伊澤タオル(365A)がスタンダード市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。売出し案件でVCのイグジットとしてIPOが利用されます。


主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券やSBI証券などが共同となっています。売出株数3,750,000株、オーバーアロットメント562,500株です。上場規模は想定発行価格700円から計算すると約30.2億円になります。


伊澤タオル(365A)IPOが上場承認
※伊澤タオル公式サイト引用


「ODM生産」「キャラクターIP製品」「EC販売」の3つのチャネルで製品販売を行っている企業です。


コロナ禍を経て家庭でのタオル共用が見直され、抗菌タイプや機能性などのタオルの付加価値が注目されているため業績に反映されているそうです。


ただし、タオル小売市場においてはPB商品を供給する大型小売店、対面販売に加え自社プラットフォームにおけるEC強化などが目立つようです。


また製品の大半を国外で製造しているため円安の進行による製品コストの上昇により、厳しい事業環境が続くことも予想されるそうです。なかなか為替が安定しないためこの辺りは未知数だと思います。


伊澤タオル(365A)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日6月20日
市場スタンダード市場
業種繊維製品
事業内容タオル製品等の企画・製造及び販売
ブックビルディング6月04日~6月10日
想定価格700円
仮条件6月03日
売出価格6月11日
初値結果
企業情報https://www.izawa-towel.com/
監査人三優監査法人


項目株数データ
公募株数0株
売出株数3,750,000株
公開株数(合計)3,750,000株
オーバーアロットメント562,500株
上場時発行済み株数10,000,000株
想定ベースの時価総額約70.0億円
幹事団三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同主幹事)
モルガン・スタンレーMUFG証券(共同主幹事)
SBI証券(共同主幹事)
SMBC日興証券
野村證券
アイザワ証券
岩井コスモ証券
東海東京証券
松井証券
委託見込三菱UFJ eスマート証券
SBIネオトレード証券
DMM.com証券


伊澤タオル(365A)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格700円を基に吸収金額を算出すると約26.3億円となり、オーバーアロットメントを含めると約30.2億円規模の上場となります。


同社が事業領域としているタオル業界は、ギフト需要やイベント需要を除く生活需要領域です。


主な販売先はCVS(コンビニエンスストア)、IP事業者(玩具メーカー)、EC事業者、DS(ディスカウントストア)、HC(ホームセンター)、GMS(総合スーパー)、DgS(ドラッグストア)等になります。


伊澤タオルの業績
※有価証券届出書引用


同社は幅広いターゲット層に対し、ニーズに基づいた日用品タオルを生産する「ODM生産」、IP企業と連携し高品質なキャラクタータオルを提供する「キャラクターIP製品」、自社ブランドを展開するB2Cビジネス「EC販売」の3分野に注力をしています。


EC販売において「タオル研究所」ブランドのタオルは、Amazonのタオル売れ筋ランキングで第1位から第3位を占めているそうです。


「タオル研究所」では独自に企画・開発したタオルを取り扱っており、そこで得た販売動向や消費者からの声などの情報を利用して、同社の各販売チャネルの製品開発にも反映させることで強みを発揮しています。


伊澤タオル(365A)の事業概要
※有価証券届出書引用


大きな特徴はファブレスモデルを採用している点です。自社工場をもたず主に海外の協力工場に製造委託をしています。


製品の設計や製造工程の開発に関しては同社が担っており、詳細にわたって協力工場に指示をすることで品質を保証しつつ大量生産を可能としています。


その他、ファブレスモデルを活かしつつ、研究・開発から、企画、製造委託、販売までの商流を一気通貫でマネジメントしている点です。これにより消費者のニーズを踏まえた機動的な生産に対応できる体制を整えています。


伊澤タオルの販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


伊澤タオル(365A)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2021年6月01日、東京都渋谷区恵比寿西一丁目26番6号に本社を構えます。社長は伊澤正司氏(1964年12月23日生まれ60歳)、株式保有率は23.97%(2,500,000株)です。※2025年5月20日調べ


従業員数79人で臨時雇用者0人、平均年齢36.5歳、平均勤続年数4年6ヶ月、平均年間給与4,813,000円です。


セグメントはタオル製品等の企画、製造及び販売の単一セグメントになります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
ジャフコSV6投資事業有限責任組合6,000,000株57.53%
伊澤キャピタルパートナーズ合同会社2,500,000株23.97%
ジャフコSV6-S投資事業有限責任組合1,500,000株14.38%
國元恵子39,000株0.37%
甫天和宏24,000株0.23%
※株主上位5名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2025年12月16日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


親引けはありません。


伊澤タオル(365A)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。


最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


【独自初値予想】
  • 第一弾650円~800円
※割れる可能性もありそう?


幹事名割当株数引受割合
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同主幹事)-株-%
モルガン・スタンレーMUFG証券(共同主幹事)-株-%
SBI証券(共同主幹事)-株-%
SMBC日興証券-株-%
野村證券-株-%
アイザワ証券-株-%
岩井コスモ証券-株-%
東海東京証券-株-%
松井証券-株-%


ジャフコの売出し案件なので気が引けます。事業はIPOでは好まれないと思うので上場できるのか?とそこにも注目です。


機関投資家需要期待の銘柄だと思います。


上場規模は妥当な感じもしますがVCの売出しというだけでイメージが悪いIPOだと言えそうです。流石にVCの思い通りにはいかないと思いますけどね。


kimukimu

ということで話は変わり凄いキャンペーンが始まったのでお知らせしたいと思います!



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類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
PER-倍PBR-倍
PER-倍PBR-倍
PER-倍PBR-倍

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2025年2月01日~2032年2月14日158,000株287.578円
2025年2月01日~2032年2月14日54,000株288.164円
2025年6月03日~2033年5月25日169,000株310円
2026年8月02日~2034年7月11日48,000株600円


ストックオプション(新株予約権)は381,000株が上場時に行使期限を迎えます。


発行済株式総数10,000,000株に対する新株予約権の割合は4.29%に相当します。新株予約権による潜在株式数は429,000株です。


伊澤タオルIPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

伊澤タオルのIPOはジャフコ系VC売出しなので上場ゴール感があります。


配当は現時点で行われているようですが、のれん償却前当期純利益が変動する可能性があるそうです。配当性向は50%が目安です。


伊澤タオルIPOのまとめ
※伊澤タオル公式サイト引用


製品の製造は中国、ベトナム、インド、その他諸外国のサプライヤーに製造を委託しています。円安になると同社利益に大きく響いてくるようです。


また、EC販売におけるブランド戦略の強化を実施し売上を伸ばすことを想定しているようです。業績で当期純利益を確認すると2024年2月期がピークのようにも感じます。


大手予想の業績予想を確認して投資するのか判断したいと思います。多くの公募組は不参加なのかもしれません。


kimukimu

VCの売出し案件は初値が上がるイメージがありませんよね。それに今回は業種が「繊維製品」なのでなおさら初値が飛ばない気がします。



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