡三証券が務め公開株数288,000株、オーバーアロットメント43,200株です。上場規模は想定発行価格1,470円から計算すると約4.9億円になります。


ZenmuTech(ゼンムテック)[338A]IPOが上場承認
※ZenmuTech公式サイト引用


情報漏洩対策ソリューションを手掛けている企業です。


米国を主導にこの手の事業は業績を伸ばしているため今後に期待できそうです。事業内容はわかりそうでわかりにくいため個人投資家需要がありそうです。暗号技術の応用を行います。


業益は直近で伸びているためIPOとして面白いと思います。2025年12月期は増収増益になり四半期利益は1.59億円まで伸びる予定です。


業績規模は小さくても上場規模が小さく投資妙味があります!


ZenmuTech(ゼンムテック)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日3月27日
市場グロース市場
業種情報・通信業
事業内容暗号技術の応用である秘密分散技術を利用したセキュリティソリューションおよび秘密計算ソリューションの開発・販売
ブックビルディング3月10日~3月14日
想定価格1,470円
仮条件3月06日
公開価格3月17日
初値結果
企業情報https://zenmutech.com/
監査人史彩監査法人
手取金の使途運転資金として人件費及び人材採用費に充当する予定


項目株数データ
公募株数240,000株
売出株数48,000株
公開株数(合計)288,000株
オーバーアロットメント43,200株
上場時発行済み株数1,312,800株
※公募分を含む
想定ベースの時価総額約19.3億円
幹事団岡三証券(主幹事)
SBI証券
松井証券
アイザワ証券
岩井コスモ証券
マネックス証券
むさし証券
委託見込岡三オンライン
SBIネオトレード証券
DMM.com証券


ZenmuTech(ゼンムテック)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格1,470円を基に吸収金額を算出すると約4.2億円となり、オーバーアロットメントを含めると約4.9億円規模の上場となります。


同社は「データの保護、データの利活用を追及する」をミッションとして、安心・安全なデータセキュリティを社会に提供するため、自社開発した秘密分散技術「ZENMU-AONT」を活用した「秘密分散ソリューション『ZENMU』シリーズ」の展開を行います。


また、国立研究開発法人産業技術総合研究所により開発された理論と「ZENMU-AONT」開発のノウハウを生かした「秘密計算ソリューション」(QueryAhead)の開発を進めています。


ZenmuTech(ゼンムテック)の業績
※有価証券届出書引用


同社のZENMU-AONTは、「データ自体を無意味なものとして扱う」という新しい発想のセキュリティだそうです。


データを暗号化したうえで複数の意味のないデータに変換・分散し、分散片単独では元のデータの復元や解析をできないようにする処理を行います。


データの復元には暗号鍵やパスワードによる管理ではなく、全てのデータの分散片をそろえることで復元するアルゴリズムを実現しています。


なんだか一歩先を行くセキュリティー構想のように感じますよね。


ZenmuTech(ゼンムテック)の事業系統図
※有価証券届出書引用


この他、秘密分散技術を応用し、国立研究開発法人産業技術総合研究所との共同研究を基に秘密計算ソリューション「QueryAhead」を開発しています。


秘密計算技術を用いることで、データを秘匿化したまま計算や通信、保存などの処理を行い、クラウドや社内サーバーなど環境を問わずに安全にデータの受け渡しや加工・分析が可能となり、


データの利活用の活性化によるビジネス機会の創出、産業の活性化が期待されています。


ZenmuTech(ゼンムテック)の販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


その他事業では、シンクライアント用「Windows Embedded OSのカスタマイズ」及び「シンクライアント基盤最適化コンサルティング」を「Embedded」ソリューションとして提供ししています。


ZenmuTech(ゼンムテック)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2014年3月04日、東京都中央区銀座八丁目17番5号に本社を構えます。代表取締役社長CEOは田口善一氏(1961年5月28日生まれ63歳)、株式保有率は7.06%(84,000株)です。※2025年2月22日調べ


従業員数35人で臨時雇用者0人、平均年齢48.9歳、平均勤続年数4.0年、平均年間給与6,765,000円です。


セグメントは情報セキュリティ事業の単一セグメントになります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
岡積正夫145,400株12.21%
セグエグループ株式会社119,800株10.06%
田口善一84,000株7.06%
四国電力株式会社65,200株5.48%
株式会社Win463,600株5.34%
株式会社テクノスジャパン61,600株5.17%
TNPスレッズオブライト投資事業有限責任組合53,400株4.49%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2025年9月22日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


また、四国電力株式会社やVC出資等に対しては90日間(2025年6月24日まで)のロックアップ付与、ロックアップ解除倍率が売出価格の1.5倍以上となっています。


上場前の第三者割当等による新株予約権の割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。


親引けはありません。


ZenmuTech(ゼンムテック)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。


最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


【独自初値予想】
  • 第一弾1,800円~2,200円
※ロックアップ価格超えも期待できるかも?


幹事名割当株数引受割合
岡三証券(主幹事)-株-%
SBI証券-株-%
松井証券-株-%
アイザワ証券-株-%
岩井コスモ証券-株-%
マネックス証券-株-%
むさし証券-株-%


岡三証券主幹事なので岡三オンラインから抽選に参加すると当選確率が高まると思います。立会外分売では結構当選者が出ていますよね。


使い方次第でメリットがありそうです。一度も入金することなくIPO抽選に参加できます!


現在タイアップ中なので1回取引で現金3,500円分をプレゼントしています。まだ証券口座を開設されていない方にご利用いただけたらと思います。1回取引となっていますが手数料無料で売買可能です。




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さらに投資したら上乗せしてAmazonギフトカードが貰えるためタイアップをご利用いただけたらと思います。最大7,500円分になります!詳しくは別記事にまとめています。




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
PER-倍PBR-倍
PER-倍PBR-倍
PER-倍PBR-倍

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2019年5月31日~2027年5月30日6,000株2,500円
2019年5月31日~2027年5月30日2,000株2,500円
2019年5月31日~2027年5月30日9,000株2,500円
2019年5月31日~2027年5月30日1,000株2,500円
※発行回数が多いため省略しています


発行済株式総数1,072,800株に対する新株予約権の割合は10.85%に相当します。結構多いと思います。


ZenmuTech(ゼンムテック)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

ZenmuTech[338A]のIPOには参加したいと思います。小粒IT系で人気が見込めます。


業績も拡大しているため需要はあると思います。ダイナミックマッププラットフォームと上場日が被っていますが問題ないと認識しています!


ZenmuTech(ゼンムテック)IPOのまとめ
※ZenmuTech公式サイト引用


自社開発した秘密分散技術「ZENMU-AONT」を活用したビジネスを展開している企業です。ビジネスモデルはフロー型とストック型があります。


どの程度世の中に広まっている技術なのかわかりませんが、日立製作所や国立研究開発法人産業技術総合研究所などレベルの高い企業に販売しているため実力もありそうです。


メインとなるビジネスは秘密分散技術になり独自の秘密分散アルゴリズムとなっています。


上場承認時の競合比較では競合他社の参入や変化のスピードに迅速かつ柔軟に対応できない可能性はあるものの、業績不安はなさそうです。人件費や開発費が課題となりそうです。


kimukimu

情報セキュリティ分野への投資になるため過去のIPOでは初値2倍や3倍は期待できたと思います。今回はどうなるのか楽しみです!!



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